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タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

転び方の講習?

2022-02-16 12:13:16 | 山歩きから
しばらく休んでいた山グループの室内例会を来週行います。

せっかくの機会なので、このころ山を歩きながら考えていることを話すつもりです。

    

高齢登山者の事故は珍しいことではありません。今や日常的なこと???

タカ長が山を歩きながら考えているのはそのことですが、結論を言うと「実害の少ない転び方をしよう」と言うことになります。まるで転び方の講習会みたいです。

あって欲しくないことですが、この歳になると転倒は誰にでも起こります。タカ長は昨年も今年も転倒したことはありませんが、いつ転んでもおかしくないと思いながら歩いています。

野球の選手に例えたら、転倒したら「エラー」で、転びそうになっても何かにつかまるなどして転ばなかったら「ファンブル」だと思って歩いています。

その例で言うと、昨年はファンブルしましたが、エラーはしませんでした。そのタカ長も転倒とは無縁ではないので、同じ転ぶのなら実害の少ない転び方をしよう、話すつもりです。

具体的には次のようなことです。

    

どこにでもあるような普通の登山道です。右側が谷地形になっています。これより急な谷はわが裏山でも普通にあります。

登山道の様子はこの写真では分かりませんが、わずかに右側が低くなっています。

このような道を歩くとき、右足(谷側)を進行方向に踏み出し、左足(山足)は山側に向けるよう意識しています。と言っても30度も45度も向けるわけではありません。

角度にしたら1度か2度かも分かりません。ひょっとしたら意識だけの問題かも分かりません。

しかし、そのチョッとした違いが、もし転んだとき体が谷側に落ちるか、山側に倒れるかを分けることになると考えているのです。

言うまでもないことですが、谷側に向かって転ぶと被害が大きくなります。

このような意識の持ち方が大切なのは、このような道だけでなく、幅1メートルの登山道を歩くときも必要で、もしもの時には少しでも被害が少なくて済むような歩き方を心がけています。

モデルのタカカノは足を痛めているので、タカ長が指導するような歩き方は出来ません。そのように、それぞれの人の体の状態を考えながら自分の歩き方を考えないといけないのは言うまでもないことです。

    

高齢者にとって転ばないことはとても大切な生活技術です。

山と町では環境がまったく違いますが、転ぶこともあることを意識のどこかに置いておくことは大切だと思っています。

タカ長たちの奥の手は滑り台方式。歩いて下りることに少しでも不安を感じたら、腰を下ろして滑り台を滑る感じで下りること。

ズボンが汚れたら洗濯機に投げこめばきれいになりますが、痛めた足を洗濯機に入れても治りませんから。

コメント
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