大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

地方分権は正しいか

2011-03-01 13:59:27 | 地方自治
表題のタイトルで、とあるMLの投稿がありました。

そのスレッドに私も投稿したものをこちらにも掲載します。
MLの前後がないとわからんよ、っていう部分はご容赦のほどを。

【以下投稿文再掲】

私は地方議員ですから、視線がどうしても実務面ではなく政治についての見方になりますが・・・

(中略・他の方からの投稿引用部分なので)

確かにこまごまとした判断は、
現場に任され現場で下すことができるのが良い
=地方分権は機能するしそれが望ましいと言われる所以
なんですが、お示しの基地の事例しかり、
「政治的判断で、時に批判を浴びようとも毅然と進めねばならない」
ことが折々にあるのではないでしょうか。
また、人口減社会の中で、
次世代を確保する人口誘導・増加策についても、
自治体間競争と言われ、選ばれる強い自治体であれ、と望まれると
(私は必ずしも人口誘導がバラ色の未来とは思っていませんが)
前例がどうとか、周辺自治体と足並み揃えて、なんて言っていては
いつまで経っても、自治体の独自色は打ち出せず、差別化が図れません。
この部分でもやはり
「時に批判を浴びようとも毅然と判断する政治」が求められるのだろうと思います。
そこには当然、十分な説明を伴わないといけませんが。

しかし現状は、
護送船団で身の回りの利害調整を優先し、横並びや国の指示、前例を基準に判断し、
住民には十分な説明が持たれない。
「それが政治というもの」と、そうした対応をしている張本人たちも、
時に住民も寛容に、こういうものですよ、と開き直る。

「今、地方分権されても困る。自己責任で自己決定する能力が足りないから」
というのは、昨年、交流会議の企画の席で、
私も含め複数自治体の議員が 口を揃えて言った言葉です。

分権は、本当に自治体が自己責任で自己決定できてこそ有効で、
その必要条件が、今見る限りまだ整っていない。
その必須条件を、「分権そのものが是か非か」ということと切り離して考え、
条件整備に向けてできる限りのことをしていかないといけない、という見方をしています。
分権は進めるべき、それは、条件が整っていないからまだ後で、ということではなく、進めるべきだと思っています。
並行して、必死で条件を揃えられるようにやっていかないといけない。
政治に実際にあたる構成員として、重い責任を感じているところでもあるのですが。

さらには、
政治は有権者の投票行動の結果で行う人が決められるのであり、
「うちのまちに基地はいらない」という自治体の長を選ぶのも有権者、
同じ有権者が「ここに基地をどうしてもお願いしないといけない」という国会議員を選びます。
投票を経て、異なる判断をする人が立つことがあるわけで、
有権者の責任とか、有権者であること、選挙の結果で政治が動いていることを、
もっと認識していかないといけない。
この部分も、もっと伝えていかないといけないですね。

なんだかまとまりがなくなってすみません。

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