大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

【23年6月議会】議員辞職を求める請願 賛成討論 全文

2011-07-04 12:05:24 | 日常
討論の原稿を掲載します。
前日までに用意しているので、当日の他の方の発言を聞いて内容を加除することがありますが、原稿のまま掲載しますので、当日の変更点は書き加えられていない状態のものです。

(原稿転載 以下)
久野議員の辞職を求める請願 賛成討論

会派としてではなく紹介議員として、採択いただきたいとの立場で討論いたします。

請願は憲法16条に明記された国民の権利であります。当請願は、倫理委員会において5月30日に辞職勧告の措置がなされる以前の5月26日に提出されており、当定例会において審査いただくには、6月1日の午後5時が締め切りとなっておりました。そして、措置の対象となった久野議員がどのように対応されるか締切日の6月1日まで見守ったうえで、委員会による辞職勧告を受け入れていただけないと解し、引き続き辞職を求めていきたいという請願者の意思を確認しております。
紹介議員としては、委員会の判断及び委員の方々を軽んずるつもりは毛頭なく、倫理委員会の委員一同におかれましては、厳しい日程の中、何度もご協議なされ、市民感情及び同じ議会の構成員としての職責より、大変重い判断を下されたと承知しております。
 しかしながら、倫理委員会が要綱に基づいて設置されており、その設置と経過報告ならびに措置について、本会議を通っていないことをも事実として認識しております。議員の正式な態度表明として本会議による議決より重いものはなく、要綱設置の委員会の表決が、議決を経る本会議と同等と考えることは、本会議の軽視、本会議における議決権の軽視であります。要綱設置であれ委員の皆様方が真剣に考え判断に及んだ倫理委員会は当然に尊重いたしますが、本会議の議決と同等と考えることは尊重の度合いが過剰であると考えます。
 また、倫理委員会での措置は、委員の皆様方が市民の思いを考えたうえでなされた決断であるとしても、不祥事を起こした議員の所属する議会の構成員としての判断であり、一方請願の審査は市民の能動的な意思として辞職を求めたいとする行動に対しその意思を尊重するか否かを判断するもので、全く同じものを再議することにあたらないと判断しました。
 さらには、5月30日の倫理委員会の措置に対し、久野議員ご自身が決心していただけなかったのであれば、辞職を求める請願を本会議で採択いただくことは、正式な議決をもって委員会の措置の後押しとなると考えたものです。
 以上、当請願を採択いただきますよう議員の皆様方にお願い申し上げます。