大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

情報公開が前進した日

2009-09-10 23:52:07 | 未分類

前進した、といってもささやかですが・・・・

大府市議会21年度第3回定例会、一般質問が終わりました。
私の登壇順は一番最後、きょうのお昼前でした。

今回の一般質問で、大きく3つの項目を出していたうちの1つが情報公開。
この間計画延期が発表になった「おおぶ文化交流の杜」について情報公開手続きをしたときに、たくさん不開示になったので、異議申し立てをしたところ、大量の不開示・部分開示がひっくり返ったのが基礎情報。

細かく項目を分けて質問しましたが、市は決定を取り消したにも関わらず、
「最初の決定は誤りではない」ってがんばってました・・・・じゃあ何で決定取り消して再決定したんだろう?誤りじゃないなら、審議会がなんと言おうと取り消さなきゃいいじゃん?
「審議会との見解の相違があった」だけなのだそうです。
大人の理屈ってよくわからん・・・
で、相違はあれど、「審議会を尊重したので取り消し、答申にしたがって再決定した」と。

まぁ表現を詰めても意味がないですし、「誤りを認めさせる」ことだけが今回の質問の狙いではないですから・・・

前進したポイント
Q「職員の情報公開についての教育は?誤った決定を繰り返さないためには?」
A「新人には、公開に係る部分を取り入れて文書事務研修を行っている。職員への情報公開条例の目的・主旨を再認識させたい。」
Q「情報公開審議会からの「不開示のときには理由を詳細に示すこと」指摘にはどう対応する?」
(異議申し立てで、私が主張したことを受け入れた審議会の意見でした)
A「審議会の指摘事項なので尊重する」(=異議申し立ての私の主張が通ったということ)
Q「異議申し立てがあったとき、申立人が行使できる反論書や意見陳述などの権利を説明すべき」
A「このような制度があることを、今後、申立人に説明するようにしていく」

他にもこまごま聞いていますが、成果はこんなところ。
くだいて言うと、
「初めから見せときゃよかったものを見せなかった、こういうことを繰り返さないように職員の教育は?⇒職員に再認識させます」
「見せられない、って判断したときは、どうして見せられないか詳しく理由を示しなさい、って審議会に言われたよね?⇒指摘を尊重します(=ハイ今後そうします)」
「異議申し立てをしたあと、反論したり意見を述べたりできる、って受け付けたときに説明してよ?知らないとできないよ?⇒これからは申し立てた人に説明します」

実は、是々非々と言っている無党派一匹オオカミに、「やります」という返事をするのはかなり珍しいんです。市長の選挙の応援に行かなかった議員、決算や予算に反対した議員というのは、「決して色よい答弁をしない」というのがこの業界のセオリーのようで。
外様で参入した私にはよく理解できないセオリーですが。
誰の発言だろうが、まちのためにとって、市民にとって、良いこと・必要なことは、粛々と対応することが、まちを良くするということだと思うので、とりあえず不可解なセオリーは置いといて、私は力を尽くすのみ。


しかし、60分って足りない!
聞いている人に、質問に至った背景や思いを伝えたうえで質問しようとすると、どうしてもイントロが長くなる。けれど、これを端折っては「どうしてこれを聞こうとしているか」が薄くなるし?
通告を2テーマに絞れば良かったかもしれないけど、質問するにもいろいろ時期というものがあって、今回はどれも後回しにできないと思ったし。
質問と答弁の応酬で詰めていく、掘り下げる作業に時間がかけられなかった・・・
なんとか上手くできないものか?今後の反省事項です。