気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

野菊を詠った母の俳句

2019年11月17日 | 伊代の俳句

今年は珍しく菊の花が綺麗に咲いた。

毎年咲かせようと苦心するのだがなかなか上手く咲かない。
葉が下の方から、病気にかかるのか虫のせいなのかマダラ模様になって、
枯れてくる。花も綺麗に咲かない。
でも今年は台風などもあり、雨風に打たれたはずなのに、何故か綺麗咲いた。
 
母が同人誌に菊の花を詠った俳句があったのを思い出した。
 
道の辺に 残る野菊の 香を聞かん
 
野菊かあ...
 
野菊咲くあぜ道、その先に見えるずっと続く利根川の堤防。
 
田舎が恋しい...家に帰りたい...。
 
「田舎が恋しい...と思うのは甘えたいという辛さ」だと誰かが書いていた。

 

 
やはり、甘えたい人が居なくなったからなのだろうか?
 
私にとって田舎や家とは、やはり母のことなのだろう。そう思う。
 
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