今年は珍しく菊の花が綺麗に咲いた。
毎年咲かせようと苦心するのだがなかなか上手く咲かない。
葉が下の方から、病気にかかるのか虫のせいなのかマダラ模様になって、
枯れてくる。花も綺麗に咲かない。
でも今年は台風などもあり、雨風に打たれたはずなのに、何故か綺麗咲いた。
母が同人誌に菊の花を詠った俳句があったのを思い出した。
道の辺に 残る野菊の 香を聞かん
野菊かあ...。
野菊咲くあぜ道、その先に見えるずっと続く利根川の堤防。
田舎が恋しい...家に帰りたい...。
「田舎が恋しい...と思うのは甘えたいという辛さ」だと誰かが書いていた。
やはり、甘えたい人が居なくなったからなのだろうか?
私にとって田舎や家とは、やはり母のことなのだろう。そう思う。