TacoToma

タコとトマトが好き。
つまり食べることが好きってことです。
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大資本vs市民の戦い? Osaka vs Kobe

2013-06-13 18:51:44 | 神戸

あべのハルカスがオープンした。

梅田のグランフロントに次いで、日にちにして1月半の差でのスタートだ。

GFOはJRの貨物駅あとを中心とした再開発地域に阪急阪神Hが主導して作られたパブリックゾーン、一方あべのは近鉄である。

 

その昔、あべの近鉄百貨店は涙が出るほど古くて小さい百貨店だった。そして、およそ20年前だったと思うが、大型の百貨店に建て替えられたのに、さらにそれをハルカスにするという大英断。

あべの地区の再開発は何十年も前からの懸案で、ハルカスの道をはさんで西側もすでに再開発がすすみ、見違えるようになった。

その淋しい百貨店があったころ、この近辺で飲んだ帰ろうと思っても、めぼしい飲み屋すら少なかったような場所である。当時のことを思えば、ものすごい発展だ。

 

ここには近鉄の焦りを感じる。

阪急阪神の梅田、南海のなんば(なんばには近鉄も乗り入れているが)に対して、あべの(天王寺)は近鉄のおひざ元である。

かつて「2011年問題」と言われて、2011年に梅田(大阪駅)周辺の再開発が完成すると、大阪の他の繁華街は全部梅田へ持って行かれるんじゃないかと危惧された。

実際2011年開業予定だった阪急百貨店の建て替えの完成が2012年に伸びたので、時期はずれ込んでいる。

2011年問題に対して、なんばにある高島屋は増床し、そしてあべのハルカスである。

 

こんな感じで大阪は巨大なビル群とその中に新しい街が誕生するという形でものすごい商業集積となり、GFOは1カ月で700万人超を集めた。

 

さて今日、私は美容院で雑誌をめくっていた。それは神戸特集のSAVVYである。

最近神戸(三宮や元町)に降り立つと、何かうら寂しい感じがする。それもそのはず、大阪のような新しい巨大ビルなど、神戸にはない。

ひとつひとつのビルの大きさも小ぶりだし、すでに古いし、その他の店も小さくて古びている。

しかし、雑誌をめくっていると神戸は魅力的だった。

小さいけどセンスのいい、愛おしくなるようなお店ばかり。特に「食」の分野は秀逸だ。

そしてそれらは大資本によって造られたものではなく、個人のシェフが開いた店だったりするわけで、そこには人の気配や思いが感じられる。

いいんじゃない?

 

GFOも行ってみたが、私の予想では1年たったら店はかなり入れ替わると思う。

集積度が高く、立地もいいから便利ではあるが、特に魅力的なものはない。近大マグロ? 別にそんなの食べたくないし・・・。

ファッションも、そんなにたいしたことない。

700万人来て1人あたり600円台の支出だというのは、当然だろう。

 

神戸の個人店舗よ頑張れ!

 

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