
見終わりました。
久々のキム・ジウ脚本作品ということで、やはり、「魔王」「復活」に出ていた脇役陣が沢山出演されていましたね。
それはさておき、このドラマの原題は「発酵家族」で、毎回おいしそうなキムチを作るシーンがでてきて、それぞれのキムチにメッセージがこめられている。
回も最後の方になると、「人間は過去を恨むことより、未来を信じることの方が大事」という大きなメッセージが何回も繰り返されます。
この辺は、世界中どんな人間であれ陥りがちな心理、恨みや後悔といった後ろ向きな考え方に対して、そんなことでウジウジしないで、もっと前向きに生きなくちゃという話なんでありますが、それがドラマのテーマというのが日本人にとってはウザイ感じもするじゃありませんか?
でも、それをメインテーマに全24話もかけて描くというのが、やっぱり韓国の社会を反映しているような気がします。
韓国では昔から恨みというのが社会の底流に重く流れているということが、ある本に書かれていて、その本を読んだ時に、日本というのは水に流す社会で、いつまでもぐちぐち言わないで水に流して新たに出発しようという感じだと私は思いました。
美味しい料理を食べて心がほぐれていくという流れがドラマの中に何度も出てきました。
そして食堂に集う人々が、悩みを共有しながら家族になって行く。サスペンス的な部分もあるけど、どちらかというと心のなごむドラマでありました。
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