旅するはらっぱ~日々旅日記

from HP 「旅するはらっぱ」


各地の各智を旅する、

はらみづほの旅日記です。

●自給自足レッスン⑪廃屋ツアー(古材ゲットの方法)

2011年07月26日 | ほっかいどう旅
屋根に使う長尺材
  (棟木(むねき)、梁(はり)、桁(けた)など)
  が欲しいんだけど足りないんだよなぁ…」


 師匠ダイちゃんがそう言っていた翌日に、
 うってつけの材情報が舞い込みました!

●情報をくれたのは、右の宇宙くん
 やはり自力で、ボロボロの古民家をリフォーム中の彼は、
 ここらへん一帯の廃屋情報をたくさん持っていて、
 今回の物件はその一つとのこと。

●晴天の昨日、ちゃいはな開店前の時間を利用して、
 私にとっては、またまた人生初の「廃屋ツアー」に出発です。


●アスファルトの道路から
 モリモリ生い茂る木々や草の道に車で突入し、
 しばし進むと、“現場”に到着!

 まずは持参した鎌でボーボ生い茂る草を刈り、
 廃屋までの道を作る2人。(初心者の私は、本日、写真係)


●いよいよ廃屋跡に踏み入り……

●ダイちゃん:「おぉ~!あるねあるね~!!!」


●宇宙くん :「そうなんだよね~結構イイのがいっぱいあるんだよ~」


●うわ、ホントだ!
 一見、瓦礫の山だけど、
 よく見ると使えそうな角材や束石がゴロゴロしてる~!!!



●ほら、“長尺材”も、この通り!!!
 ちゃんと分けて積んであって、心を感じますね~




●なるべくホゾ穴のない、頑丈な長尺を物色。

「うん、コレがいいな」
 ……と、ギリギリ車に乗ると思われる3本をチョイス。



●運搬作業に危なくないように、まず、
 ゲンノウ(かなづち)の反対側のクギ抜きで釘を抜いて…


●宇宙くんが軽トラに乗せて持ってきてくれた
 「箱馬(はこうま)」を荷台にスタンバイ。


●な~るほど、こうすると、
 長尺も運びやすいワケなのね~!


●で、縄をかけて固定して……


●ひとまず出発!




●広い場所に出て、ダイちゃんの車に積み替えます。






●ダンボールで養生した車に、
 シートベルトも使ってしっかり固定。


●車からハミ出してしまう部分に赤い目印を付けて……


●私も乗り込みました~(笑)


「ホームセンターなどで売っている材はほとんど輸入品だから、
  なるべく古材や道産材を使いたくてね。

  こないだ床にフローリング材を張るのに、
  紹介してもらった道南の製材所で、地元産のスギを
  厚さ15ミリ×幅15センチ×長さ360センチに
  製材してもらったら、1枚¥300くらいだったよ。
  
  それにミツロウワックスを塗って使ってるけど、
  やっぱりすごーく気持ちいいよ~」


 と、宇宙くん。

 いや~すばらしい!!!
 宇宙くんと会ったのはほんの2回目だったけど、
 そんな思考の持ち主だったとは~!

 しかも、そんなに安く
 道産材のオーダーメイドができるとはビックリ!
 すごい情報、ありがと~!!!

 世界の森林破壊の最たる原因は、
 日本も大量に輸入している合板や木材、そして紙。


 ↓これは、世界一周後に、私の愛読誌「デイズジャパン」で見つけた、
  ショッキングなアマゾンの風景。

 私にとってアマゾンは、思い出すだけで涙があふれるくらい
 愛しい楽園だったので、この写真を見たときは
 ほんとうに心臓が張り裂けそうでした。

 日本人が日本の植林材を使うことは、世界の森を守るだけでなく、
 今、荒れ放題で雪崩や洪水の原因にもなっている日本の森の死を防ぎ、
 森エリアに仕事を与え、森を活性化する重要なアクションで、
 庶民にもできる一番の森林保全。

 今回の廃材セルフビルド計画でもし材を買う必要が出てきたら、
 そのときはぜひ宇宙くん方式で地元の製材所にお願いしてみたいなぁ…!
 とりあえず問い合わせて、料金など聞いてみることにしようっと。

●……と、すごい情報と的確なヘルプをくれた宇宙くんにお礼を言って、
 ダイちゃん師匠と私は、途中、こんな湖畔風景を楽しみながら、
 湖を挟んで廃屋と反対側の ちゃいはなに到着。




●帰宅後、私が手伝う前に一人でサクサク
 車から廃材ハウス現場に古材を降ろしちゃったダイちゃんと、
 お店の開店前に、汗を流しに洞爺湖へ(笑)。










……という具合に、ちゃいはなの目の前に広がる洞爺湖は、
夏はそのままで、温泉ならぬ“天然冷泉”。

私は水着を札幌に忘れてきてしまったので、
いつも服のまま入り、しばし泳いだり浮かんだりして、
汗流しとフィットネスとヒーリングを
いっぺんに満喫しています(笑)

これも、師匠ダイちゃんの姿を見て会得した習慣(笑)。
この気持ち良さ、皆さんにも味わってほしいです~!

●……というわけで、スペシャルゲストの来道とも合わせ、
 洞爺湖の自然大満喫のWSイベントを企画しました。

ただいま、旅するはらっぱHPで、
ちゃいはなでのイベント情報を発信中。

ぜひご覧くださいませ~♪


●自給自足レッスン⑩太陽光で、自家発電!

2011年07月25日 | ほっかいどう旅
●太陽光師匠、イオさん、夕張郡由仁町より参上!


●これが私のパネルちゃん。
 ヤフーオークションで2万円なーり♪
 100W発電できる新品を、
 イオさんに落としていただきました~


●パネルにはいろんなカタチ、
 いろんな大きさのものがあるそう。
 以下は、イオさんが持参してくださった
 デモンストレーション用のもの。

 この日行ったイオさんの自家発電スライドトークには、
 この太陽光パネル電池を使い、◆パソコン、◆プロジェクター、
 ◆パワフル扇風機(車のモーター冷却器!)

 太陽光で動かしました。

 扇風機は、写真右肩にある小さなパネルで直流発電。
 こんなに小さいパネルなのに、扇風機は超パワフル!

 ソーラーパワーって、スバラシイ!!!

●これが、車の部品を取り出したパワフル扇風機
 すごい威力!

 廃車から取り出して太陽光パネルをつなげば、
 直流で(交流に変換しなくても)すぐ使えるとのこと。
 被災地でもカンタンに役立ちますね。広めたい!!!


●太陽光発電で必要な太陽光電池パネル以外のツールは、
 基本的に以下の4つ+電気の配線コード。
 ①太陽電池パネル(いろんなタイプが出ています)
 ②バッテリー=電気は溜められます!
 (おススメは繰り返しの充放電に強い「ディープサイクルバッテリー」


 ③インバーター(直流を交流に変換する機械。
  乾電池は直流電流で、コンセントは交流電流


 チャージコントローラー(過充電・過放電を防止する機械)


 私の場合は、③④はイオ師匠がプレゼントしてくださったので、
 ①¥20000+②¥15000=¥35000+送料で、
 100Wの発電が実現!!!

 
 イオ師匠は、環境負荷を増やさぬために
 敢えて中古品を買っているそうですが、
 手に入りやすいのは新品とのこと。

 私のように、新品を
 4つ全て揃えても¥5万くらいで実現可能です。

 イオ師匠いはく、
 「何を動かしたいかで必要な発電量が変わるので、
  限られた資金でパネルを買う場合は、
  使用目的をハッキリさせることが大切」

 とのこと。

 私の場合、メインの使用目的は
 「パソコンが1日2時間以上できること」ですが、
 晴天が続いたこの2~3日は、目的達成以上の実績です。

●廃材ハウスができたらそちらで使いますが、それまではまず、
 ちゃいはな家屋内のマイルームで使う電気を発電するため、
 部屋からコードを伸ばし、日当たりのいい場所に設置。
 パネルに直角に日光が当たるのが、一番発電効率がいいそうです。

 私の場合は移動可能なように固定はせず、
 とりあえず地面に置くカタチにしました。
 これなら、太陽の向きによって動かすことも可能です。


●……と、そうこうしていたら突然、
 いつも仕事でお世話になっていて大尊敬している
 「ビオプラス西條デザイン」さんご一行が登場!
 伊達市の事務所に向かう途中で寄ってくださったとのこと。
 なんと一級建築士の山田さんもご一緒じゃ~ありませんか~!(汗)

 
 「この廃材ハウス、いかがでしょう…」
 と恐る恐る尋ねたら、山田さん、無言でニヤニヤ。

 でもその横で大橋さんがバシバシ写真をお撮りになっていて、
 ちょっと嬉しい気持ち(笑)

 師匠ともどもちょっと緊張しましたが、
 エコハウス作りの専門家に見に来てもらえて嬉しかった~!
 次回はもっとお話できるといいな~♪
 またゆっくりいらしてくださいね~!

●こちら、記念すべき“W師匠ショット”
 いや~ほんと、このお二人あっての
 私の自給自足プロジェクトです。感謝…!!!


 イオ師匠は太陽光発電のみならず、
 144個の空き缶で作った『太陽光温風暖房機』(圧巻!)
 使用済みペットボトルで作った『太陽熱温水器』なども製作&使用中。
(廃材ハウスでは、私も作って利用&レポートしたいと思っています)


 こちらは、イオさんからお土産でいただいた
 マグネシウム利用の『火付け石』で、
 使用済みティッシュに火をつけてみたところ。
 コレと木っ端さえあれば、私、どこでも生きていけそう!(笑)

 イオさんは、もう20年以上前から
 自作の自家発電ツールや太陽熱温水器をはじめとする
 エコエネルギーを暮らしに取り入れ生活してきた大先輩。
 
 3人のお子さんたちが小さい頃は週1で「電気のない日」を作り
 (お子さんたちに好きなTVがない曜日を決めさせたそうです)、
 家族5人ランタンの灯でごはんを食べ、食後はTVを観る代わりに
 家族で夜散歩に出かけたりしていたとのこと。ステキですね~!

 自然エネルギーを自作するいろんな知恵や情報をお持ちで、
 それらを楽しんで実践してきた方なのです。

 「ちゃいはな」にもまたお招きして、
 ソーラークッカーWSとか、
 自作エネルギー講座をやっていただきたいな~♪

 難しいこともわかりやす~く教えてくださる
 ステキな「自然エネルギーアドバイザー」
 イオさんこと早川寿保さんに「教わりたい!」「自分もやってみたい!」
 という方は、どうぞご連絡くださいね、ご紹介しますよ~♪

●……というわけで、
 師匠に4つの機材の接続法(とってもカンタン!)も教わり、
 ついに「ちゃいはな」での自家発電がスタート!

 ここのところお天気も上場なので、昨夜は、
 インターネットラジオで音楽を聴きながらミシン作業をし、
 ◆PC(昼間PCのバッテリーに蓄電)
 ◆照明 ◆ミシン の電力4時間以上分を全てまかない、

 今夜は、◆現在のPC電力(音楽もかけてます)と◆照明に使用中。
 2時間たってもまだ使えてます。ブラボー!!!




●自給自足レッスン⑨廃材ハウスづくり ~基本道具と、柱の継ぎ方

2011年07月23日 | ほっかいどう旅
今回は、
家作り・大工仕事に欠かせない
『6種の神器』
をご紹介!

廃材(古材)には、頑丈なものや上質なものも多い反面、
歪みがあったり、サイズが不揃いだったりするのが難点。

でも私たちは「ゴミを宝に!」がモットーなので、
古材の欠点を工夫や技術で補うよう心がけ、
厳密さより「だいたいオッケー」の精神で、
“ふつうに快適”な空間づくりを目指しています。

●家作りの神器①『水平器(いろんな部分の水平度がチェックできる超スグレモノ!)
気泡が真ん中に来れば「水平」のサイン。
思いついた人は、なんて頭がいいんでしょう!
私、この道具の大ファンになりました~(笑)


ホラ、こんなふうにも使えるの!

電気も使わず、こんなにシンプルな構造で
どこでも何でも水平にできちゃうなんて、
なんてステキなキャラクターなんでしょ~(うっとり)


●神器②『差し金(直角定規)

一方が決まると、もう一方も自ずと決まる。
「差し金を向ける」の意味を再認識!


「丸ノコ」の刃の長さ(切り幅調節)も、差し金で測ります。


●神器③『丸ノコ(電動ノコギリ
甘く見ると、コードも、指も、カンタンに切断。
電動工具は、便利だけどコワイ!
使うときは姿勢を正し、気合を入れて…


丸ノコ練習も兼ねて、縦横の柱をはめる穴を製作。



切り目が入った部分を、
●神器④「ノミ」●神器⑤「玄翁(ゲンノウ=トンカチ)」で削除。


えへ♪ちょっと大工さん気分。


最後は平らに削って、きれいに処理します。


ヒャッホ~!ばっちりハマリました~ばんざーい!


短い柱を長くするには……柱を継げばいいのです!
・まず「差し金」で2本の柱を継ぐ部分の寸法を測り、
・切る部分にエンピツで線を引き、
・線に沿って丸ノコで裁断します。


2本とも互い違いに裁断し…いよいよ合体なるか…?


よっしゃ~!ピッタリ成功な~り!


●神器⑥『インパクト(電動ドリル) 


インパクトのドリルで、柱をつなぐ穴を開けてます。
ブルブル激しく動く重たい電動工具なので、緊張&踏ん張り中。
まずはドリルで柱に穴を開けて……


「羽子板」と呼ばれる金具で、
縦横2方向の柱を継ぎ目ごと固定。


実はこんな体制。な~んか危なっかしぃなぁ~…(笑)


それでも無事にできました~!こちらは角っこ部分。
こうして主要な縦横2本の柱が固定されました~


「家作りって、でっかいプラモデルみたいだろ~。
 複雑なものを求めなければ、誰にでも作れるんだよ」
 


……というわけで、7月1週目で、ここまで完成。
このあと、土間の束石の上にも柱を建てて、
>屋根づくり→床づくり→壁づくり…と進みます。



●自給自足レッスン⑧廃材ハウスづくり ~基礎(床下部分)のつくり方

2011年07月19日 | ほっかいどう旅
お待たせしました~!
大変遅ればせながら、「廃材ハウスづくり」
の第一弾をレポートいたしまっす!

●こちら、人生初の“整地作業中”の図。

これが家作りの最初の一歩。
デコボコだったり、ナナメだったりする土地を、平らにするわけです。

テントを張るときにも必要な作業なので
やったことがある方も多いかもしれませんが、
12畳+αの広さを自力で整地するというのは、かなりの重労働。


●ダイちゃんがそれを、
 ほとんど一人で成し遂げてくれたとは……!!!!!!!
 男の人って何でそんなにチカラがあるんだろ???
 女も鍛えれば男の人みたいにできるのかな……

 …と、人間ブルドーザーのようなパワフル師匠の仕事ぶりに、
 頭の中が ??? と !!! でイッパイの私。

 炎天下の作業ゆえか、
 ピラミッドを作った人々に想いを馳せたりもして、
 ちょっとトランス状態(笑)。


●整地体験のあとは、束石(つかいし)という、
 家の土台となる石の埋め込み作業を初体験。

 この石の上に家を建てることで木造家屋を雨や湿気から守り、
 通気性を良くして、家を長持ちさせるのだそう。

 なんともシンプルな発想&構造なのですね~!


●これが、束石。いつか小屋作りをしようと思って、
 取り壊す廃屋からもらってきてあったものだというから、
 師匠の先見の明と貴重品ゲットの目利きに、またまた感心!

 私の力じゃ持ち上がらないほどヘビー級のこの石の約4/5を土に埋め、
 地上に出した1/5の束石頭の上に『根太(ねだ)』と呼ばれる柱を渡し、
 その上に床を張り、壁と屋根を載せたものが家の基本、とのこと。

 つまり、伝統的な日本家屋の基本形とは、
 「石の上に木の箱がのっかってる状態」で、

 石と木の箱は、接着剤や釘などで固定されているわけではなく、
 石の上にのっかっている木の箱の重みで固定されているだけなのだそう!
 (シンプル過ぎて、ワタシ的には、かなりビックリ!)    

●まずは、束石を埋めるための穴掘りから。
 師匠、ワシワシガシガシ、速い速い!!!


●私も師匠の見様見マネで、人生初の「束石穴掘り」スタート!


●エッホ、エッホ…
 ハァハァ…フゥフゥ…


●よっしゃ~!かなり深く掘ったぞ~!


●どれどれ、束石を入れてみよーっと!
 ヨッコラショーっとぉ~!
 ギエ~!!!重い~ッ!!!!!!!


●お、高さも位置もほぼオッケーかな…?
 束石のちょうど真ん中に、ちゃんと根太が載るかな?


●根太を入れて床板が水平に張れるかどうか、
 「ものさし柱」「水平器」でチェックすると…
 ヒェ~!根太分の寸法を入れると、ビミョーに水平になんなーい!
 まだ掘り足りなかったぁ~~~!(泣)


●師匠「残念でした~!じゃー束石取り出して、も~1回掘り直し!」

 私 「ガーン……りょ…りょーかい…すんましぇ~ん…(泣)」

 師匠「束石を穴から持ち上げるのは大変なんだ。
    チョットどいてみ。必殺コードリフト!
    重くてなかなか持ち上がらないから、
    このやり方を発明したんだー」


 私 「す…すごい…(尊敬!)」


●エッホ、エッホ…
 ヒィヒィ…ゼェゼェ…


●よっしゃ~!今度こそオッケーじゃ~!
 土入れまっす~!


●いや~ チョー疲れるけど、チョー楽しい~!!!


●ある程度土入れしたら、柱で土を突き固めるんスね!
 なんか餅つきみたい!
 フゥ…フゥ……でもコレ…かなり疲れるッスね… 


●ハァハァ…ふぅふぅ…
 ふぁいとぉーーーいっぱぁーーーつ!……


●疲れるけど楽しい~!疲れるけどキモチい~!
 なんかアドレナリン噴出!!!って感じ…(笑)


●バトンタッチした師匠は、私の100倍の馬力。
 速い!うまい!スゴイ! ……と見惚れてる間に、
 私の馬力じゃ、まだまだ突き足りていなかったことが判明…


●私の100倍速で、みるみるうちに穴埋め固定作業が進み……


●師匠「ある程度埋まったら、水をかけておくんだ。
     雨降って、地固まる。水が染み込んだ後は土が固まって、
     束石がしっかり固定されるんだよ。
     明日は雨の予報だけど、とりあえず水をかけておこう。

     ほんとは穴掘り作業も、雨が降った翌日にやるとサクサク掘れて
     すごくはかどるんだ。カチカチに固まった土も、雨が染み込んで
     掘りやすくなるんだよ」


 私 「ナ~ルホド!農作業だけじゃなく、
    建築にも天候が大きく影響するんスね~!

    自然に即した暮らしって、
    あらゆる面で宇宙とつながってくるんだな~」    


●……というわけで、
 土間キッチンの柱の下に来る束石4つの埋め込み終了!

家って、見えない根本に、こんな手間ヒマがかかってたんだ~!
今まで気づかなかったけど、石が文字通り縁の下の力持ちになって、
私たちの暮らしを守ってくれてたんだなぁ…!

自分でやってみたから、なんだかとっても、納得&安心感。
ほんのチョットでも体験すると、体が自然と理解するんだな…。

「家づくり」 という途方もなく巨大だった夢が、
自分の手の中に納まってくるような感覚。
 
意味がわかって身近になって、そのぶん怖さがなくなっていく。
「できない」が「できるんだ!」になって、心が自由になっていく。


 あ~うれしい!!!
 あ~楽しい!!!
 あ~ラクチン!!!
 
 束石さんたち、この家をどうぞよろしくね~!
 しっかり雨から守ってね~!



●自給自足レッスン⑦自然ごはん&お菓子 ~1~

2011年07月08日 | ほっかいどう旅
今回は「ちゃいはな」ごはん紹介、第一弾。

ここに来てからというもの、

◆食前に敷地内の自然農畑から間引いてきた野菜
(にら、ほうれん草、水菜、ルッコラ、にんじんの葉、ミントなど)

敷地内を毎日自由に走り回っている
 ニワトリちゃんたちからいただいた、産みたての卵

◆脇にある森や湖畔から摘んできた野草
(フキ、三つ葉など)

が、いつでも食べれる、基本の自給食材
ひと噛みごとにそれはそれは美味しく、ホンマに感謝感激です(涙)。

●私はWWOOF方式で滞在中なので
お店をお手伝いする代わりにごはんをごちそうになっていて、
基本的にランチタイムは、毎日食べてもまた食べたくて、
「ちゃいはなのナチュラルカレー」をいただくことも多いのですが、

料理上手の奥さん、ケイコちゃんが、身重ながらに
さりげなく美味しいごはんを作ってくれることも多いので、
チョイとご紹介しますね。

●これは、
ちゃいはな野菜+塩+オリーブオイル+レモン汁+ゴマ
の、「激うまシンプルパスタ・自家製ピクルス添え」


ランチタイム風景は、こんな感じ。
みんなで食べると、なおオイシイね♪


●こちらは、本日(七夕)のランチ
「畑のニラ+友達が獲ったホタテ入りビーフン」


師匠と私は、晴天の本日、ランチ前は
「廃材セルフビルドハウス」の基礎工事で土方仕事に汗を流し、
洞爺湖で泳いでその汗を水に流したあと(笑)、
ペコペコおなかに、ケイコちゃんが用意してくれたランチを投入。

いや~おいしかったの何の!
至福のひとときでございました~!

●このあとダイちゃんは、ふたたび土方仕事のつづきを。

●ケイコちゃんは、今週末に開く
「ちゃいはな・こども祭り」で販売する、
オーガニック焼き菓子づくりを。










●いっぽう私は、
廃材ハウスの基礎作り作業をダイちゃんにお願いし、
お菓子の焼けるいい匂いのダイニングキッチンで、
ブログの更新仕事を。


(毎日新しいことだらけで写真の整理すら追いつかず、
 夜書こうと思っても、体力電池切れで寝てしまうので…)

でも、
パソコンに向かって写真アップロードのために作業しつつも、
実は心と頭は別のことを考えて、ジ~ンとなっていました。

・ダンナさんは太陽の下でチカラ仕事をモリモリやって
・奥さんは美味しいごはんを作り家事をこなす


……というシンプルな生活ぶりに、何だか、
本来の人間生活の原点を見た気がしたから。


だって、お互いが、お互いにできないことをして、
ちゃんと調和してるんだもん。

これぞ「愛=合」だよな~!って
思えてならなかったのです。


●ダイちゃんは細い体なのにモーレツな馬力
人間ブルドーザーのように私の100倍の力仕事をこなし、
も~圧倒されまくり=大尊敬!

ケイコちゃんは
「私には土方仕事なんて絶対ムリ~」と笑いながら、
手馴れた様子で着々といろんな種類のスイーツを作り進めつつ、
ちゃーんとみんなのランチも用意してくれて…
その大らかな母性に、しみじみ感動&大尊敬!

2人にとっては当たり前の日常なのかもしれないけれど、
私にとっては「ステキな夫婦のカタチ」
さりげなく見せてもらった気がして、
何だか胸がいっぱいでした。

思えばとっても、七夕にふさわしい光景だったなぁ…。

こんなふうに、
くらしの中で「得意」と「不得意」が自然に調和する関係こそが、
お互いが自然に尊敬し合え、必要とし合え、
ムリなく愛し合えるカタチなんじゃないかな……。


2人の姿に、男女それぞれの揺るぎない魅力である、
父性と母性を感じました。ありがとう(涙)


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