●前号に引き続き、ピースウォークの報告会後に参加した、
「放射能ガレキについての講演会」についてお知らせします。
報告会後に行ったのは、この講演会↑。
NPO法人環境行政改革フォーラムの池田こみちさんのお話でした。
●だいたいの骨子は、
「池田こみち:がれき広域処理の本質的問題(詳細版:1時間)」
でも語られているので、ぜひご覧いただきたいですが、
講演会で特に私の心に残ったことは、
「政府が“東日本大震災のがれき”を全国にばら撒こうとしている理由」
についての解説でした。
●京大原子炉で、約40年間、
原子力工学の研究をしてこられた 今中哲二さんも、
「福島で出たガレキは、関西大震災で出たガレキとほぼ同量で、
関西大震災のガレキは地元内でふつうに処理していたので、
福島のガレキも地元内で充分処理できるし、焼却後に密封すれば、
放射性物質が漏れ出す危険もなく地元で充分保管できる量になるのに、
それを全国にバラ撒こうとしていること自体がウサンクサイ。
バラ撒く理由は “利権” でしょう」
と、札幌での講演会でおっしゃっていましたが、
下記のスライドは、それをさらに明確に示した、池田さんの図。
●国庫=税金。
つまり、この図を一部とする彼女の説明を一言で言うなら、
「放射性物質という危険物を含むガレキを、
福島だけに押し付けるのはかわいそう」
という浅はかな感情論に訴えることで、
国民から得た税金を、
お役所やガレキ処理の関連企業(マスコミも含む)の利益に変えること
が、ガレキを全国にバラ撒こうとしている一番の理由である、
とのお話で、非常に納得が行きました。
●「がれきの広域処理=日本中にガレキをばら撒く作業」
を政策として行うことによって、
その宣伝、準備、さまざまな作業で、何十億もの税金を、
一定の業者や役人の利益に公然と変換できるのです。
そんな理不尽でいいだけ税金を搾取しておいて、
「財政がクルシイから消費税を10%に増税します」
なんて、国民の奴隷化もイイトコ!
●これはまさに、原発社会の構図そのもの。
政府がこんなにも原子力発電にこだわる理由のひとつ=税金の搾取
であることが、ガレキ拡散問題で、より明確になりましたね。
は~ やれやれ……
●池田さんのお話から私が得たもう一つの大きな発見は、
日本人は世界有数のマスコミ信者である、というデータ でした。
なんと、日本人の70%が 「大手新聞の情報を信頼している」
と答えた調査結果があるそうです。
ちなみに、
日本と同じく70%だった国はフィリピンで、
60%台が、ベトナムなど、アジアの各国。
アメリカは、26%で、
イギリスは、確か、17%。
このデータを知って、私は目が覚める想いがしました。
だから日本人はコントロールされやすいんだなぁ…!
●大手新聞社をはじめとするマスメディアのスポンサー=財源
は企業や政府なので、
スポンサーの不利になる情報は、
たとえ知っていても公表しない場合がとても多く、
組織の内部にいる気骨あるジャーナリストが公表しようとしても、
多くの場合つぶされてしまうのが現実。
かつて、
そのスポンサーとメディアのつなぎ手である広告代理店で働き、
その後も大手出版社の雑誌で連載をしていた私は、
身をもってそう認識しています。
●池田さんは、
「やはり国民一人一人が様々な情報源を活用して事実を知り、
つながり合って自治体をはじめ各方面へ声を上げることが、
現実を変える一番の方法ではないか」
と、おっしゃっていました。
どの講演に行っても、講師の皆さんの結論は、ほとんど同じ。
やはりこの世の動向は、この世を創っている一人一人の
意識と行動にかかっているのだと思います。
●この講演会で得た情報も含め、
そのために役立つ最新情報を以下にいくつかお知らせしますね。
●これは、ピースウォーク関係者も多数参加するデモ行進。
5月5日(土)は、現在、日本で唯一稼働中の泊原発が、
定期点検のためストップし、日本の原発稼動が、いったんゼロになる日。
この記念すべき日を機に、
定期点検後もずっと原発が再稼動しないように、
ぜひ多くの方に参加してほしいアピールデモです。
札幌では、6日(日)12:00~も、大通公園8丁目スタートで
サウンドデモ 『原発ゼロ大行進』 があり、
「音の出るものでのアピール大歓迎!」 とのこと。
楽器がない方は、フライパンや鍋を楽器代わりにレッツジョイン!(笑)
●デモに参加するメリットは、
①自分自身がメディアになって、マスメディアが言わない事実を、
行進する町の人々に伝えられること。
(みんなで声を合わせて叫ぶ言葉=コール や プラカードなどで、
伝えたいメッセージを伝えましょう!)
②志を同じくする人々や、様々なオモシロイ人々と知り合えたり、
いろんな お役立ち情報を得られること。
③音楽、コスプレ、絵、言葉など、
様々なアートの可能性を知り、体験できること。
……など、イロイロ。
人生何事も経験です(笑)。
楽しみながら、レッツ・トライ!
●5月16日(水)は、
福島から札幌に避難してきた人々とつながるイベントの日。
私はピースウォークの報告会で矢内怜さんとお会いしましたが、
とてもチャーミングな女性でした。
現場の声を聴くことは、自分のチカラに気づく第一歩。
新しい出逢いが、新しい“自分エネルギー”に
気づかせてくれるはずです。
●そして、5月17日(木)は、
我らが鎌仲ひとみ監督作品、「ミツバチの羽音と地球の回転」が、
またまた札幌で上映される日!
まだご覧になっていない方も、一度見たけど…という方も、
このチャンスをお見逃しなく!
●そして、札幌じゃ行けないよ~! というアナタには、
肥田舜太郎医師の「内部被爆への手立て」 に関する情報をご紹介します。
私も大好きな東京・渋谷の映画&アートスポット、アップリンクが、
なんと、肥田さんの映画を作ったんですね~!
私はピースウォークの言いだしっぺ、吉村健次くん絶賛の
「内部被爆」(扶桑社発行)という新しい名著をゲットしましたが、
これはどうやら版元でも欠品中との噂。
肥田さんの著書は他にもたくさんありますので、
ぜひご自身でも調べて読んでみてくださいませ。
●札幌では、6月16日(土)に肥田さんの講演会があるようです。
う~ん、これも見逃せナイス!
●そしてもう一つ、
東京で行われている おもしろARTアクション をご紹介。
札幌から見に行くピースウォーク実行委員メンバーから聞いた、
「ひっくりかえる展」@ワタリウム。
ワタリウムは、私の東京在住時代、アップリンクと並んで
定期的にチェックしていたアートスポットの一つですが、
相変わらずオモシロイことやってるんですね~!
アートのチカラってすごい!
お近くにいらっしゃる方は、レッツゴー!
きっと思考回路が刺激を受けて、いろんな可能性が広がるはずです。
マスメディア以外のメディアもモリモリ活用して、
自分エネルギーを開発し、楽しく世の中を改良していきましょ~!
●というわけで、実は私は今、
私にとって今いちばんHOTなARTスポット、
洞爺湖畔の古民家カレー店「ちゃいはな」に来ています(笑)。
次号では 「ちゃいはなの今」 をお知らせしますね~
お楽しみに~♪
「放射能ガレキについての講演会」についてお知らせします。
報告会後に行ったのは、この講演会↑。
NPO法人環境行政改革フォーラムの池田こみちさんのお話でした。
●だいたいの骨子は、
「池田こみち:がれき広域処理の本質的問題(詳細版:1時間)」
でも語られているので、ぜひご覧いただきたいですが、
講演会で特に私の心に残ったことは、
「政府が“東日本大震災のがれき”を全国にばら撒こうとしている理由」
についての解説でした。
●京大原子炉で、約40年間、
原子力工学の研究をしてこられた 今中哲二さんも、
「福島で出たガレキは、関西大震災で出たガレキとほぼ同量で、
関西大震災のガレキは地元内でふつうに処理していたので、
福島のガレキも地元内で充分処理できるし、焼却後に密封すれば、
放射性物質が漏れ出す危険もなく地元で充分保管できる量になるのに、
それを全国にバラ撒こうとしていること自体がウサンクサイ。
バラ撒く理由は “利権” でしょう」
と、札幌での講演会でおっしゃっていましたが、
下記のスライドは、それをさらに明確に示した、池田さんの図。
●国庫=税金。
つまり、この図を一部とする彼女の説明を一言で言うなら、
「放射性物質という危険物を含むガレキを、
福島だけに押し付けるのはかわいそう」
という浅はかな感情論に訴えることで、
国民から得た税金を、
お役所やガレキ処理の関連企業(マスコミも含む)の利益に変えること
が、ガレキを全国にバラ撒こうとしている一番の理由である、
とのお話で、非常に納得が行きました。
●「がれきの広域処理=日本中にガレキをばら撒く作業」
を政策として行うことによって、
その宣伝、準備、さまざまな作業で、何十億もの税金を、
一定の業者や役人の利益に公然と変換できるのです。
そんな理不尽でいいだけ税金を搾取しておいて、
「財政がクルシイから消費税を10%に増税します」
なんて、国民の奴隷化もイイトコ!
●これはまさに、原発社会の構図そのもの。
政府がこんなにも原子力発電にこだわる理由のひとつ=税金の搾取
であることが、ガレキ拡散問題で、より明確になりましたね。
は~ やれやれ……
●池田さんのお話から私が得たもう一つの大きな発見は、
日本人は世界有数のマスコミ信者である、というデータ でした。
なんと、日本人の70%が 「大手新聞の情報を信頼している」
と答えた調査結果があるそうです。
ちなみに、
日本と同じく70%だった国はフィリピンで、
60%台が、ベトナムなど、アジアの各国。
アメリカは、26%で、
イギリスは、確か、17%。
このデータを知って、私は目が覚める想いがしました。
だから日本人はコントロールされやすいんだなぁ…!
●大手新聞社をはじめとするマスメディアのスポンサー=財源
は企業や政府なので、
スポンサーの不利になる情報は、
たとえ知っていても公表しない場合がとても多く、
組織の内部にいる気骨あるジャーナリストが公表しようとしても、
多くの場合つぶされてしまうのが現実。
かつて、
そのスポンサーとメディアのつなぎ手である広告代理店で働き、
その後も大手出版社の雑誌で連載をしていた私は、
身をもってそう認識しています。
●池田さんは、
「やはり国民一人一人が様々な情報源を活用して事実を知り、
つながり合って自治体をはじめ各方面へ声を上げることが、
現実を変える一番の方法ではないか」
と、おっしゃっていました。
どの講演に行っても、講師の皆さんの結論は、ほとんど同じ。
やはりこの世の動向は、この世を創っている一人一人の
意識と行動にかかっているのだと思います。
●この講演会で得た情報も含め、
そのために役立つ最新情報を以下にいくつかお知らせしますね。
●これは、ピースウォーク関係者も多数参加するデモ行進。
5月5日(土)は、現在、日本で唯一稼働中の泊原発が、
定期点検のためストップし、日本の原発稼動が、いったんゼロになる日。
この記念すべき日を機に、
定期点検後もずっと原発が再稼動しないように、
ぜひ多くの方に参加してほしいアピールデモです。
札幌では、6日(日)12:00~も、大通公園8丁目スタートで
サウンドデモ 『原発ゼロ大行進』 があり、
「音の出るものでのアピール大歓迎!」 とのこと。
楽器がない方は、フライパンや鍋を楽器代わりにレッツジョイン!(笑)
●デモに参加するメリットは、
①自分自身がメディアになって、マスメディアが言わない事実を、
行進する町の人々に伝えられること。
(みんなで声を合わせて叫ぶ言葉=コール や プラカードなどで、
伝えたいメッセージを伝えましょう!)
②志を同じくする人々や、様々なオモシロイ人々と知り合えたり、
いろんな お役立ち情報を得られること。
③音楽、コスプレ、絵、言葉など、
様々なアートの可能性を知り、体験できること。
……など、イロイロ。
人生何事も経験です(笑)。
楽しみながら、レッツ・トライ!
●5月16日(水)は、
福島から札幌に避難してきた人々とつながるイベントの日。
私はピースウォークの報告会で矢内怜さんとお会いしましたが、
とてもチャーミングな女性でした。
現場の声を聴くことは、自分のチカラに気づく第一歩。
新しい出逢いが、新しい“自分エネルギー”に
気づかせてくれるはずです。
●そして、5月17日(木)は、
我らが鎌仲ひとみ監督作品、「ミツバチの羽音と地球の回転」が、
またまた札幌で上映される日!
まだご覧になっていない方も、一度見たけど…という方も、
このチャンスをお見逃しなく!
●そして、札幌じゃ行けないよ~! というアナタには、
肥田舜太郎医師の「内部被爆への手立て」 に関する情報をご紹介します。
私も大好きな東京・渋谷の映画&アートスポット、アップリンクが、
なんと、肥田さんの映画を作ったんですね~!
私はピースウォークの言いだしっぺ、吉村健次くん絶賛の
「内部被爆」(扶桑社発行)という新しい名著をゲットしましたが、
これはどうやら版元でも欠品中との噂。
肥田さんの著書は他にもたくさんありますので、
ぜひご自身でも調べて読んでみてくださいませ。
●札幌では、6月16日(土)に肥田さんの講演会があるようです。
う~ん、これも見逃せナイス!
●そしてもう一つ、
東京で行われている おもしろARTアクション をご紹介。
札幌から見に行くピースウォーク実行委員メンバーから聞いた、
「ひっくりかえる展」@ワタリウム。
ワタリウムは、私の東京在住時代、アップリンクと並んで
定期的にチェックしていたアートスポットの一つですが、
相変わらずオモシロイことやってるんですね~!
アートのチカラってすごい!
お近くにいらっしゃる方は、レッツゴー!
きっと思考回路が刺激を受けて、いろんな可能性が広がるはずです。
マスメディア以外のメディアもモリモリ活用して、
自分エネルギーを開発し、楽しく世の中を改良していきましょ~!
●というわけで、実は私は今、
私にとって今いちばんHOTなARTスポット、
洞爺湖畔の古民家カレー店「ちゃいはな」に来ています(笑)。
次号では 「ちゃいはなの今」 をお知らせしますね~
お楽しみに~♪