お手っ！

ちょっとブレイクタイム。

十和田湖遊覧船のデッキに佇んでいたら赤とんぼがやってきました。
近づいても逃げないので右手にマクロモードにしたデジカメを持って
「お手っ」と言いながら左手を差し伸べてみました。
すると赤とんぼ君はサッと右足を私の指にかけてくれたのです。
心の交流ができた一瞬でした。

作品#84 名付けられる前から湖はある

十和田湖北東岸の「子の口」にある乗り場から遊覧船に乗船した。
デッキに立って湖に伸び出した御倉山を望む。
おそらく太古の昔から変らない風景を前にして言葉なく佇む。
もうすぐ遊覧船が出発する。

作品#83 渓谷を流れゆく

十和田湖から流れ出した水は奥入瀬(おいらせ)渓谷を下る。
途中、いくつもの滝からの水を集めながら
ときには自身が滝となって渓谷は流れる。
動きの少ない広大な森の中で水だけが悠然と動いている。
それはまさに龍神を彷佛とさせる。

作品#82 八甲田山系眺望

国道103号線沿いの湿原の沼に映る八甲田山系。
澄んだ空に白い雲。
あぁ、夏だねぇ。

青森県、十和田市。

作品#81 憧れの情景

雲の影が風に乗って地表を渡る。
普通なら影を見ることはできないが、
高みに登れば見ることができる。
ゆっくりとゆっくりと雲は流れ、
ゆっくりゆっくり影も流れる。

八甲田山ロープウェー山頂駅付近から青森市街を望む。

作品#80 銀鼠色の海と空

雲が空に満ちた午後には光が少なくなり、何もかもが色を失う。
高い雲に守られ、粛々と流れる低い雲。

静岡県、浜名湖にて。

作品#79 孤高の人

我が地方では有名な「長太(なご)の大楠」。
広く平らな田園地にたった1本、孤立している。
推定樹齢１０００年、樹高２３ｍ、目通り幹周 ８．１６ｍ、
枝張りは東西３２ｍ、南北３４ｍという。
私は離れたところから眺めるのが好きだ。
手前にある電柱が邪魔だがしかたない。

三重県鈴鹿市。

作品#78 天を紡ぐ

こういう景色にはもっと広角が欲しい。
4×5inchのシートフィルムで撮れば35mmフィルム換算で
焦点距離15mmぐらいの超広角になる。
けどシノゴのフィルムは持ち運びもかさばるので
あまり使いたくないなぁ。

青森市、八甲田、山頂公園にて。

作品#77 遠く遥か遠く

大きい風景だ。
低い雲は目線と同じ高さを流れている。

八甲田山ロープウェーの頂上駅近くにて。

作品#76 余生というものを考える

なすべきことをひととおりなし終えたあとには、どうすべきなのか。
立ち止まっていても仕方ない。
新たな道を選んで進んでいければそれもよし。
吹いてくる風に吹かれて流れてみるのもいい。

青森駅の北のはずれで改装されて佇む黄色い列車。