yamasa空夢日記

yama空 写真日記
山の様に高く、空や海の様に青く澄んださわやかな写真をたくさん撮りたいな。
カメコ日記で~す。

「田舎教師」の地

2018年02月14日 23時40分06秒 | Weblog

「四里の道は長かった。その間に青縞の市の立つ羽生の町

 があった」。。。行田から弥勒高等小学校へ

田山花袋の代表小説「田舎教師」。。。

実在の人物・小林秀三が書き残した日記をもとに、取材を行

って書き上げた小説。。。明治42年発行

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 主人公・林清三は熊谷の中学校を卒業し、家が貧しく進学で

きずに弥勒高等尋常小学校の代用教員となる。

友人と「行田文学」を発行するが4号で廃刊となる。

平凡な教師として田舎に埋もれたくない思いで、上野の音楽

学校を受験するが失敗する。

希望が一つ一つ閉ざされ、自暴自棄の時期もあるが、田舎で

の教師の価値に目覚め、生徒たちとの生活を送ることに決意

をするが、病気により、21歳の若さでこの世を去る。

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以前、田舎教師のお寺と墓をブログ掲載していますが、今回

初めて、弥勒にある円照寺を訪ねてみました。

お種さんの資料館があり、すぐ近くには、田舎教師の銅像が

あります。ここの道は、加須のジャンボ鯉のぼりを撮りに行

くときに通ったりする事があるので、銅像があるのは知って

いましたが、銅像も初めて撮ってみました。

地元の方にも愛される、田舎教師ですね。

円照寺

 小川屋のお種さんの資料館があります。

小説にでてくる小川屋は、実在し学校にお弁当を届けるお種

さんは、小川ネンさんという娘さんがモデルでした。

資料館には小川屋で使用されていたお皿やお種さんの持ち物

など生活用具なが展示されています。

 昭和13年、作家の川端康成、片岡鉄兵、横光利一の3人は、

「田舎教師遺跡巡礼の旅」として、熊谷、行田、羽生を訪て

いますが、川端康成が同行の2人を撮ったという写真も展示

されています。

当時の生活ぶりを伺いしる資料なども展示されています。

羽生駅から、すぐ近くのところにある建福寺。

まだ少し雪が残っていました。。。

「田舎教師」小林秀三のお墓があります。

このお寺に下宿したことがあるそうです。