酒井法子や押尾学の問題で、すっかり国民の関心事になった感のある薬物汚染。
まさかくまもとでこんなことをやる連中がいたとは思っても見なかった。
事件の舞台となった金峰山といえば、熊本市を代表する山。
頂上には放送局のアンテナが立ち並び、そこから熊本全土に電波が送られる。
言ってみれば、熊本版東京タワーというところか。
ワタクシは実家が熊本市なので、
小中学生時代には、よくこの金峰山で遠足をやっていた。
山の中腹には少年自然の家があって、小学生の時に泊まったことがある。
そこからさらに上の方に向かうと、「猿滑り」と呼ばれる難所にさしかかる。
岩がゴロゴロしている急斜面。
頂上への早道であるが、メチャクチャきつい。
そんな思い出深い金峰山の麓でこんなことが起きていたとはね。
それにしてもビックリしたのが、押収された大麻草。
育ちも育ったり、3mを超えるものもあったという。
主犯格は23歳の無職の男だが、共犯に高校生もいたとか。
でっかく育てて、校内で売りさばくつもりだったのだろうか。
大麻に限らず、薬物に手を出すのはよくない。
しかし実際には、相当大勢の人が薬物に手を出している。
その数の多さはもはやタバコ並みだ、という人もいる。
てことは、使用している人たちを犯罪者扱いするのは、もはや無理があるのでは?
だったら、ある程度の使用は認めた上で、乱用しないよう指導していった方がいいのでは?
実際、ヨーロッパではそういう更生のしかたをしているようだし。
と、今朝の熊本日日新聞で、大学のセンセイがおっしゃっていた。
それが正しいかどうかは、ワタクシ専門家でないからわかりません。
ただ言えることは、それでもクスリに手を出さないに越したことはない、ということ。