一説によると、高校野球は準々決勝が一番面白いと言われている。
根拠はいろいろあろうが、日本一への第一ラウンドという気持ちで試合に臨むからだろう。
たしかに「第3回戦」と「準々決勝」では、響きからして違う。
さて、本日は準々決勝の2試合が行われた。
優勝候補・花巻東にセンバツで敗れた明豊がリベンジを挑んだ第一試合。
花巻東 010 300 002 1 7
明豊 000 012 030 0 6
負けてしまいました明豊。
でも、負けたとはいえ、
菊池を擁する花巻東をよくぞここまで苦しめたと、
ここはほめたい。
長崎日大・明豊と、九州勢の底力を見たか。
相手が優勝候補でも、そう簡単に負けはしないぜ。
今度戦ったら、絶対勝つぞ。
でも、岩手県の皆様の名誉にかけて申し上げますと。
岩手県勢のベスト4入りは、実に90年ぶりだそうで。
おめでとうございます。
と述べつつ、第二試合。
新型インフルエンザも何のその。
たった13人で準々決勝に臨んだ立正大淞南と
新潟県勢初のベスト4入りを目指す日本文理。
結果はこうなった。
立正大淞南 000 201 000 3
日本文理 010 103 15× 11
昔、徳島県の池田高校がたった11人の部員でセンバツに出場し、なんと準優勝をもぎ取ったことがある。
当時の池田高校は「さわやかイレブン」と呼ばれ、蔦監督率いる「池田高校・山びこ打線」の幕開けとなった。
ちょっとだけそのことを思い出した。
とはいえ、日本文理は県勢初の4強である。
これまた、おめでとうございます。
さて、明日は残り2試合。
帝京 対 県岐阜商
都城商 対 中京大中京
私立の名門 対 県立の星。
「京」 対 「商」。