逝きし世の面影

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やつらを通すな!No PASARAN(ノーパサラン)鳥越俊太郎 最後の戦い

2016年07月13日 | 地方自治
『鳥越俊太郎氏が都知事選出馬を正式表明 中身のなさに不安も?』2016年7月12日 東スポWeb

ざっくり言うと
鳥越俊太郎氏が12日、都内で東京都知事選に立候補すると正式に表明した
質疑応答で都が抱える問題への考えを求められるも「具体的にはない」と発言
急な出馬とあって具体的な政策はなく、中身のなさには不安が残ったという

『民主主義とファシズムの一大決戦』やつらを通すな!(ノーパサラン)

『鳥越俊太郎氏が都知事選出馬正式表明 中身のなさにやや不安』との2016年7月12日の東スポWeb記事が何とも秀逸である。
マスコミ出身の鳥越俊太郎(76)は7月12日『生まれは九州。九州なまりが消えない都民だが、東京には30年は住んでいる。都民の資格は持っているつもりだ』と東京都知事選(14日告示、31日投開票)出馬を正式表明。
しかし、急な出馬とあって、政策はなし。明快な話し方だが、中身のなさに不安も残した。
鳥越氏が都知事に出馬を決意したのは改憲勢力が3分の2を占めた7月10日の参議院選挙の結果であるとハッキリ言いきっているのです。また癌で4度の大手術を経験したことや年齢から今回が最後のチャンスだとも言っているですから、これは『鳥越俊太郎 最後の戦い』 やつらを通すな!No PASARAN なのです。
No PASARANとはスペイン語で『やつらを通すな!』の意味で、これは第二次世界大戦の前哨戦だったスペイン内戦(1936年7月~39年3月)でイタリアのムッソリーニやドイツのヒトラーに支援されたフランコ軍と戦った人民戦線政府のスローガン。欧州全体でファシズムの嵐が吹き荒れる中で『跪いて生きるよりも立って死んだ方がましだ』とアメリカのアーネスト・ヘミングウェイは国際義勇軍として戦った自伝的小説『誰がために鐘は鳴る』は映画化もされている。
スペイン内戦ではフランコ反乱軍を支援してドイツやイタリアが軍事介入したが人民戦線政府を援助したのはソ連程度で微々たるもの。有力な欧米諸国の政府はスペイン共産党が参加する左翼の人民戦線政府を嫌っていて、みすみすファシストが勝利するのを黙認してしまうが、結果的にスペイン内戦の敗北(ファシスト軍の勝利)が人類史上最も悲惨な第二次世界大戦の導火線でもあった。米英仏が左翼の人民戦線政府を助けていれば第二次世界大戦は起きていなかったのかも知れないのである。

1951年セーラー服姿のオードリー・ヘップバーン。
アンネ・フランクとオードリー・ヘップバーンは同い年でドイツのオランダ占領に対する抵抗運動に参加し、資金集めのためにバレエを踊る。叔父と従兄弟はドイツへの抵抗者だったため、オードリーの目の前で銃殺、異父兄弟もドイツの強制収容所に送られる。
オードリーは少女時代にナチスレジスタンスで行動し、晩年はユニセフ親善大使としてアフリカで援助活動をしていました。

『鳥越俊太郎 最後の戦い。やつらを通すな!No PASARAN(ノーパサラン)のはずが、何か変』

鳥越氏は、都政では困難な安保や憲法論議の方法は、『具体的にはない。ありません』。
4年後のオリンピックは、『昨日出馬を決めたばかりで、細かい費用についてはチェックしていない。知りません』。
東京一極集中の是非も、『こうだという処方箋はありません。すいません』。
都有地の韓国人学校建設問題も、『まだ私はその任にないので具体的には知りません。しかるべく検討する』。
ほぼ白紙の状態だが、『強みは楽天的なところ。がんになってもショックを受けなかった。がんをくぐり抜けてきたことを考えると、都知事になって遭遇する苦難や障害もそれほど大変じゃないのかな』。
鳥越氏は民進、共産、生活、社民の野党4党が統一候補として支援する。会見後に同じホテル内で既に出馬表明している元日弁連会長の宇都宮健児氏(69)と会談。宇都宮氏は『選対として判断する』と態度を保留していたが13日夕方のぎりぎりのタイミングで『野党統一の成立は、千載一遇のチャンスだ』として出馬取りやめを発表する。
民進党から11日に出馬要請を受けていた元経産省官僚の古賀茂明氏(60)は、鳥越氏の会見に乱入して応援を約束。野党結束を印象付けた。

『7月10日参議院選挙で見ると鳥越勝利が見えてくる』

参議院選挙の得票数は東京地方区では、何と、トップ当選した人気の蓮舫候補効果で民主党の方が自民党よりも10万票も多かった。与党の自公両党と野党の民進と共産の合計ではほぼ同じ数字になる。自公3候補の合計票は230万157票。対して民共3候補の票の合計は229万7111票で、差はたったの3046票しかない。(社民党の増山麗奈は9万3677票)
東京選挙区で民主党の議席がゼロになった3年前の参議院選挙とは政治情勢が大きく違っているのです。
政党の本当の実力が分かる目安であると言われている政党名の比例区票で見ても、今回の参院選では東京都の政党別比例区票で、民主と共産の合計票は200万票の大台(知事選の勝敗の目安。これ以下だと勝てない)を大きく超えており与野党の力はほぼ拮抗している。(自公の合計票が若干、民共の合計票を上回っているが差は1割以下と小さい)
もしも直近の参議院選挙と東京知事選の結果が同じならば、与党が小池と増田の分裂選挙VS野党統一の鳥越の戦いなら自ずから鳥越俊太郎の大勝利は確実だ(小池や増田は当て馬だった)との結論になる。


右翼系サイトに掲載されていた東京オリンピック開催が予定されている2020年の日本の未来予想図

『1年前に発表されていた東京首都圏から西日本への老人疎開計画の作成責任者の土建官僚増田寛也元総務相』 

『首都圏の介護難民を地方が受け入れる?』

1年前の2015年6月4日、日本創成会議(座長・増田寛也元総務相)は東京圏(東京都、埼玉、千葉、神奈川県)の約13万人に上る介護難民の発生を予測。対策として介護人材やベッド数に余裕があり、態勢的に受け入れ可能な地方への移住を提言し、その候補地の名前を具体的に列挙して、ご丁寧にも地図まで添付する親切ぶり。
ところが、現在沖縄県を抜いて日本一の長寿県であり、日本でもっとも地域医療が充実している長野県が何故か首都圏の介護難民の受け入れ候補地に入っていない。
ある程度の適応力が有る若者とは違い、歳をとればとるほど住み慣れた故郷を離れたくない。
仕方なく故郷を離れるにしても、出来る限り今までの近くに住みたいのが人情である。年寄りにとっては家族や友人知人と離れるのは耐えられない苦痛なのである。
それなら首都圏からの移住候補なら、長野県以上の最適地は無いが日本創成会議(座長・増田寛也元総務相)は、あえて『長野』の名前を抜いている。
介護難民の口実で、フクシマの放射能難民を避難(移住)を画策しているので、近い長野県を抜いて、遠い北海道とか西日本の選んだと考えられる。
(移住推奨地に高濃度の放射能汚染地域を抱える群馬県や栃木県を抜いたのは当然としても、アリバイ作りにフクシマに近い山形県を入れたのは悪質である)



『増田寛也元総務相が首都圏からの「高齢者移住」を「現代版の姥捨て山だ」の批判で「多世代移住」に切り換える』

首都圏の介護難民というが、地方が介護が必要な高齢者を受けいれるとの発想がグロテスクである。
そもそも地方は若者たちが首都圏に行ったまま帰ってこないので、結果的に(東京のしわ寄せで)高齢化が極限まで進んでいるのである。
今でも老人が多い田舎に都会の老人が移り住んだらもっと老人人口の比率が上がる。
老人が老人を介護する究極の『老老介護』を考えているのだろうかとの当然の批判が沸き起こるが、なんと、この建設省出身のキャリア官僚は今度は『多世代移住』を言いだしたから怖ろしい。
増田寛也元総務相は東京圏の介護難民を受け入れ可能な地方への移住を提言したが日本一の長寿県であり、日本でもっとも地域医療が充実している最適地の長野県が入っていない。
首都圏の介護難民の受け入れ候補地では無かったのである。
この介護難民の地方移住案ですが、一般市民から『まるで現代版の姥捨て山だ』との当然な批判が沸きあがった。
この非難の声に対し、3週間後に増田寛也元総務相は地方移住は高齢者だけでなく、首都圏からの若者を含めた『多世代』での地方移住案だと言い出した。
『高齢化』とか『介護難民』は単なる目暗ましの『口実』であり、ようはフクシマの放射能に汚染された東京圏からの一般の住民脱出を円滑に進めたいのである。

『不吉な予言者(貧乏神あるいは死神)としての増田寛也』

増田寛也が与党自民党の東京都知事選の正式候補に決まったが、なぜかマスコミは挙国一致で全員が1年前の2015年の驚愕的な地方移住案に付いては(不都合すぎるので)一切沈黙を守っている。
大昔の話ならともかく、たった1年では誰も忘れない。現在の不思議な状況ですが、本当に忘れているとしたら1億総痴呆症である。
2年前の2014年(福島第一原発事故から3年後)には増田寛也は同じく日本創成会議座長の肩書で『2040年(26年後)までに地方の半数が消滅する』という衝撃的なデータを発表していた。
1年前と2年前の二つを総合して考えれば、自ずと『怖ろしい結論』が見えてくるのである。
このあまりにも不吉な予言者増田寛也ですが総務相時代には東京都の法人事業税や法人住民税を毎年数千億円規模で地方へ配っていたが、岩手県知事(3期12年)時代には週末に湯河原の別荘に通った升添以上で年間100日も外国とか県外視察で岩手県にはいない。しかも無駄に大きい箱モノづくりで借金を1兆2千億円に含らませ岩手県の財政を破綻寸前に追い込んでいる。
岩手県議会関係者は、『増田さんは岩手ではハコものや工場を造ったが、結局、うまくいかなくて、借金ばっかりつくって、すたこらいなくなった。今、岩手県ではその処理をやって大変です』と嘆いているが土建屋知事の尻拭いで県民は大迷惑。普通に考えれば評判が悪すぎる不吉な増田寛也よりも自分から手を挙げたマスコミの受けが良い小池百合子の方が最適だと思われるが、なぜか自民党の全員から嫌われている。
与党自民党ですが、小池百合子だけは嫌だから仕方なしに消去法で『不吉な予言者』(最悪の貧乏神)の増田寛也を東京都知事候補に選んでいた。(これは2012年に何を言いだすかが不明の軍事オタクの石破茂だけは嫌だと、もっと問題が大きい安倍晋三を自民党総裁に選んだのと同じ動機)

『原子力ムラとゼネコン東京五輪利権と増田寛也のずぶずぶの関係』

孫崎 享 ‏@magosaki_ukeru · 7月14日
東京電力ホールディングスは13日、社外取締役の増田寛也相が8日付で辞任したと発表した。辞めればいいという問題でない。世界的最悪企業の代表的存在である東電の社外取り締まりに就任するという人物が東京都知事に的確かという問題である。

金子勝 ‏@masaru_kaneko · 7月14日
【また腐る】
増田寛也氏は福島事故の責任逃れに終始する東京電力の社外取締役に収まっていた人物。
増田寛也氏は岩手県知事時代にも西松建設疑惑があったようだ。東京五輪でゼネコンに優しいかも。
金子勝 ‏@masaru_kaneko
【原子力ムラの村民】
増田寛也氏は原賠機構で東電救済後に、東電の社外取締役に。経産省の作業部会で使用済み核燃料最終処分場選定の委員長。
原発大好きです。東京に原発と最終処分場を公約にしたら。



『恐る恐るだが唯一日本国最大最強のタブー(怖ろしい禁忌)に挑戦した鳥越俊太郎の勇気ある挑戦』

連合は自主投票=民進と対応分かれる【都知事選】
時事通信 7月13日(水)
2014年の前回都知事選選挙で、民主党が小泉純一郎が担いだ細川護熙元首相を実質支援したが、連合東京は自公が推した舛添要一氏を支持している。(社共両党だけが宇都宮を支持)
前回金に汚いネズミ男『升添要一』を担いだ連合は、今回も同じで増田寛也を『政策的に近い』と自公両党と相乗りする動きがあったが、野党統一路線の民進党執行部の鳥越擁立を見て、連合側は民進党との真っ向対立を避け、自主投票(傘下労組の判断に委ねる)にした。
東京電力労組など原発推進勢力を抱える連合東京が13日の執行委員会で正式決定した『自主投票』ですが、今回の都知事選の争点が実はマスコミが誰も言わない放射能被害の隠蔽工作であるとの何よりもの証拠であろう。
今の日本の政治情勢ですがフクシマを抜くから訳が分からなくなる。憲法改正を含む何もかも全てが、誰も言わない『原発問題』(放射能被害)に収斂するのである。
ところが『フクシマ』は日本の最大のタブーなので、公開の場所では誰も語れない。
ジャーナリストの鳥越俊太郎が出馬会見なのに、掲げる政治政策を何も語らなかったのは当然だった。
その後に日本外国特派員協会( The Foreign Correspondents' Club of Japan / FCCJ)での宇都宮を含む都知事選4候補による共同記者会見の席上で鳥越俊太郎が示した知事当選後の最大項目とは、鳥越以外の他の3人とは大きく違い『がん検診100%』であったことは何とも象徴的である。


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