逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

行き場がないヤクザと犯罪者の解放区

2018年11月20日 | 放射能と情報操作
福島第一原発事故から7年半経った今でも放射線量が高い「帰還困難区域」の出入り口は警察が厳重に警備している


膨大な量の放射能廃棄物のフレコンパックの「黒い袋」が野積みされた無人の町を大型ダンプが行き来きしているヤクザの解放区

人材確保をヤクザに依存するフクシマ 『ヤクザのヤクザによるヤクザのための原発や除染現場』

『原発廃炉の作業員になった「ヤメ暴」――行き場のない人間が辿り着いた場所』
11/19(月) Yahoo!ニュース

福島第一原発懸命の作業が続く。周辺の汚染された地域では除染作業も続く。“日本で最も危険な場所”で現場で働く元ヤクザたち。暴力団への締め付けが厳しく暮らしはままならない。行き場を失った彼らが、生活をするためのよりどころとして辿り着いたのが福島第一原発だった。その“現実”を当事者たちに聞いた。(取材・文=今西憲之、鈴木毅/Yahoo!ニュース 特集編集部)

身元調査
福島第一原発敷地内の一室に呼び出され東電面接官から質問された。
「暴力団との関係はありますか?」
「過去5年に懲役刑は?」
「海外への渡航歴は?」
根掘り葉掘り過去を聞かれる。原子力規制委員会が去年からテロ防止のために電力会社に義務づけた「身元調査」だ。
原発作業員に対して、住民票などを提出させ、海外渡航歴や薬物歴、犯罪の前科、暴力団やテロを行う恐れのある組織との関係などを自己申告に基づいて調べる。中央制御室や放射線管理区域などに立ち入ったり、重要情報に接したりする作業員たちを対象に2017年11月から始まった。(★注、本人の自主申告なら事実上フリーパス。本物のテロリストや凶悪犯が正直に自主申告するとでも思ているのだろうか)
「もちろん元ヤクザだなんて言えません。『過去にはやんちゃしていたけど、この5年間は警察の世話になったこともない』と誤魔化す。
面接官の関心はテロ組織とのつながりで、海外渡航歴を執拗に聞かれたが、そっちはたまに東南アジアに遊びに行くくらい」
数年前からフクイチの現場で汚染水処理関連の作業に従事する40代後半の男。作業服で穏やかな表情で淡々と語るが、以前は指定暴力団6代目山口組の直参組長側近だった人物で警察捜査資料に「組幹部」と載っていた。

ヤクザから辿り着いたフクイチ
「まさかヤクザから原発の仕事に転身するなんて思ってもみませんでした。原発の現場に入るのは審査が厳しいだろうと不安でしたが、実際はザルで誰でも仕事ができた。現場には数年前まで元ヤクザや前科者がゴロゴロいましたよ。とにかく人手が必要だった“急性期”は終わったのか、ここ2~3年で審査が厳しくなって、いまはもう、スネに傷をもつ人間はなかなか中に入れません。すでに働いていた人たちも、今年に入って身元調査が厳しくなるというウワサが流れて、過去がバレる前に辞めようと去っていった。いま残っているのは、過去はなんであれ、“プロの職人”です」

下請け会社に紛れ込む暴力団
フクイチ現場は今も終わりの見えない闘いが続いている。東電によると現在、敷地内では1日当たり約4230人が働く。
廃炉作業完了まで40年、事故処理の費用は20兆円を超えると試算される。放射性汚染水は今もたまり続けている。9月には東電が決めた放出基準値の最大2万倍にあたる放射性物質が検出された。

現場は常に人手不足
作業員募集は東電(周辺地域の除染作業では環境省や自治体)→元請け会社(メーカー、ゼネコン)→1次下請け→2次下請け→3次下請け→次々下請けに丸投げ。もちろん元請けのメーカーやゼネコンは暴力団徹底排除だが、下請けには暴力団企業舎弟も紛れ込んでいる。
警察庁2012年上半期「暴力団情勢」は『被災地の復旧・復興工事に労働者を違法に派遣するなど、震災の復旧・復興事業に介入している実態がうかがえる』
新聞も、違法に除染作業員を派遣した2013年に住吉会系組員、2015年には山口組系組員が逮捕された。2017年9月にも山口組系組長が逮捕されるなど相次いでいる。
危険で人が集まりにくい作業に巨額の公的資金が投入されている。原発作業員や、さらに多くの人員を必要とする周辺地域の除染作業員は、復興マネーを狙うヤクザにとって大きなビジネスチャンスだった。

生活に困ったヤクザにちょうどいい
元暴力団組員の、いわゆる「ヤメ暴」は、復興ビジネスとして暴力団が入り込むケースと、また違う一面がある。
「ヤメ暴たちの『再就職』事情」で紹介したように、暴力団対策法や暴力団排除条例などで、いまやヤクザは「食えない職業」になった。ヤクザをやめた後も5年間は暴力団関係者とみなされ、銀行口座開設や住居の賃貸契約などが制限される。仕事にもなかなかありつけない。元ヤクザたちは厳しい現実に直面しているのだ。
廃炉や除染の現場は、こうした行き場を失った元ヤクザたちが最後に行き着く場所にもなっている。3次下請けの原発作業員として働く(背中に大きな入れ墨がある。20年近くその世界で生きてきた山口組系列の元組幹部)は、
「自分はこれまで10人くらい、原発作業員として元ヤクザを入れました。会社と話して1人につき1日2000円くらい斡旋料をもらっていた(★注、会社ぐるみのピンハネ)。懲役のときに刑務所で知り合ったヤツが中心。出所時に刑務所まで出迎えにいって連れてきたこともある。自分の給料と合わせて、多いときで月100万円以上もらっていましたね」
「シャバではヤクザがますます厳しくなっています。生活に困った元ヤクザはいくらでもいる。みんな元ヤクザの肩書を背負って世間で生きていくことが、どれだけ厳しいかよく分かっている。作業員になれば、会社の寮にも住めるし、食いっぱぐれた元ヤクザにはちょうどいいですよ」
危険で敬遠される仕事だから、“社会から放り出された人間”にお呼びがかかる。
「みんなキレイごとを言っていますが、自分たちのようなヤクザ者がいなければ、原発の収束作業はどうにもならなかった

組長の「お付き」が、
20歳過ぎからヤクザで、当初は“腰掛け”のつもりだったが、組長に気に入られ、以来十数年、ヤクザとして生きてきた。
「組長にずっとつく“お付き”がヤクザとして一番長くかかわった仕事でした。例えば、組長が神戸の山口組本部に上がるときは、常に周辺に異常がないか、襲撃の危険性がないか確認しながら同行します。緊張の連続でしたが、組長はとても情に厚く、子分にも気遣いを欠かさない。誇りに思える人物で、自分も必死で仕えてきました」。
「組幹部をはじめ逮捕者が出て、自分もパクられてしまった。仲間の何人かはヒットマンの嫌疑をかけられた。事件をきっかけに組の内部がギクシャクし始めて、出所後も戻るに戻れない状況になってしまいました。それで、何かが自分の中で切れてしまって、ヤクザとは縁を切る生活を始めたのです」
しかし、元ヤクザの働き口は限られている。
地元を離れ都内のデリバリーヘルスの運転手の職を得たが、2011年の東日本大震災で店の売り上げが激減し、仕事がなくなった。
その後、「またしても仕事を失って、どうしようかと途方に暮れていたときでした。ヤクザで同じ組にいた元同僚から連絡が来たのです」。

30人いれば10人はヤクザ
“旧友”はフクイチの中で仕事をしていた。聞けば、労働時間に比べて報酬はかなりいいという。人手不足だから、ぜひ来てほしいというのだ。
「月50万円は堅いということでした。元ヤクザでも大丈夫なのかと不安でしたが、現実に彼は中に入って仕事をしている。それならば、と紹介してもらうことにしたのです」
元同僚が所属していたのは、原発事故の収束作業をしている3次下請けの会社だった。原発の知識もなければ、現場作業の経験も若いころにやったアルバイト程度。しかも元ヤクザ。それでも履歴書の職歴に「ラーメン店勤務」と書き、面接を受けると、あっさり採用された。
初めて原発敷地内に入った日のことは、よく覚えている。放射性物質に触れても体に付着しないように白い防護服を着て、手首や足首をテープできつく巻く。顔には全面マスクをつける。
「怖くないといえばウソになります。顔や手足が締めつけられ、じっとしていてもすごい汗。緊張して心臓がバクバクしているのが分かりました。自分みたいな人間が、原発事故の収束作業という、こんな大それた仕事をしていていいのか、と思いましたよ」
そんな疑念もすぐに消えた。
作業が終わって着替えるとき、ふと見回すと、あちこちに入れ墨姿が。明らかに小指がない者もいる。
「30人いれば、10人はヤクザ者でした。突っ込んだ話はしませんが、お互いその世界にいたからすぐ分かる。そういう場所なんだ、と思いました」
原発内での作業は常に危険と隣り合わせだ。特に汚染水処理関連の作業には細心の注意が必要で、防護服の上に専用の分厚い雨がっぱという重装備で作業に当たる。
「夏場の暑さは想像を絶します。作業は1時間もできない。立ちくらみが起き、息もできなくなる。熱中症寸前です。そこで倒れたら会社の管理問題になってしまうので、踏ん張るしかない。ヤクザのときよりつらい経験でした」

現場は被曝から逃れることはできない
作業員の被曝線量の上限は「1年間で50ミリシーベルト」「5年間で100ミリシーベルト」と決まっているが、1日で1ミリシーベルトを超えることも。
「つい最近も、仲間が作業中に高濃度の汚染水を全身に浴びてしまった。防護服の上からでもかなりの被曝で、すぐに除染をしたから大事には至らなかったものの、一歩間違えば命にかかわっていた」
さらに厳しいのは、原発作業員の仕事が「割に合わなくなってきている」ことだ。以前に比べて日当は確実に下がっている。1年ほど前には、3次下請けの作業員にも社会保険の加入が義務づけられた。保険料が日当から差し引かれ、「やっていられない」と何人もの仲間が辞めていった。
数年前に月50万円以上あったが、いま月30万円に届かない。もはや“おいしい仕事”ではなくなりつつあるのだ。

多くのヤクザが、条件の緩い除染作業に流れる
元ヤクザを“斡旋”する側、
「今では原発の仕事もすっかり管理が厳しくなって、たとえヤクザをやめていても簡単には入れません。収入も一時期ほどよくないので、周辺地域の除染作業に人を回していますよ。除染作業は原発内の仕事ほどやかましいことを言われない。だから、そっちに人を送ればいい。まだまだビジネスチャンスはあるので、稼がせてもらおうと思っています」

「帰還困難区域」で、
原発事故でまき散らされた放射性物質の除染作業は、放射線量が高いため長期間帰宅できない福島県内の「帰還困難区域」を除き、2017年度末で終わったとされる。環境省直轄で除染が進められてきた福島県内の11市町村を含め、8県100市町村の作業で投入された作業員の延べ人数は約3200万人、計上された国費は約2兆9000億円に上る。
2017年度からは、「帰還困難区域」の一部での除染作業が始まり、さらに、これまでの作業で「仮置き場」にためられた膨大な廃棄物の運搬・処理という作業も残っている。
原発事故以降、「帰還困難区域」に指定されて無人となったこの町でダンプカーがひっきりなしに走って「死の街」だった双葉町に、不思議な活気が戻りつつあった。

一時帰宅中の住民が
「国の『特定復興再生拠点』の事業で、双葉町の一部をモデル地区として徹底的に除染し、住民を帰還させる計画があるそうです。『復興五輪』を掲げる2020年東京五輪に合わせた動きです。同年春には、一部不通になったままのJR常磐線を全線開通させる計画で、いま双葉駅の新駅舎の建設が急ピッチで進められているのです。もちろん、今、住んでいる人はいません。除染してもどれだけ帰ってくるのか……」
町中では、震災直後からそのままになっている家屋の解体作業と除染作業が進められていた。町の外れには、3カ月前にはなかった新たな「中間貯蔵施設」が姿を現していた。除染作業で削り取られた汚染土や草木などの廃棄物を詰めた二重構造の「黒い袋」(フレコンバッグ)が、うずたかく積み上げられている。

熊本地震や西日本豪雨災害も
除染作業を請け負う地元建設会社は、
「除染作業が一段落して、仕事がなくなるのかと不安でしたが、次に回ってきたのが帰還困難区域の家屋の解体や除染です。これまでの作業員をそのまま回して対応しています。会社の経営もおかげでなんとかやっていけています」
誰にでもできる単純作業だが、問題は人集めだ。
除染作業員に元ヤクザや元受刑者が多くいるというのは、ゼネコンの担当者も分かっています。表向きは暴力団関係者は厳禁だとか言っていますが、現場は常に人手不足で、真面目にやってくれさえすれば、何も言いません。うちも夕食時に『小指のないやつ、手を挙げろ』と言ったら、半分くらい手が挙がったほどです。元刑務官の除染作業員がいたんですが、『風呂に入ったら入れ墨ばかりで、ここは刑務所の風呂かと頭がクラクラした』と驚いていました」
「暴力団関係者かどうかを気にしていたら人は集まらない」という切羽詰まった事情がある。
「まず募集をかけて応募があると面接。そこで一応、暴力団関係者かどうかチェックします。指があるかないか、それが判断基準。ただ、小指がない人でも真面目そうだったり、『やめて10年になります』と言えば雇います。とにかく人手がないですからね」
電離健診診断書を持って元請けのゼネコンなどの採用担当者で簡単な面接があって新人教育を1日受けて、翌日から作業に入る。
山口組系の元組員で、覚せい剤絡みの事件などで2回服役していたが、数年続けていた除染作業員を今年6月に辞め、現在は熊本地震の復興作業員として現地に行っている。
「最近は、ほかの災害の復旧工事に流れる傾向がありますね。福島は警察の警備が厳しく、職務質問も頻繁ですから。今年も西日本豪雨災害があったから、ますますそちらに流れるんじゃないでしょうか」

(ヤクザが支える原発)
やくざ者が人生で初めて社会保険や年金の掛け金も支払うようになった。日々の作業で技能も身についた。溶接、クレーン、配管、玉掛け、足場などの専門的な資格も取得した。「資格試験には当然、ペーパーテストもあります。机の上でテストに向かったのは30年ぶりでしたよ」。
「ヤクザをやめても突っ張っていた時期はあった」。
「今、人生で初めてまともに働いています。目標を持って結果を出すことは、やってみれば楽しい。自分はヤクザに戻るつもりはありません。自分を始め、周りにヤクザだった人間はいますが、それでも真面目にやれば、こうやって原発の復旧を末端で支えていける。過去がなんであれ、頑張るヤツが原発を支えているのです」
「元ヤクザの過去は消せませんが……できればもうちょっと手に職をつけて、いつか自分で事業を起こしたいと考えています」。
(抜粋)
11月19日Yahoo!ニュース


(3年前の『知能低下とフクシマで多発する不可解な事故や事件』2015年12月12日 放射能と情報操作から)

フクシマの現場では、「用紙」の様な簡単な漢字にも「ようし」と振り仮名が書いてある徹底ぶりには呆れるやら驚くやら。
原発作業員の大部分が日本語が苦手な外国人の不法就労で無いとしたら、レベル7の核事故で極限まで人材が枯渇している末期症状で最早フクシマが絶体絶命の『限界』
『大都市のホームレスのテント村が消えていた』
悪魔の碾き臼新自由主義の小泉純一郎の派遣労働解禁で、日本は大都市の河川敷とか公園には解雇された派遣労働者のブルーシートのテント村が大量に出現する。
ところ一時あれ程あった大都市に林立していたテント村が完璧に消滅しているのに、メディアがまったく報道しないので、誰も気が付かないが日本は短い間に大きく変質しているのである。
ブルーシートのテント村の住民たちが全員消えていた。
小学校低学年で学ぶ簡略な漢字が読めないような低質の労働力は、よほどのことがない限り企業は雇いたくない。
福島第一原発での収束作業ですが被曝量の上限値があり、その関係で必然的に『人間の使い捨て』が行われている厳しい現実があり、フクシマのような放射能汚染の現場では、新たな人手がいくらあっても足りないのである。(必要人数は増えている。ところが一般土木作業とは違い被曝上限に近いベテランの熟練技能者は基本的に作業が出来ない) 大都市の河川敷とか公園にあったテント村の解雇された派遣労働者(ホームレス)までも雇用するフクシマの現場では、すべての漢字に『ひらがな』でふり仮名(ルビ)をつけるのは当然の処置だったのである。
(一部を抜粋)


服役後に同じ犯罪を繰り返した前科10犯の極悪変質者が刑務所から真っ直ぐ向かった先が放射能汚染のフクシマだった。除染現場から中学1年男女2名殺害、死刑求刑もヤッパリ一直線だった

『ヤクザに丸投げさてていたフクシマ(放射能汚染)の怖ろしい真実』

被曝限度の関係で次々とベテラン作業員が離脱し極度の人手不足から仕方なく、ヤクザが拉致まがいで手口で大都市のホームレスをかき集めたり、大阪寝屋川市の中学1年生男女2名の連続殺人犯のように(特異な性犯罪を繰り返してシャバと刑務所を往復していた)病的な変質者が長年服役していた刑務所から直接福島県の除染作業の現場に送り込まれているとの指摘は今まで『逝きし世の面影』だけだったが、数年前に外国通信社が報じ今回は日本国内の大手メディアも取り上げる。

『やっとマスメディアがネット(逝きし世の面影ブログの記事)に追いついた』あまりにも厳しすぎる日本の現実

福島第一原発の収束作業ににしろ福島県の除染作業にしろ同じで、作業員の日当は国費で賄われているのですから、本来なら国が直接雇用すれば中間(下請け)業者による中抜き(搾取)が無い分だけ、給与がアップするので『人材が集まり易い』と思われる。ところが現状は何十もの下請け企業の『中抜き』を経て作業員の取り分は数分の1に下がっている。(危険手当を含めて1日3万円以上なのに、手取りは1万円程度)基本的に無茶苦茶なのですが、この不思議の原因とはズバリ『ヤクザ』が全てを仕切っているからだった。
この我が日本国の恐ろしいタブーを、『遅すぎる』とはいえ今回Yahooが報じた意味は限りなく大きい。


福島市に生息する野生のニホンサル

<原発事故>福島の野生ニホンザルに放射性物質の影響か11/20(火) 毎日新聞

 ◇二つの研究チームが米科学誌に報告
福島県内に生息する野生のニホンザルについて、福島第1原発事故後、成獣の骨髄で血液のもとになる成分が減ったり、胎児の成長が遅れたりしたとする研究成果が米科学誌に相次いで報告された。事故で放出された放射性セシウムを木の皮などの食べ物から取り込んだことなどによる被ばくの影響の可能性があるという。
成獣を調査したのは、福本学・東北大名誉教授(放射線病理学)らの研究チーム。福島第1原発から40キロ圏内にある南相馬市と浪江町で事故後に捕殺されたニホンザルを調べ、成獣18頭で骨髄中の成分を調べ他の地域と比べた。その結果、血小板になる細胞など血液のもとになる複数の成分が減っていた。さらに、一部の成分は、筋肉中の放射性セシウムの量から推定される1日あたりの内部被ばく線量が高い個体ほど、減り方が大きくなっていたという。福本さんは「健康への影響が表れるのかなど、長期的な調査が必要だ」と話す。
また、羽山伸一・日本獣医生命科学大教授(野生動物学)らの研究チームは、福島市が個体数調整のため2008~16年に捕殺したニホンザルのうち、妊娠していたメスの胎児を調べた。原発事故前後の計62頭のデータを比較したところ、事故後の胎児は事故前に比べ、頭の大きさが小さく体全体の成長にも遅れがみられた。母ザルの栄養状態には変化がなく、チームは事故による母ザルの放射線被ばくが影響した可能性があると結論づけた。
◇人とサル、異なる被ばく量
羽山教授は「サルは森で放射性物質に汚染された食べ物を採取していた上、線量が高い地面に近いところで生活していたため、人に比べて被ばく量が桁違いに多いはずだ」としている。
環境省が実施する野生動植物への放射線影響の調査対象にニホンザルは含まれておらず、日本霊長類学会など5学会は、ニホンザルを対象に含めることなどを求める要望書を同省に提出した。同学会の中道正之会長は「ニホンザルは寿命が20~30年と長く、定住性もある。世界的に見ても、ニホンザルへの長期的な影響を調べることは極めて重要だ」と話した。
★注、
毎日新聞に掲載されてい福島市のニホンザルの写真は木の上で、記事の『線量が高い地面に近いところで生活』しているの人間の幼児とか子供たちですよ。(動物園とか餌付けされたものとは違い、危険を避けるため野生のニホンザルは放射線量が比較的低いと思われる樹上生活だった)

日本敗戦を気が付いてくれ『それとなく(誰にも分からないように)知らせる政府やマスコミ』

11月19日『ヤクザと原発』との驚愕的Yahoo!ニュースも翌20日の県庁所在地である福島市でも野生のサルが放射能に汚染との毎日新聞も同じで、73年前に無条件降伏してから『玉音放送』までの5日間も日本降伏を一般市民に隠して、政府やマスコミは『それとなく敗戦を知らせる』、『日本の敗北に気が付いてくれ』との何んとも姑息で腹立たしい方針を続けていたが、今回もやっぱり同じ『方針』(どうか裏の文脈を推察して、日本の崩壊を分かってくれ)だと思われる。


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8 コメント

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ヤクザのOBの就職は原発の日本 (ローレライ)
2018-11-20 12:57:47
ヤクザのOBの就職先は原発くらいしかなくて、人手不足で外国人を入れる日本政府の狂いぷり。
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AI化社会が人足不足を補う近未来の日本 (海坊主)
2018-11-21 07:12:08
タイトルどおりです。
AIに取って代わる業種は無人化し、職にあぶれた人間は墓場に直結する作業場へ。
世界の核廃棄物最終処分場として名誉ある地位に立とうとしています。日本スゴイ!
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ヤクザですらない (のんだくれ)
2018-11-21 15:45:14
ヤクザというのは自分のシマを安定発展させるものであって、破壊するものではない。
プーチンや習近平はヤクザの中のヤクザだが、日本でヤクザと呼ばれる連中はチンピラや賊の類でヤクザでさえない。
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天皇の使用人は途方にくれる! (ローレライ)
2018-11-21 16:27:27
日本の民衆は天皇の一族と天皇の使用人の2つに刷り込みされたカースト教社会。
国民主権なんて忘れさせられてるから、敗戦でもメルトダウンでも途方にくれて死地に放り出されてる。
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建設的な提言なし (藤本和信)
2018-11-21 18:05:28
汚染のひどい土地からの避難、被災者への補償、國の総力をあげての原発石棺化とかの未来への建設的な提言がない。
日本の崩壊とか敗北とか、日本の崩壊を喜んでいる感じだ。

汚染された地域が崩壊しても日本国は滅亡しない。


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屁でも無い (市井)
2018-11-21 23:31:36
気を付けるべきは在日チョンヤクザよりもジワジワ勢力伸ばす中華人喰いマフィアに要警戒を促す。
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ちょっと電波なことを書かせてください。 (のんだくれ)
2018-11-22 05:15:04
みなさんは脳ショックを食らったことありませんか。
一聴ただの騒音のように思えるのですが、食らった後に異様な感覚が前頭部に残る経験はありませんでしょうか?当方、はつりとかもやっていて、それくらい凄いことをやってもそんな状態になったことはないのですが、運転中や部屋に居る時にある種の騒音を聞いた後に頭に異様な感覚がしつこく残ることがあったのですが、同じような経験をした人はいらっしゃいませんでしょうか。

newsweekjapanの記事ですが
「中国駐在の米外交官に広がる原因不明の脳損傷 被害者さらに増える」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10327.php

とりあえず、電波な話として聞いといてください。
経験したらなるべく状況証拠を集めて教えてほしいのですが。ただやられた後はショック症状で冷静ではいられないかも知れませんが。
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作業員を賞賛 (DADA)
2019-01-02 18:57:32
前科者であろうと識字能力がなくても、体力や作業能力は一般の人間よりも高い人間はいる。
事故直後の惨状からここまで復旧させたことは評価しなければいけないと思う。
確実に健康を害し寿命を縮めてるのだから。
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