逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

3・11大震災死者行方不明者2万人割れと東電黒塗り報告書

2011年09月08日 | 社会

警察庁のまとめによると、3・11大震災による人的損害は死者行方不明者合計数が半年が経過した9月6日発表で初めて2万人の大台を割る19996人となりました。
内訳が死者15769人行方不明4227人。
前日の9月5日発表数は死者が15763人行方不明4280人で、合計20043人であるとしていました。
(前日から死者数は6人増え、行方不明者は53人減った)
3月時点での大震災の犠牲者数は3万人弱であると発表されていた事を思うと、とうとう2万人を割るまでに減少した事実は何とも感慨深い。
10年前に起きたアメリカの2001年の9・11事件でも世界貿易センター崩壊事件勃発当初は1万人以上の犠牲者数も一部の報道では予想されたが、最終的には2602人に確定している。
9・11事件の合計犠牲者総数では4機の旅客機の乗員乗客が246人アメリカ国防省125人、総合計数は2973人で日本の3・11大震災と比べればですが一桁低い小さな事件であった。

『大災害時の大混乱』

大災害では、発生当初災害の犠牲者数が増えていってピークを迎え、その後は徐々に情報が整理されるに従い減っていくのですが、今回の3・11大震災のように、怪しげた伝聞情報でもあるまいし公的な警察庁発表の数値がこれ程増減するのは異例中の異例であり極めて珍しい。
因みに警察庁発表の4月20日発表の死者行方不明の人的犠牲者合計数は27754人。
10日後の4月30日発表は、25681人で2000人以上も減っている。
最も減っているのは最大の被害を出した宮城県でも人口比では最大だった岩手県でもなくて、三番目の一桁低い1845人の人的被害しかない福島県の減少幅が桁違いである。
福島県が、如何に福島第一原発の爆発事故の影響で行政が大混乱して根本的に麻痺したかが良く判る。
特に今回の大震災の死者行方不明の人的損害の9割は大地震ではなくて、大地震の直後に襲ってきた大津波によるものである。
今回の未だに見つからない4229人の多数の行方不明者は、全て津波に因る被害であると考えられるのです。
ところが福島県は行方不明者数が242名であり、2283人の宮城県1698人の岩手県に比べて各段に小さい。
大震災犠牲者総数に占める行方不明者の比率で見ても東北地方全体では、21%もの多数の行方が判らず未だ見つかっていない。
この数字は、今回の大震災での津波被害の甚大さを物語っているのです。
その中でも6356人の死者行方不明者を出した岩手県の行方不明率が27%もあり突出している。
続いて11727人の最大の大震災犠牲者が出た宮城県は、行方不明率が19・5%で若干低いが今回の大震災の平均値に近い数値である。

『矢張り福島県の最大の問題点は原発事故』

震源地に一番近い男鹿半島にある東北電力女川原発を襲った13メートルの大津波と同じ、『13メートルだった』と東京電力が責任逃れの大法螺を吹く。
福島第一原発のある福島県の犠牲者数は総数1845人。
対して行方不明数は岩手宮城の両県に比べれば極少ない10分の1の一桁違い、たったの242人の少数である。
福島県は行方不明比率で見れば13%であり岩手県の半分以下の数値。
しかも福島県では、大震災直後に迅速に救助活動をした他県とは大違いで、1月余りも放置した後の救助活動であり、これでは行方不明が幾らでも増える。
時間が経過すれば陸上でも困難に成るが、ましてや津波で海に流された犠牲者が今の様に見つからなくても不思議ではなくて、242人の行方不明はある意味当然なのです。
今回の大津波で流された船舶が数千キロも離れた遠方で発見されているのですが、これは船では可能でも生身の遺体の発見は絶対に無理である。
福島県では、原発の過酷事故さえなければ実は行方不明の総数が今の数分の一か数十分の一以下程度に低下していた可能性が非常に高い。
福島県下では津波被害者を探したくても探せなかったのです。
過酷事故時の対策が無い危険極まりない原子力発電所を、津波被害を予想して当然の海岸部に設置していた電力会社の『罪』は限りなく重い。
『海ゆかば水漬く屍 山ゆかば草むす屍』2011年04月16日(放射能と情報操作)
福島県は、岩手宮城両県に比べてみれば津波による被害は十分の一程度以下であったことが判り、ここでも襲って来た津波高も数分の一以下程度であったことが推測出来る。
地震や津波は自然現象であるが原発事故は別で、世界最大の地震列島のど真ん中に耐震設計がなされていない地震が少ないアメリカGE社製マーク1型原発を導入、加えて津波対策まで意識的にさぼった挙句に引き起こされた福島第一原発事故は100%人災とあることは明らかである。

『過去の大災害比較』

日本国の明治維新以降の自然災害での最大のものは1923年(大正12年)9月1日の関東大震災で死者行方不明者約105000人。
二番目が1896年(明治29年)6月15日の明治三陸津波地震で21959人。
3番目が今回の3・11大震災の約2万人弱であるが、現在の日本人の人口は1億2千6百万人で関東大震災当時の大正時代は今の半分程度であり明治三陸地震津波当時は三分の一程度しかなかったのです。(明治初期の人口は3500万人程度)
少子化での人口減少が嘆かれている今の日本国の現状ではなかなか考えられないかも知れませんが、当時の日本は人口爆発を起こしていたのです。
日本人全体の人口比で考えると、明治や大正期の大災害は今の数倍の大きな規模であると判断することも出来る。
また明治三陸地震では、高さ約38・2メートルの津波(遡上高)が確認されているのですから、何ら今回の大津波が未曾有でも特別でもなくて、必ず100年毎には確実に襲ってくる種類の大災害だったのです。
想定外などの話ではなくて、危機管理の鉄則からは十分に想定するべき範囲の大震災であった。

『戦前戦中を彷彿する東電の黒塗り報告書』

『原発事故時:東電が衆院委に開示 大半黒塗りで』毎日新聞(2011年9月7日)
衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会(川内博史委員長)は7日、東京電力が福島第1原発の「事故時運転操作手順書」の大半を黒く塗りつぶして開示したことを明らかにした。
委員会が『事故原因の究明のために欠かせない』として、東電に提出を求めていた。
別の『シビアアクシデント(過酷事故)発生時の手順書』については、開示にすら応じなかった。
同委員会は9日までに開示するよう再度要求した。
提出された事故時運転操作手順書はA4判計6枚。「主要項目」や「当直長(当直副長)」など4項目に分類され、それぞれの手順などが書かれている。しかし、ほとんどが黒塗りされていて、かろうじて読めるのは、『原子炉圧力(容器の圧力)が上昇した時、非常用復水器の使用などにより圧力を●~●メガパスカル(●は黒塗り)に維持、報告する』といった記述に限られる。
同委員会は、8月26日に経済産業省を通じ、操作手順書などの提出を東電に求めた。同省原子力安全・保安院によると、東電は9月2日に提出したが、その前日の1日、一般への非公開を条件とするよう打診していた。保安院は断ったものの、受け取った黒塗りの文書をそのまま委員会に届けただけだった。
東電は『知的財産が含まれ、核物質防護上の問題が生じる恐れがある』などと説明しているという。
川内委員長は『(黒塗りの資料は)極めて遺憾。手順書の開示に応じない場合は、幹部の参考人招致も検討する。』と批判した。
(全文)

『国会の要求を無視する東京電力の傲慢』

このニュースは既に先週の当ブログ記事、
『特攻隊基地だった福島第一原発 日本無条件降服66週年』2011年09月02日 (社会・歴史)の中で『手順書を黒塗りして国会提出する東電』として批判しているし、赤旗が早くから記事にしている。
しかし東京電力が怖い一般メディアでは、今まで知っていても報道することは決してな無いのです。
衆議院特別委員会側は、黒塗り報告書を出す不真面目な東電に対して7日までに再提出するよう指示していが、東京電力が無視した模様である。
今回痺れを切らした特別委員会の川内博史委員長がわざわざ特別の記者会見を開いて告発したので、今まで無視を決め込んでいた大手マスコミも一斉に報道する。
何やら権力を持っているマスコミ各社が、『赤信号、みんなで渡れば怖く無い』とのお笑いパロディに近い情け無い話である。

『権力は腐敗し、絶対権力は絶対に腐敗する』

今の東京電力ですが、これでは完璧に日本国の正当政府や議会の上部に自分自身を位置づけて日本国を私物化して、最後は『国家』そのものを亡ぼした旧日本軍と同じ『国家の中の独立王国』状態であった、旧満州国の関東軍的な軍閥組織と同じ程度の腐敗度である。
現在の日本国に未曾有の国難をもたらした加害者責任をまったく感じていない、無恥無責任無反省の極みであり、東京電力には最低限の羞恥心の欠片もないのか。
そういえば過酷原発の現場最高責任者である福島第一原発発電所の所長で東電の執行役員の一人でもある吉田昌郎所長(56)が一時マスコミで『独断で注水を継続して本社支持に盾突く』『気骨ある』と最大限持ち上げて英雄視する不思議な報道行われたが、首相官邸の事故調査・検証委員会(畑村委員長)に出向く途中の路上でのマスコミの取材に対しては一言も発せず真夏なのに頭から上着を被り必死で走って逃げ出している。
丸っきり逮捕された犯罪容疑者と同じ態度であったが、吉田昌郎には自分たちの犯した数々の犯罪行為の自覚があったのだろうか。
それにしても数千人を束ねる組織のトップとしては決して有り得ない何とも見っとも無い、無様すぎる破廉恥な姿である。
テレビカメラから顔を隠したこの吉田所長は、東電職員では珍しく僅かではあるが羞恥心の欠片が残っていたのであろう。
日本の民主化正常化のためには日本軍の解体が絶対条件であったように、東京電力や経産省保安院などの犯罪者集団の解体なくしては、絶対に原発事故の解明も出来ないとの当たり前の原則を、何時になったら政府やマスコミは理解出来るのだろうか。

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9 コメント

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未曾有ではなかった東日本大震災 (伯爵)
2011-09-07 14:58:10
東日本大震災が地震・津波が未曾有でも特別でもなくて、危機管理の観点からして十分想定内だったのは、同感です。 実際、日本で百年余りの間に起きた幕末時代の災害・コレラ、関東大震災の被害の方がはるかに大きかったのです。

幕末の日本人 安政三大地震とコレラを克服し明治維新を達成 : (安政東海地震・大津波、豊予海峡大地震・大津波、江戸直下型地震)
http://www.news-postseven.com/archives/20110604_21998.html

史上最大被害の関東大震災の死者・行方不明者は 10万5000人余り :
http://www.ads-network.co.jp/zatugaku/saigai-07.htm


9月6日発表で 合計19996人という東日本大震災の死者・行方不明者は、日本の7ヶ月分の自殺者数にしか相当しません。
今さらですが、日本の自殺者数の多さに驚かされます。 http://www.lifelink.or.jp/hp/statistics.html


海外を見ても、ここ数年の間に起きた地震・津波による大災害で、非常に多くの犠牲者が出ています :
2004 12/26 スマトラ島沖  M9・3、死者数・行方不明者数 約23万人
2005 10/8  パキスタン   M7・6、死者7万4000人以上(インドを含む)
2008 5/12 中国四川省  M8・0、死者6万9000人以上、不明者約1万8000人
2010 1/12 ハイチ     M7・0、死者数・行方不明者数 約25万人
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ちゃんと観てる人がいます (amerie)
2011-09-07 17:06:20
宋純様のように、具体的な数値を挙げて、きちんと見ている人たちがいることで、
為政者や、既得権者たちの嘘や言い逃れが明るみ出て来てますね。
何も出来ないけれど、感謝して応援してます。

(原発事故は、津波より地震らしい!)
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科学的な観察眼の大切さ (宗純)
2011-09-08 13:46:19
伯爵さんコメント有難うございます。

自分の命は一つしか無いので、一番真相を知っている筈の事故事件の渦中の当事者が、客観性を失って案外間違うことは良くあることなのですね。
今回の原発の過酷事故での放射能汚染物質の大量漏洩では日本人全員が、この当時者であり、それなら他人事で無い分客観的で冷静な判断が出来ない可能性が高いのです。
しかも、今回の東電の福島第一原発事故の当時者である東電自身が、未だに全ての権限を握っていて離さない。
未だに加害者である東電がマスコミと二人三脚でメディア報道を牛耳っている。
これで真実に迫れるなど夢のまた夢。

今頃になって枝野が、管直人首相が予てから主張していた『東電は3月15日早朝に原発からの全面撤退を主張した』事実をやっと認める。
東電側は未だにこの事実は認めていませんが、東電の清水社長は撤退(事故原発の放置)を先ず海江田に告げたが拒否されたので、次に枝野に告げたという。
この時に管直人が直々に首相として東電本社に乗り込んで怒鳴りつけ撤退(炎上原発の放置)を拒否したらしいのですよ。
根性なし枝野は当時は黙っていて、今頃になって『菅内閣への評価はいろいろあり得るが、あの瞬間はあの人が首相で良かった。』と語っているが無責任にも程がある。
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地震は数分、津波は数時間、原発事故は数百年間か (宗純)
2011-09-08 14:30:39
amerieさん、コメント有難うございます。

枝野幹事長の無責任発言『今すぐに健康には影響が無い』、を『安全である』と翻訳して報道した日本のマスコミ各社の責任は重大で、到底追求を免れないでしょう。
地震の被害の10倍の損害を津波が出しているのですから地震よりも津波が10倍怖いと成りますが、幾ら怖い津波でも必ず翌日には去ってくれる。
ところが原発から出た放射能汚染物質ですが、10万年間管理するフィンランドの最終処分場の話にあるように、我々人類の手に余す長さであり、これがやっぱり一番恐ろしい。
具体的な経費でもとんでもない高いのですが、これを安いのだの安全だのと大嘘を付いていた連中にはきっちりと責任を取ってもらいたいものですね。
これは戦争責任の話に近くて、海江田経済産業大臣のように『玄海原発は安全審査を済ましたので安全だから稼動させる』とのお馬鹿話が出てくる。
この責任問題を曖昧にすると、間違いなく福島第一原発一つでは済まず、第二第三の福島を生むでしょう。
この責任問題ですが、実は原発と敗戦とはそっくり同じ構造なのですよ。
敗戦は日本人が騙されて軍部だけが悪かったのとはなしになっているが、実は当時の日本人は原発を選んだ現代と同じで戦争を選んだのです。勿論マスコミも積極的に協力した。
反対していたのは極少数の共産党程度であり、原発の小出助教と同じで社会全体から見れば極々少ない少数意見でしかなかったのです。
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売り上げに協力? (JUNSKY)
2011-09-08 17:47:15
当方のブログにコメント頂きありがとうございます。

>JUNSKYさん、それは良くないですよ (宗純)
2011-09-08 17:26:58
売り上げに協力するなどは褒められたことではありません。
 
とのことですが、当方のブログでは、

【読後感は、最悪であった。

 何しろ謙虚さの全くない、自己正当化で貫かれたものだからだ。】

と、書いているように、メア氏の本を宣伝するつもりは全くありません。

それとも、私が書店で1冊買ったことを非難されているのでしょうか?

私が読む本まで、あなたに指示される筋合いではないと思いますが。

言い争うのは嫌なので、御勘弁願います!
返信する
わずか数十円の話ですから(笑) (宗純)
2011-09-09 11:24:56
JUNSKYさん、コメント有難う御座います。

わざわざ自分のお金を出してまで腹立たしいメア元日本部長の著作を買って読むなどは誰にでも出来ることでは無くて、その行為自体は立派な事だとは思いますよ。
ただ、当方のコメントですが、JUNSKYさん御自身が、
『読後感は、最悪であった。何しろ謙虚さの全くない、自己正当化で貫かれたものだからだ。』
と言う、最低な本を自費購入した、『お疲れ様でした。』との話をジョークの心算で書いたのですよ。
ただ、この場合にネットでは良くある(笑)マークを入れるのは、世代的な問題もあるのでしょうが、何となく抵抗感があるので出来ないのですね。
『著作権の数十円をメアが得した』との事実に対する抗議であると、真面目に受け止められるとコメントを書いた当方としては真意とは違いすぎて非常に困るのですよ。
そもそも、読めば腹がたつのは常識ある日本人なら十分予想の範囲であり、私としてはあの記事は予想どうりであり『やっぱりだった。フフフ、ハハハ、ヒヒヒ』的なお笑の範疇なのです。
新本を実費で読めば、間違いなく腹が立つのですよ。
お馬鹿な人が阿呆臭いことをするのは悲しいばかりで少しも可笑しくないが、
今回のように賢い人物が最初から結果が判りきった当たり前の失敗をするのは楽しく笑えるのですね。

当方としてはコメントの後半に書いた、
『日本のマスコミ各社は自社の記者に対しては(命と健康を守る為)原発からの40~50キロ圏以内への立ち入りを厳重に禁止している。
戦争取材など生命の危険性をある程度は甘受すべき日本人記者が50キロ圏以内立ち入り禁止なら、一般市民なら80キロ圏から退避などのアメリカ政府の決定は当然だった。
この時に、米政府は東京など東日本からの在日米人の退避まで考えていたが国務省の対日政策のトップであるメア日本部長の『日本がパニックになる』との反対で見送られたと、当のメア本人が本の広告で喋っている。
この部分が著作では如何記述しているか、正確なところが是非とも知りたいですね。』
、なのです。
メアの書いたこの部分だけは大事であり、原発事故発生当時のアメリカ国務省を主導したらしいメア本人が、何を書いたか興味がありますね。
返信する
関東大震災と朝鮮人暴動 (Black Joker)
2011-09-19 16:44:53
関東大震災では10万人以上の死者・行方不明者が記録されていますが、3.11大震災よりも規模が小さかった関東大震災で何故被害者数が多かったのかを議論しているブログがあります。

http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1326.html

http://ryotaroneko.ti-da.net/e3581327.html

自分も初耳の話だったので、皆さんも参考にして下さい。
返信する
放射線被曝者の死亡直前の写真 (新井)
2011-09-19 21:08:03
 下記URLをクリックすると原発の放射線を浴びた人の死亡直前の悲惨な写真を見られます。

 このまま原発運転を続けると、こういった悲惨な被曝患者が日本中にいっぱいでます。

 明日の貴方がこういう姿になるかもしれません。

>>http://blog-imgs-46.fc2.com/c/h/e/cherio1222/231108456747-up41591.jpg

この画像のURLを他の掲示板やブログに拡散してください。

 この写真は、JOC臨界事故に遭遇した作業員が東大付属病院で死亡直前に撮影されたものです。


 なお、私はこの文章を複数の掲示板に投稿していますが、どういうわけか投稿してまもなく削除される例が多いようです。多分こういった写真が世間に広まると困る連中のせいでしょうが。
返信する
内容も悪いが時期も場所も悪すぎる (宗純)
2011-09-20 11:45:37
Black Jokerさん、新井さん、ヘレンケラー並の三重苦であり不真面目ですよ。冷静になって反省して頂きたい。
私に喧嘩を吹っかけている心算ですか。
このような汚らしいゴミを当ブログに持ち込むことは本体なら削除対象ですが、あえて反省を求める意味で不掲載とはせずに公開しておきます。
記事内容とは違いすぎて意味不明です。それとも何かのジョークの心算かもしれませんが、少しも面白くありません。
いま19日のブログ記事で批判している、9月13日に朝日新聞に載った内田樹の忌々しい説の正しさを証明しているような話であり、実に不愉快です。
まだしも、このコメントを送るならこの場所ではなくて19日の『内田樹の「陰謀史観」と考える』にしなかったのですか。
それなら何かの高尚なギャグの一種として評価されたのに残念です。

新井さん、他のブログで不掲載となったのは不思議ではなくて当然であるでしょう。
臨界事故とは、たった数名の少数者が致死量の大容量被曝を短時間浴びた話である。
これから福島第一原発事故で起きるであろう数百万人の大人数の低線量の長期間被曝とは様子が大きく違う。
>『明日の貴方がこういう姿になるかもしれません』は明確な間違いです。

Black Jokerさん。
>『自分も初耳の話だったので、皆さんも参考にして下さい。』が、何かのジョークでないなら恥じ以外の何ものでもない。
知らないのは貴方だけです。
朝鮮人が井戸に毒物を入れたとのデマを明治政府が組織的に流して、それを地方の新聞が書いていたのは、誰でもが知っているのですよ。
このようなデマを流すからネットの信用がないと悪賢い内田樹に批判されるのですよ
関東大震災では死者の殆どは家屋の倒壊ではなくて火災による焼死者です。
江戸から数十年で東京市は数倍に人口が膨れ上がったが、防災対策は返って劣化していたのですよ。
江戸時代の防火帯にまで家が密集してしかもそれまでの上水を廃止して水道管を地下に埋設したが、これがことごとく破壊されて消火に役立たない。
政府の流した『井戸に毒』とのデマの意味の背景にはその様な重大な明治政府の都市計画の失敗の隠蔽目的があったのですよ。
地震の時間も炊事時でみんなが火を使っていたし強風も吹いていた悪条件が重なった。
関東大震災では震源地は神奈川県であり、本来は東京の揺れはそれ程でもなかったのですが、警察等の政府の避難誘導の失敗があった。
10万人の内東京は7万人なのですが、内4万人もの多数が陸軍被服工廠跡の一ヶ所での死亡なのですよ。
これを誘導したのは地元警察であり、この大失敗が無ければ東京の死者数は神奈川県よりも少なかったのですね。
被災者の不満が政府に向くことを恐れた当時の明治政府は、面白いサーカスを見せたのですよ。
それが朝鮮人大虐殺なのですから恐ろしいですね。
当時の政府が積極的に虐殺した資料なら探せば幾らでも出てきますよ。
朝鮮人だけではなく労働組合の活動家や社会主義者が大虐殺されているし、なんと大杉栄など無政府主義者までが殺されているのですよ。
当時は戒厳令下の軍隊が全面に出ていたのですよ。
それにしても情け無い。半世紀以上立ってから沖縄戦の集団自決は軍が関与していないとの日本軍の司令官の証言が出てきたのですが、これは沖縄の住民の生存者の証言で明確に否定される。
経験者が生残っている時期の歴史の修正は無理だったのですね。
関東大震災ですが、私の母親が当時実際に東京にいて生で経験しています。
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