逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

ちょっとどころか、大きな違和感

2020年10月25日 | 政治
奇妙奇天烈、摩訶不思議。1年遅れの中曽根康弘の不気味すぎる葬式
 
(別の意味で「桜を見る会」スキャンダルと同質の)1億円もの国費を投入しただけではなくて、(天皇家にとって大事な「ハレ」の伝統行事である新嘗祭の真っ最中なのに)嫌がらせのように東大など国立の学校や官庁には半旗を掲げるよう菅内閣が通達を出す。しかも数百人の自衛隊員を儀仗兵として動員することで必死で政府自民党は「国葬」を装っている。
ところが、何故か通常の「国葬」とは180度正反対に、自民党政府や記者クラブなど一部の少数の関係者以外の一般市民など日本人全員を締め出して(故人に対する弔意を表すことを拒否して)いた中曽根康弘の合同葬の不思議。辻褄が少しも逢っていないので何とも不気味な政府自民党合同葬なのである。彼らは、本当は何をしたかったのだろうか。「ちょと違和感」どころか「大きな違和感」実に不思議だ。

松尾貴史のちょっと違和感

放送タレントの松尾貴史さんの辛口コラム。テレビの話題から政治問題まで、違和感のある話題を取り上げます。自作のイラストも。

中曽根元首相の葬儀に巨額の税金 時代錯誤、ずらーっと「儀仗兵」

 中曽根康弘元首相の葬儀が行われた。内閣と自民党の合同葬という、公私混同の一大セレモニーに1億円近い税金が投入され、多くの反対の声が上がる中、強行された。政権を取っているからといって、一政党と内閣が合同でイベントを行うという違和感と、そこに巨額の公金が流用されるという事態に、国民はただ見せつけられるだけというあしき前例が残されてしまった。

 さらには、政府から全国の国立大学に対して弔意を要求するという異常なことも行われた。権力がその力関係によって内心の自由まで侵すという憲法違反を行ったが、納得のいく説明はない。

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 町山智浩 @TomoMachi

第二次世界大戦の真っ最中に行われた北アフリカでドイツ機甲部隊を率いて米英軍を悩まし「砂漠の狐」との異名を持つロンメル将軍の国葬では百万人単位の大勢のドイツ市民が集まって広場を埋め尽くした。

10月25日付け毎日新聞「松尾貴史のちょっと違和感」から、最も違和感を感じた大事な部分を文字起こしすると、

「葬儀の映像を見たが、ただただ不気味だった。灰色の軍服を着た「儀仗兵」がスラーッと並ぶ異様な風景には、まるで「ディストピア」を描いたSF映画のような終末感を覚える。あまりにも時代錯誤で、近くて遠いどこかの国のような光景に、寒気を感じた。

儀仗兵の「兵」は、武器を持って戦う軍人を指す言葉だ。自衛隊は自衛隊員、自衛官と呼ばれて来たが、それを「兵」では無いという意味があった。今回あえてその言葉で呼ぶという意味について、国民は無関心でいてはならないと思う。」

★注、10月25日付け毎日新聞「松尾貴史のちょっと違和感」では「葬儀の映像を見たが・・・」とあるが、毎日新聞など新聞もテレビも同じ挙国一致の大本営発表だった。
今回我が日本国のマスコミは誰も彼も同じでの中曽根康弘の葬式の映像を流していないのである。(特に整列した自衛隊の儀仗兵の映像はタブー中のタブー。最高機密扱いだったのですから気持ちが悪い)

日本のメディアは「歴史の法廷」に立てるか


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4 コメント

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山本五十六やロンメルの向こうを張るがコソコソの中曽根葬儀! (ローレライ)
2020-10-25 17:38:07
山本五十六やロンメルの向こうを張るがコソコソした中曽根葬儀、スレイマニ将軍と比べて国民の愛が見えない!
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ちょっと一言 (英松)
2020-10-25 18:13:52
 脱神道!

井口和基博士の考察
当たっているのではないでしょうか?
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報道 (ちくわ)
2020-10-26 18:00:37
公に国民には知らせたくない。でも「あるところ」には見せたい。見せる必要があった。
その為に「フリージャーナリスト」が使われているということでしょうか?
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丸腰(武装解除された)儀仗兵って何??? (宗純)
2020-10-27 13:36:57
新コロ騒動ですが、世界規模なのですが日本だけは摩訶不思議なPCR検査スンナ派で喧々諤々の大騒動を起こしているのですが、
これの意味が分からない。
厚労省が主導して真っ赤な恥ずかしいデマを流して、わざと大騒動を誘導しているのですから、これは隠れ国策なのですが、「検査抑制が国策である」というのが実はタブーになっているのですから不気味。
わざと騒動になるように誘導しているのですが、意味不明なのです。

ほぼ同じことが中曽根の空っぽの棺桶を守る自衛隊の儀仗兵にも言えて、防衛省の官報にも出ているのに、何故かタブー中のタブーとして秘密にしているのですよ。
1億円もの国費を投入。普通に考えれば大勢を集めて葬儀を行うことが、そもそもの目的のはずなのに、
今回は一般市民もフリージャーナリストも全員を締め出して密葬にしたのですよ。

少しも辻褄が合いません。一番気持ちの悪いのはマスコミ全員が何故か怖がっていて全員がタブー中のタブーとして何も報じないこと。
何かの重大な禁忌に違反する、恐ろしいタブーらしいとは分かるが、その理由が不明なのです。

儀仗の意味は、儀式用の武器のことで儀仗兵は銃剣を付けた小銃とかサーベルなどイギリスバッキンガムの衛兵のように古式豊かな武器を装備しているのが決まりなんです
ところが、儀仗兵と言いながら丸腰。
武装解除されているのですから面妖な。丸っきりポツダム宣言受諾で無条件降伏した後の、哀れな日本軍の兵士の真似だった。
あるいは映画ラストエンペラーに出てくる関東軍の傀儡国家、満州国皇帝溥儀の丸腰の、一切の武器類を取り上げられた情けない衛兵の二番煎じ。

ひょっとしたら今の政府自民党は、
今の日本は敗戦国で、実態はWWⅡの満州国だと言いたいのでしょうか。それなら政界最左翼の日本共産党(志位和夫)以上に左翼的だとの愉快な話になります
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