逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

人類滅亡の核戦争直前 加藤陽子の近代史の扉

2021年12月18日 | 政治

人類滅亡の核戦争直前までいった1962年のキューバ危機を皮肉ったセミドキュメント映画(ブラック・コメディ映画)だと言われるイギリスのスタンリー・キューブリック監督『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』(Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb)の公開は米英では1964年1月29日、日本公開は10月6日。

聖火最終ランナーは19歳の坂井義則。坂井は1945年8月6日、原爆投下直後の広島に生まれたという「話題性」で最終走者に選ばれた。(★注、市川崑総監督『東京 オリンピック』(第18回オリンピック競技大会の公式記録フィルム)に東京オリンピック開会式で聖火最終ランナーに整列していた各国のオリンピック選手団が一斉に駆け寄ったハプニング映像の一部が一瞬だけ写っていた。
ただし、驚きの映像は瞬間だけだったし何の説明も無い。最終ランナーは次の国立競技場の階段を駆け上り聖火台に点火する記録映画のクライマックスに雪崩れ込むので誰も気が付かなかったのである)

ちなみに2039年まで機密指定された「ケネディ暗殺」は1963年11月22日なので映画公開の2カ月前。19年前のヒロシマの核爆弾投下直後に生まれたオリンピック聖火ランナーとのあざとい演出の1964年東京オリンピック開催は10月10日なのでキューブリック「博士の異常な愛情・・・」公開の4日後。


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1 コメント

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東京オリンピックと中國水爆 (ローレライ)
2021-12-18 11:44:35
前回東京オリンピック等シンクロしていた中國水爆成功,今回東京オリンピックとシンクロしていた中國とロシアの超音速ミサイル成功!中國はアメリカに油断しない!
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