逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

土壇場での英語民間試験撤回

2019年11月02日 | 政治

『3人組の悪巧み』 

安倍晋三首相の懐刀(お側用人)の萩生田光一内閣官房副長官の2013年5月10日のブログ内の写真。2013年5月5日安倍首相の別荘で数百億円の公金を受け取る加計学園理事長の加計幸太郎と現文部科学大臣の萩生田光一と安倍晋三の3人がゴルフ三昧。(萩生田光一は落選して失業中は客員教授として加計から給与をもらっていた)

   菅野完‏ @noiehoie  

不思議なのは、萩生田が、「民間人の顔は出さない」的な配慮を見せず、わざわざ加計の写った写真をあげてるところ。「タニマチです!」って言いたかったとしか思えんのだよなぁ

     孫崎 享 @magosaki_ukeru   

小保方晴子さん、手記『あの日』出版へ。STAP細胞論文は「一片の邪心もなかった」

日本のマスコミが一丸となってノーベル賞確実との摩訶不思議な大宣伝を行った理研の利権(小保方晴子STAP細胞の馬鹿騒ぎ)と今回突如中止(5年も先に結論を先送り)された大学の新入試試験の民間英語検定導入ですが、いずれも科学の精神とは真逆な安倍内閣の下村博文文部科学大臣とか山本一太科学技術担当大臣が政治介入していたから起きていた。

『STAPですが、再現性が無いので小保方晴子氏が口先でいくら弁明しても無駄』

再現性が無ければ科学では扱えないが、そもそも『過ちを許容しているのが「科学」の精神』の神髄であり、ネイチャー論文に限らず有用なのは1%、『99%はゴミ同然』 科学論文の9割は誤り(100%正しいと証明できない)。 実は科学の進歩(利益)にとっては外れ馬券と同じで『間違った論文)』の存在を許容することこそが一番大事な心構えなのである。 それでは何故理研のSTAP細胞では日本中のマスコミが『科学誌ネイチャーの小保方論文の間違い』を叩いたかの謎ですが、科学の精神とは真逆な下村博文文部科学大臣とか山本一太科学技術担当大臣が政治介入していたから起きた。 『科学論文』とは無縁な、下世話で生臭い『政治の話』なのですからSTAP細胞の騒動で死人が出たのも、ある意味では当然だったのである。(死臭にみちた安倍内閣では『下手を売れば殺される』と小泉純一郎の秘書官だった飯島勳が指摘している)

『無茶苦茶な2020年から予定されている新しい大学入試制度』

今回、英語の民間試験導入は土壇場で回避されたが、問題点は英語だけではない。
2020年から予定されている新しい大学入試制度では、国語や数学で新しく導入された『記述式』回答ですが、受験生50万人分をたった2週間で正しく審査するなど物理的に不可能。(高度な知識や経験がある専門家を大量に試験官として確保するなど夢物語である)
下村博文文部科学大臣が主導したらしいSTAP細胞と同じで、アイデア倒れの詐欺か妄想、あるいはバンザイ突撃(カミカゼアタック)の類である。

『2020年度から始まる大学入学共通テストで「身の丈」発言の文部科学大臣』

今回の『身の丈に合った』云々との文部科学大臣の萩生田光一による超お馬鹿発言で2020年から新しく始まる予定だった新大学入試制度の目玉だった英語の民間試験導入が吹き飛んだが、孫崎 享 が言うように萩生田文科相の失言(うっかりして起きた偶然の過失)であるよりも、故意の『愉快犯』であるほうが可能性としてはるかに高い。そもそも文部科学大臣の萩生田光一『自信を持って受験生におすすめできるシステムになっていない。』(読売11月1日)のである。
★注、
最悪なら死人まで予想される#Tokyoインパール2020を止めたIOCと同じ意味で、萩生田光一今回の『身の丈に合った』云々は暴言・失言では無くて大正解だった。(不思議なのは、今回自民党安倍内閣が撤回した日付けが、提出日の11月1日までギリギリまで待ってから実行したことだけ)

『来年の話でも「鬼が笑う」、5年も先に結論を先送りした自民党安倍晋三首相の不思議な判断』

WWⅡのお蔭でアメリカが絶好調の昔ならともかく、イギリス本国はEU離脱(ブレグジット)で大混乱、唯一の超大国アメリカの覇権も衰退が著しい。本当に日本人のグローバル化(国際化)を言うなら、いまさら英会話でもあるまいに。
最大の使用人口を誇る言語は英語では無くて中国語である。極東に位置する日本国が、真に国際化云々を心配するなら欧州諸国なら常識である、一番大事なお隣の国の言語の習得こそが安全保障や政治経済、文化の上で欠かせない。これからの日本人に必要なのは英語教育以前にハングルとか中国語ロシア語の基礎知識である。(今の日本人ですが残念ながら150年前から比べても進歩がみられない)そもそも五年先の日本を考えるなら安倍内閣はとうの昔に崩壊してるし、自民党自体が存在しているかどうかも怪しい。

自民党政府の心配のタネは英語が得意な小泉大臣の英会話(^_^;)  

『小泉氏、得意の英語で環境外交=自民からは不安の声も』 11月4日時事通信は、『米コロンビア大大学院、ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)勤務。国際会議では「通訳を通してでは勝負にならない」が持論で海外要人と英語で極力対話』するが、その中身は気候変動でのセクシーなど意味不明。当たり前ですが外交や商取引では進次郎が得意な英語の会話力より難解な文章の読解力が大事だったとの笑い話。★注、英語が母語でない人は最初から大きなハンディがあり所詮2級市民扱いである。
そもそもインドやフィリッピンなどイギリスやアメリカの植民地だった世界中の多くの国々では、ほぼ例外なく大学などの高等教育だけではなく一般庶民が通う初等教育以外は基本的にすべての科目を通して英語での授業を行っているのです。このため英語教育のこれ等の国々では、日常使用する言語の違いで現地語を使う普通の一般市民と英語を使う中産階級や少数のエリート層とに完全に社会が二分化しているのですから怖ろしい。

『すべて自国語で高等教育を行える日本は極少数の例外』

マララのノーベル平和賞受賞はインチキ臭いし、英会話の推進は第二次世界大戦でボロ負けした劣等感(負け犬根性)か奴隷根性である。必死で英会話を推進する日本の文科省や政治家、有識者ですが、74年も経っているのに未だに植民地時の日本語教育を恨んでいる韓国人の爪の垢でも飲ましたいものだ。★注、最小限度の『愛国心』が丸々欠如している売国奴。

近隣国との会話(外交交渉)が一切無い、『日本が自分勝手に設定していたらしい、「日本のEEZ」の範囲

日本のEEZ内にある大和堆で違法操業していた100トン未満の北朝鮮小形漁船と日本側の水産庁監視船1300トンの衝突・沈没に関連し、毎日新聞(11月4日)は北朝鮮だけではなく中国韓国などすべての周辺国とのEEZ協議が未成立なので、その範囲が法的に『確定していない』とんでもない事実を報じている。基本的に日本はアメリカ以外の近隣諸国に対して無茶苦茶なのである。(日本人の英会話より、中国語やロシア語ハングルの教育が必要だった)
★注、朝鮮外務省は10月7日、日本の水産庁の漁船取締船と衝突して沈没した漁船について、北朝鮮のEEZ内で日本側の違法取締りなので『損害賠償』を強く要求しているが、日本の政府も野党も一切無視。もちろんマスコミも同調していた。

(おまけ)

記事中にある孫崎享の日本版CIAは、『買い被り』との匿名コメントが送られてきたのですが、・・・良好なブログ環境の維持とコメント管理の必要性から、タイトルや名前が無いコメント、あっても通りすがりとか日本人の一人とか匿名などの、個人を特定しているとは思えないHNは無記名と看做して不掲載とするローカルルールを設定しており、『無記名は不掲載にする』と何度も何度も注意している。
そもそも『今までが間違っていた』(お前たちは間違っている)とのオルタナティブな政治ブログとして、政府やマスコミだけではなくてネット空間での数々の擬装や悪質なプロパガンダを告発した関係で多くの読者を獲得した半面、 自分たちの悪事を暴かれて恨みに思っている阪大の菊池誠を教祖とする不思議な偽科学教カルトとか解同の糾弾会モドキを繰り返すkojitakenグループ、護憲左翼を装う極左暴力集団の生き残りBLOG BLUESなど、何とか足を引っ張りたいと思っている悪党連中も数多い。
ここは正誤が判りやすい高尚な科学ブログでは無くて、正誤や善悪が判り難い、大悪党小悪党が跳梁跋扈する汚いし、おどろおどろして不可解な政治の世界を扱う下世話な政治ブログです。
コメントは何の制限も設けていないが何を書いても良い伝言版でもない。
アメリカなど世界の国々では外務大臣(国務長官)は政権№2で防衛大臣(国防長官)は最有力閣僚だが、全ての判断をそのアメリカに丸投げしする我が日本国の『格付け』では逆に外務や防衛とは一番軽いポストで大臣未経験者がなる。日本の外務省とは駐日米国大使館東京出張所程度なのです。無くとも誰も困らない盲腸のような存在意味が不明の外務省の日本版CIA(外務省国際情報局長)孫崎 享‏の意味とは、メードイン・チャイナのグッチとはシャネルのバックと同じで基本的にバッタもの。一流ブランド品と形は似ているが真っ赤なニセモノというか、極限まで劣化した粗悪品。(信じると酷い目にあうが、無視するともっと酷い目にあう困った代物)
 
 

「そんな悪くない未来へ」、日本の6年後(2020年東京五輪)2014年03月29日 | 放射能と情報操作

『悪過ぎる日本の現状、暗すぎる未来』
2020年東京オリンピック組織委員会の初めての理事会が開かれるが、
毎日新聞大阪本社の関西版と東京本社版とが内容が正反対で 報道量も半分以下、サブタイトルも『東京五輪組織委 秋元、蜷川理事ら意欲』とあるだけ。森喜郎会長など政治家や財界首脳などの組織委員会幹部の名前が一回も出て来ない。 関西番の写真は若手の理事がメインで、 記事も同じ編集方針で一貫していて、毎日西日本版記事だけを読んだ読者なら、今回のオリンピック組織委員会理事会に森会長が参加していた事実に誰一人も気が付かないような、驚くべき書き方(編集方針)なのである。 しかし一番驚いたのは、この毎日新聞の記事の特異すぎる有り得ない『見出し』だった。 よりによって、6年後の日本のオリンピックに対する毎日新聞のタイトルは『そんな悪くない未来へ』だった。(抜粋)
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5 コメント

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Unknown (ローレライ)
2019-11-02 12:40:10
英語入試の利権丸投げ、下請け仲間から文句がでる話!
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国際語 (富田)
2019-11-05 18:32:44
中国はまだ発展途上だ。
ノーベル賞の受賞者数など自然科学の水準、社会科学の水準、政治的自由度、一人あたりの生活水準などはまだ低い。

好き嫌いはあろうが、英語は国際標準語としての価値はしばらく揺るがない。
ただし英語の標準化は必要だろう。
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省庁大学校の入試問題が外注作成 (十三湊淳之介)
2019-11-06 04:19:29
省庁大学校の英語数学の入試問題作成は民間への外注で行われている.採点も同様である.過去数年間の問題を分析してきたが、解答の出ないもの、複数の解答のあるもの、明らかに問い自体が問題として成立しえないもの、等々、極めて問題が多い。作成費用、採点費用も高額である。なによりも気になるのは、秘密の管理である。民間業者には公務員法の罰則が適用されないのだ。四十五年前に文部教官として任用され、その年の医学部医学進学課程の入試問題作成委員を委嘱されたが、教授より注意を受けた。大学教員は採用後無能だと判定されても、すぐには失職しない。しかし入試で問題漏洩、採点操作、等の疑いがかけられた時、まず懲戒免職は免れないぞ、という恐ろしいものだった。連休明けから作成会議が始まり、九月にドラフト完成、十一月に大阪造幣局で印刷という日程だった。採点は必ず複数が対面しながら行い、一人になることを禁じられた。答案用紙の受験者氏名番号欄は折り曲げられ、ホチキスで閉じられており、誰のものかが特定できないようにされている。一人の採点官が五百枚ほどの答案を採点し、これを他の採点官が点検する。採点のミスは意外に多いので、五回採点の点検を繰り返す。最後に署名して解放される。一週間朝九時より夜十時までの拘束である。英語数学の担当者には研究時間がないようなものだ。入試センターが登場し、この重圧から解放され博士論文執筆に専念できた。2024年から民間業者が代行するというが、五十万人分の答案を五回点検することになる。天文学的枚数の採点点検となるだろう。
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標準英語 (富田)
2019-11-08 22:57:15
2050年の人口
インド    16億人以上
ナイジェリア  4億人以上
いずれもアメリカの人口を超える

インド英語、ナイジェリア英語が米英語を凌ぐ
英語の根本的変化は免れない
綴りと発音の不一致など根本的欠陥を修正する標準英語の出現は不可避だ
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省庁大学校入試の脆弱性 (十三湊淳之介)
2019-11-20 04:15:59
かなりの省庁大学校で,民間大手の某社に入試問題作成採点を依頼しているらしい.私が発見した問題もそこのもののとのことだった.新聞記者の取材に対し,出題問題に正解が二つあったことを認めた上で,採点結果は破棄されているので,再点検はできないと答えたという.ただしこれは記事になっていない.医学部の入試では,同点者が五六人も出ることは珍しくない.不合格者は今一度自己採点をし,応募大学の入試係りに対し,答案を開示するよう要求したほうがよい.答案はまだ大学が保管してあるはずだ.
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