もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

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黒執事 S.R.S. 劉(ラウ)様の復活計画Vv 後編

2010-05-09 23:01:40 | 腐女子の御伴
あくまでもぐ菜の妄想だからね(^-^)/


※この小説はアニメ黒執事を基に、二次創作として執筆しております。
一個人の解釈なので、原作やアニメ制作会社、出版社とは一切関係ありません。
その点をご理解いただき、お読み下さる様お願いいたします。



         身代わり 後編



ロンドン炎上後から五年…‥ 劉(ラウ)は特に変わりなく、表向きは崑崙(こんろん)の英国支店長業務を勤めて居る。



一つだけ変わった事は良い遊び相手だったシエルが居ないぐらいで、大変退屈な毎日で何か楽しい事がないか思っている。

裏社会の連中は今だにファントムハイヴ家の当主である、シエルに怯え息をころし様子を伺っており劉(ラウ)にとっては仕事が数倍も捗(はかど)る。

噂に尾鰭(おひれ)が付き、まことしやかにシエルが存在し相変わらず女王の番狗(ばんけん)をして居て、女王にとって都合の悪い裏社会の者を始末したと────────


劉(ラウ)は上海(しゃんはい)マフィア青幇(チンパン)の、情報網(もう)を駆使(くし)しシエルについて情報を調べさせた。

細身で黒の燕尾服を着た執事を従えたシエルを見たと言う情報や、死んだとも言う情報が劉(ラウ)の元に寄せられたがどれも真偽(しんぎ)は不明であった。

ただ一つ、有力な情報はあった…… ファントムハイヴ家当主に代々引き継がれるブルーダイヤの指輪が、所有者を転々としオークションに出品されると聞いた。

ブルーダイヤの指輪が所有者を転々とする理由は、そのブルーダイヤの指輪を保有すると災難(さいなん)が所有者に降り注ぐと言ういわくつきであった。


(あの、伯爵らしいね。ほんと、執念深い。それにしても、伯爵は執事君と何処(どこ)に居るのやら。)

劉(ラウ)はくすりと笑う。

窓辺から午後の眠気を誘う、柔らかく優しい陽射しが差し込む。

崑崙(こんろん)英国支店の事務所でゆったりとソファーに座り、劉(ラウ)はお気に入りのキセルを吹かす。藍猫(ランマオ)は劉(ラウ)の太股(ふともも)を枕変わりにし横になり身体に大判のブランケットを掛けて瞳を閉じ眠って居る。



(ブルーダイヤの指輪は伯爵の執事君をおびき寄せる、餌にはなるが────── 災難(さいなん)は困るね。あの、執事君が居れば伯爵も一緒に居るはずだから…‥)

劉(ラウ)が藍猫(ランマオ)の髪の毛にそっと触れると、藍猫(ランマオ)は眠たげに身じろぐ。

ブルーダイヤの指輪を自分が保有しなければ良い事で、誰かに所有させて置けば良いと思いつき声を立てて笑い自分の結論に劉(ラウ)は満足した。

「義兄様、どうした??」

劉(ラウ)のご機嫌な笑い声を聞き、藍猫(ランマオ)は瞳を細目ながら劉(ラウ)を見つめ聞いた。

「あぁ、ごめん。お昼寝をして居た藍猫(ランマオ)を起こしてしまったね。うん、ちょっとね。ゆっくりお休み、藍猫(ランマオ)。」


藍猫(ランマオ)は小さく欠伸(あくび)をすると、静かな規則正しい寝息を立て眠る。


劉(ラウ)は深呼吸をすると、ゆったりと一休みをした。




数日後、劉(ラウ)はオークションに参加しブルーダイヤの指輪を落札した。騙し紛(まが)いの商法で財を成した男がブルーダイヤの指輪を譲って欲しいと、数日後にその男が劉(ラウ)の崑崙(こんろん)の事務所に訪れた。

営業会話を得意とする劉(ラウ)に良い様に男は乗せられ喜んで、意気揚々(いきようよう)とブルーダイヤの指輪を劉(ラウ)から譲って貰い帰って行った。


青幇(チンパン)の情報網(もう)を使いまことしやかに、ブルーダイヤの指輪の噂を流させた。


落札したブルーダイヤの指輪が幸運を招いたと──────

劉(ラウ)は男にこう言った。



この指輪は、希少価値があるだけではなく…‥ 幸運を呼び寄せるブルーダイヤの指輪で、数多くの偉業(いぎょう)を成し遂げた事業主である、貴方に相応(ふさわ)しいブルーダイヤの指輪ですよ。 何があっても、絶対に手放さずに保有してください。



劉(ラウ)には災難の被害は何もなく虎視眈々(こしたんたん)といつあの、男がブルーダイヤの指輪を手放すか待って居た。



数ヶ月後にその男が度重なる災難に身を窶(やつ)しとうとう、ブルーダイヤの指輪を譲ったと聞き劉(ラウ)は部下にその事を男の元に聞きに行かせた。


部下の情報に寄ればブルーダイヤの指輪を譲った相手は細身の燕尾服を着たどこぞの貴族の執事風の男で、風貌を聞くと以前と変わらないセバスチャンであると劉(ラウ)は納得した。


(なんだぁ、生きて居るのか… 執事君は、ほんと大変だね。そうであれば、私も楽しいよ───── 伯爵。)

劉(ラウ)は独(ひと)り心地で、楽しげに笑う。


「藍猫(ランマオ)、退屈だろ?? 面白い遊び場を見つけたんだよ。あぁ、ホワイト ローズて言う相談屋さん。女の子同伴じゃないと、ダメなんだってさ。だから、一緒に遊びに行こう。」

「相談はない。」

「私があるんだ。おいで、藍猫(ランマオ)。」



バルドとフィニは予想もしない劉(ラウ)の来客に戸惑う。そして、ブルーダイヤの指輪とセバスチャンの情報を、劉(ラウ)により齎(もたら)されて驚く事になる。




黒執事 S.R.S. 身代わり the End.

黒執事 S.R.S. 劉(ラウ)様の復活計画Vv 前編

2010-05-09 18:10:40 | 腐女子の御伴
ミュージカルに劉(ラウ)様が出て来ないし!! 腐で遊佐様愛好家に捧ぐぜ。


※この小説はアニメ黒執事を基に、二次創作として執筆しております。
一個人の解釈なので、原作やアニメ制作会社、出版社とは一切関係ありません。
その点をご理解いただき、お読み下さる様お願いいたします。




         身代わり 前編



テムズ河の接岸で砲台の集中攻撃を浴び、一隻(いっせき)の船舶(せんぱく)が朽ち果て様としている─────── 雄々しく立派な船舶(せんぱく)は幾たびに大海原(おおうなばら)を往(ゆ)き、船乗り達と苦楽を共にした。


上空に烏(からす)が鳴きながら一斉に飛んでおり、人の気配(けはい)が無い事を確認すると船舶(せんぱく)の先端に数羽の烏(からす)は舞い降りた。


テムズが河に浮かぶ船舶(せんぱく)を、頼りなく小葉(このは)の様に水面(みなも)を漂(ただよ)う。


船舶(せんぱく)の甲板(かんぱん)には、つい先程までは息があったが…… くたびれたスーツ姿の年若い男性と青いきらびやかな中国服を身に纏(まと)った男性が倒れており甲板(かんぱん)は赤黒く染まり始める。



「義兄様…‥ ‥義兄様…‥ 」

藍猫(ランマオ)は甲板(かんぱん)に俯(うつぶ)せで倒れ伏し──────  弱く、息苦しく喘(あえ)ぎそう、義兄である劉(ラウ)に呼びかける。

藍猫(ランマオ)は必死で腕を伸ばす、辛うじて指先が劉(ラウ)の腕に触れるが……



(冷たい……)




藍猫(ランマオ)はそう、呟くと瞳を伏せる。




助からない




義兄様



船舶(せんぱく)の先端にとまって居た、数羽の烏(からす)は一斉に空高く羽ばたき飛んで行く。



甲板(かんぱん)に複数の足音と聞き覚えある、声が幻聴(げんちょう)の様に藍猫(ランマオ)に聴きこえた。情(なさ)け容赦(ようしゃ)なく湿気が、帯(お)びた冷たい潮(しお)風が甲板(かんぱん)に吹き付ける。


藍猫(ランマオ)の体温は、削ぎ落とされ意識が徐々(じょじょ)に霞(かす)んでゆく。


遠退(とおの)く意識────── 誰かが藍猫(ランマオ)の名を呼び走り寄る気配(けはい)がし、藍猫(ランマオ)は絶望と救出の狭間(はざま)で意識は揺れ動く。



(‥義兄様…)



藍猫(ランマオ)が薄く瞳を開けると、そこに立って居るのは甲板(かんぱん)に共に倒れ伏して居るはずの義兄の劉(ラウ)である。


「義兄様。」

「藍猫(ランマオ)!!」

劉(ラウ)は屈み込み藍猫(ランマオ)を、優しく抱き起こし力の限り強く抱きしめる。

「怖かったね。もう、大丈夫だよ。」

「義兄様。」

「私の、影武者が暴走するとはね。あれ、程にキツク言い付けたのに。藍猫(ランマオ)を、引き連れて行ったと聞き急いで戻って来たんだ。」

「影武者??」

甲板(かんぱん)に倒れ伏して居る劉(ラウ)を見て、藍猫(ランマオ)は初めて聞く真実を知らされ驚く。

「無理もないね。ほんと、ごめんね。さぁ、傷の手当を急ごう。」

劉(ラウ)は瞳を開け藍猫(ランマオ)を大切に抱きかかえ、背後に居る五人の部下達に命令を下す。



「スコットランドヤードの死体は、遠方の船付き場に棄てる様に。コレは、証拠(しょうこ)を遺(のこ)さず始末しろ。この、船舶(せんぱく)は跡形もなく海に沈めろ。」

劉(ラウ)の指示に返事をすると、劉(ラウ)の背後に居る五人の部下達は迅速(じんそく)に動き出す。

藍猫(ランマオ)は呆然(ぼうぜん)と、五人の部下達の行動をその成り行きをただ見つめた。



「傷を手当したら、藍猫(ランマオ)一緒に暫(しばら)くはロンドンから離れるよ。危ない事がこれから起こるからね。」

「誰から聞いた。」

「うん、それはね。あぁ、長話はゆっくりとしょう。藍猫(ランマオ)の傷の手当が先だよ。」

劉(ラウ)は瞳を開けて柔和(にゅうわ)な優しい微笑を浮かべ、藍猫(ランマオ)を大切に抱きかかえ甲板(かんぱん)から全力で走り船舶(せんぱく)から去って行く。





あぁ、そうだ。藍猫(ランマオ)、私は崑崙(こんろん)の英国支店長で今後は様子を見るよ。だから、藍猫(ランマオ)も、ゆっくりと養生(ようじょう)しょう。


伯爵と執事君?? あぁ、ほって置いても大丈夫だよ。 伯爵は生かしておいても、永くないからね。ん?? 何で知ってるのか?? 藍猫(ランマオ)、私を誰だっと思って居る?? 私は上海(しゃんはい)マフィアの青幇(チンパン)の首領(しゅりょう)だからね。




黒執事S.R.S. 身代わり 後編

自作システム微妙に発動!!

2010-05-09 18:07:14 | 腐女子の御伴
えぇ、劉(ラウ)様をこうすれば黒執事第二期に出せる方法を思い着いたのであくまで妄想だけどカキしてみたよ。



遊佐様が出ない黒執事2なんて絶対に嫌です。

話題&視聴率が変動するわよ!!

だから、遊佐様をお出し!!



それでは往(い)ってみよう劉(ラウ)様復活計画Go!!Go!!

ママの日。

2010-05-09 12:10:47 | Weblog
先日に黒執事のミュージカルを観るついでに赤坂サカスの辺りのレストランで、もぐママに美味しい物を食べさせてあげようと思ったら…

腹を下して体調が余り宜しくないと、もぐママが言うのでそれは止めました。 レストラン案内のパンフ見てドンペリのカキ氷りを食べたそうにしてたけど、それはさすがにヤバイので止めさせた。

元気になったら食わしてやるから、今日は止めなさいと。もし、もぐ菜が良いよと言ったら、もぐママ食いそうだった。未だにドンペリのカキ氷りと、ふつふつ未練がましく言うんだもん。飲ん兵衛め(-_-ι)


熱海に出掛けた時にグリーン車両に乗った時にJRのトレイン通販パンフで便利グッズを、見つけて本人に勧めたらそれが良いと了解を得たのでそれを申し込み頼んだ。

バックを変えた時に、入れ替え不要のバックインナー収納ポーチです。入れ替えた時に、入れ忘れないし何処に入れたのか困らないし良いでしょ。

ごろ寝。

2010-05-09 11:48:45 | Weblog
やぁ、もぐ菜だよ。 今日はやっと萎えた気持ちも落ち着いた。あんなに楽しみにしてた黒執事のミュージカルが、あぁも物語が破綻してましてショック(ノ_-;)でした。

昨日は疲れて一日中疲れて寝ておりました。 黒執事のミュージカルを観てご満悦な方々が居らしゃるのも分かっておりますが、もぐ母娘はどうも脚本に納得出来ないのです。

ドルイット子爵を演じられた、俳優さんが可哀相な気がするよ。 俳優さんは一生懸命に役を演じ舞台に立つから俳優さんには罪はないけど─────── アニメとは異なるキャラ解釈されており、ドルイット子爵が出て来る場面はほんと怖かった。