＊ご注意＊
＊腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。 一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。＊
gentle Darin??mix.(9)
御堂に連れられて案内されたのはビルの3階にある洋食レストランだった。店内の内装やインテリアは、高級感あり落ち着いた雰囲気で宮阪は店内を見渡して御堂が好みそうな、雰囲気のレストランであると思った。
御堂は常連客らしく上下黒のカフェ服装の男性ウェイターに案内され、丁寧に手慣れた仕種で対応で出迎えられた。
「お待ちしておりました。御堂様。」
「あぁ、久しぶりに来た。」
「えぇ、ご来店戴き光栄でございます。では、こちらへ。」
宮阪は歩きながら開放的な広々とした全面窓の景色を眺め思う。夜あったならまた夜景も綺麗でこの空間から、景色と通りを行き交う車や人を眺めるときっと非日常的なひと時を過ごせると。
やや奥まった個室に案内された。個室の出入り口はレースのカーテンで仕切られ、圧迫感はなく程よくプライベートが保たれている。個室の窓からの景色もホールから違い、同じレストランだっと言うのに違う場所に居る錯覚になる。
「どうした。」
「えっ。凄く素敵なレストランだっと思いました。」
と言いつつも宮阪は文月が経営する、カフェレストランには絶対敵わないと思い返答した。
個室のソファーに座る御堂に向き合う様にテーブルを挟み、椅子に座り宮阪は荷物用のカゴに大きい手提げの紙バックを入れた。
ウェイターは宮阪の顔を見るとニコッ笑う。
「では、こちらがメニューブックです。あの、文月さんのお坊ちゃん、ですよね??一度、過去にお会いした事があるので、お坊ちゃんを覚えております。」
「そうですか??ごめんなさい、僕は覚えてません。文月は僕の身内です。」
「文月さんとは、親しくさせて頂いております。文月さんから、お坊ちゃんの話しをよく聞いていて、是非ともお顔を拝見致したいと思っておりました。ご注文がお決まりになりましたら、呼び鈴で御呼び立てくださいませ。」
文月の知り合いらしく営業の会話ではなく、親しげにウェイターは宮阪に話しかけて居た。御堂と宮阪にウェイターは一礼をすると去って行く。
「君の言う、身内のダーリンは三人か。」
宮阪は俯き御堂に話すのを、躊躇(ためら)ったが顔をあげ正面を向き決心を決めて御堂に話しだす。
「はい。可笑しいですよね。ダーリンて呼ぶの。でも、何て呼んだら良いのか…‥ 僕、父と母は居ないし。物心が着いた時には黒川と文月が一緒で────── 身内て言っても名前は違うから、僕、二人に聞いたんです。僕を産んでくれた母は存在するのか。したら、二人は、母と父はもう、存在してないと。僕は天涯(てんがい)孤独(こどく)なの??って、二人に聞くと、二人は僕を絶対に寂しい思いや独(ひと)りにはさせないからと。」
御堂はそれ以上は聞かなくっとも、宮阪家が離散した理由が深刻であったと…‥ ただ、一つ御堂が気になるのは霧島との関係である。
「そうか。君のご両親も、苦労されたはずだな。最後に聞きたい事がある、霧島はいつから君と生活して居る??」
「秋彦ダーリン…と、御堂代表は関係あるのですか?? だから、提出した緊急連絡先表を見て驚いたんですね。」
宮阪は泣きそうである。
「君は霧島から、何も聞いてないのか??私はMGNで勤めて居たのだ。その時に、私は霧島と共に働いて居た。霧島は、私の部下でもあったと言おう。」
「だから、アクワイヤアソシエイションに勤めが決まったと、秋彦ダーリンに話したら悩んだ顔をしたんだ。」
宮阪は小さな声で呟(つぶや)き深いため息をつくと、小さく身体をこごまらせる。御堂はメニューブックを開きメニューを選んで居ると、宮阪は椅子から立ち上がる。
「どうした。」
「僕、帰ります。失礼します。」
荷物カゴから手提げの紙バックを取ると宮阪は、脱兎(だっと)の如(ごと)く個室から走り去って行く。
「待ちなさい!!」
御堂がソファーから立ち上がると、御堂と宮阪を個室に案内して来たウェイターが何事と察しやって来た。
「御堂様、どうなさいました??」
「あぁ、お坊ちゃんの機嫌が悪くなり去って行った。」
「文月さんのお坊ちゃんの、ご機嫌を損ねる様な事を私が申してしまいました様ですね。文月さんに、お詫びを申さねば。」
御堂はやれやと思い、ソファーに座る。
「お坊ちゃんのご機嫌を、損ねさせた原因は私だ。ついでだ、メニューを頼もう。」
ウェイターはそんな、御堂を見て微笑をした。
「メニューですね。畏(かしこ)まりました。」
gentle Darin??mix.(10) 近日中更新予定
＊腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。 一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。＊
gentle Darin??mix.(9)
御堂に連れられて案内されたのはビルの3階にある洋食レストランだった。店内の内装やインテリアは、高級感あり落ち着いた雰囲気で宮阪は店内を見渡して御堂が好みそうな、雰囲気のレストランであると思った。
御堂は常連客らしく上下黒のカフェ服装の男性ウェイターに案内され、丁寧に手慣れた仕種で対応で出迎えられた。
「お待ちしておりました。御堂様。」
「あぁ、久しぶりに来た。」
「えぇ、ご来店戴き光栄でございます。では、こちらへ。」
宮阪は歩きながら開放的な広々とした全面窓の景色を眺め思う。夜あったならまた夜景も綺麗でこの空間から、景色と通りを行き交う車や人を眺めるときっと非日常的なひと時を過ごせると。
やや奥まった個室に案内された。個室の出入り口はレースのカーテンで仕切られ、圧迫感はなく程よくプライベートが保たれている。個室の窓からの景色もホールから違い、同じレストランだっと言うのに違う場所に居る錯覚になる。
「どうした。」
「えっ。凄く素敵なレストランだっと思いました。」
と言いつつも宮阪は文月が経営する、カフェレストランには絶対敵わないと思い返答した。
個室のソファーに座る御堂に向き合う様にテーブルを挟み、椅子に座り宮阪は荷物用のカゴに大きい手提げの紙バックを入れた。
ウェイターは宮阪の顔を見るとニコッ笑う。
「では、こちらがメニューブックです。あの、文月さんのお坊ちゃん、ですよね??一度、過去にお会いした事があるので、お坊ちゃんを覚えております。」
「そうですか??ごめんなさい、僕は覚えてません。文月は僕の身内です。」
「文月さんとは、親しくさせて頂いております。文月さんから、お坊ちゃんの話しをよく聞いていて、是非ともお顔を拝見致したいと思っておりました。ご注文がお決まりになりましたら、呼び鈴で御呼び立てくださいませ。」
文月の知り合いらしく営業の会話ではなく、親しげにウェイターは宮阪に話しかけて居た。御堂と宮阪にウェイターは一礼をすると去って行く。
「君の言う、身内のダーリンは三人か。」
宮阪は俯き御堂に話すのを、躊躇(ためら)ったが顔をあげ正面を向き決心を決めて御堂に話しだす。
「はい。可笑しいですよね。ダーリンて呼ぶの。でも、何て呼んだら良いのか…‥ 僕、父と母は居ないし。物心が着いた時には黒川と文月が一緒で────── 身内て言っても名前は違うから、僕、二人に聞いたんです。僕を産んでくれた母は存在するのか。したら、二人は、母と父はもう、存在してないと。僕は天涯(てんがい)孤独(こどく)なの??って、二人に聞くと、二人は僕を絶対に寂しい思いや独(ひと)りにはさせないからと。」
御堂はそれ以上は聞かなくっとも、宮阪家が離散した理由が深刻であったと…‥ ただ、一つ御堂が気になるのは霧島との関係である。
「そうか。君のご両親も、苦労されたはずだな。最後に聞きたい事がある、霧島はいつから君と生活して居る??」
「秋彦ダーリン…と、御堂代表は関係あるのですか?? だから、提出した緊急連絡先表を見て驚いたんですね。」
宮阪は泣きそうである。
「君は霧島から、何も聞いてないのか??私はMGNで勤めて居たのだ。その時に、私は霧島と共に働いて居た。霧島は、私の部下でもあったと言おう。」
「だから、アクワイヤアソシエイションに勤めが決まったと、秋彦ダーリンに話したら悩んだ顔をしたんだ。」
宮阪は小さな声で呟(つぶや)き深いため息をつくと、小さく身体をこごまらせる。御堂はメニューブックを開きメニューを選んで居ると、宮阪は椅子から立ち上がる。
「どうした。」
「僕、帰ります。失礼します。」
荷物カゴから手提げの紙バックを取ると宮阪は、脱兎(だっと)の如(ごと)く個室から走り去って行く。
「待ちなさい!!」
御堂がソファーから立ち上がると、御堂と宮阪を個室に案内して来たウェイターが何事と察しやって来た。
「御堂様、どうなさいました??」
「あぁ、お坊ちゃんの機嫌が悪くなり去って行った。」
「文月さんのお坊ちゃんの、ご機嫌を損ねる様な事を私が申してしまいました様ですね。文月さんに、お詫びを申さねば。」
御堂はやれやと思い、ソファーに座る。
「お坊ちゃんのご機嫌を、損ねさせた原因は私だ。ついでだ、メニューを頼もう。」
ウェイターはそんな、御堂を見て微笑をした。
「メニューですね。畏(かしこ)まりました。」
gentle Darin??mix.(10) 近日中更新予定