もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

ようこそ腐女子の匣喫茶へ お好みのモノをどうぞ、召し上がれ。 日々を書き連ね、妄想をこよなく愛でます

ちかれたワタシ。

2010-05-16 19:43:34 | 腐女子の御伴
ハイペースでカキまくったから休む。明日も休みだし、ゆっくりする。更新出来たらしょうと思うよ。

御来院ありがとうですm(._.)m つい読んで貰えると嬉しいナリ。 思ったより、gentle Darin??mix.長くなりそう。当初は短編を予定してたのに( ~-~)

もぐ菜、カキするとダラダラ長くなる。もっと短編にしたい。構成ほんと下手だわワタシ。

鬼畜眼鏡 偽造メガミド gentle Darin??mix.(8)

2010-05-16 18:03:40 | 腐女子の御伴
         *ご注意*




*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。 一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。*





         gentle Darin??mix.(8)




日曜、御堂は白のワイシャツでネクタイをせずラフな軽装のカジュアルスーツを着用し、銀座の辺りをふらりと散歩をして居た。

銀座の大通りには、休日を楽しむ人々が行き交い賑(にぎ)やぐ。自宅マンションのワインセラーにお気に入りのワインのストックが無く、御堂はワインを購入しに銀座までやって来た。

お目当てのワイン専門店へ向かう途中に、見慣れた人物が歩いて居るのを見つけた。 宮阪の出(い)で立ちは年相応な上着(うわぎ)を着て軽装の上下で大きな手提げの紙バックを、手にし足早に歩いて居る。御堂は宮阪を追い声をかけた。

「宮阪君。」

そう御堂に呼ばれて、ビックリと身体が反応する。宮阪の反応を見てそんなに、驚かなくって良いと御堂は苦笑いをし思う。

「あっ、こんにちは。御堂代表、お仕事ですか。」

「幾ら、私でも休みは取る。君と同じく買い物だ。」

「買い物ですか。そうですよね、はは。」


宮阪は落ち着きがない、何か慌てて居る様にも見える。一緒に飲んだ女子社員にプレゼントでも購入したのを、見つかったのか嫌なのかっと御堂は思う。

「あの、失礼します。僕、まだ、買い物をするので。」

「買い物か、何を購入する??それにして、大きな手提げの紙バックだな。」

「えぇ。時計屋さんに行くんです。ダーリン、お気に入りの時計を無くしてしまって、変わりに使ってる腕時計気に入ってないみたいで。」

「ダーリンか。」

「ほんと、失礼します。」

「待ちなさい。この、先にあるクレセントと言う名前の時計店に行くのだろ??私が行くワイン専門店の隣だ。」

「そうなですか。じゃ、お店の前まで一緒に。」

宮阪はそう言い笑い御堂に、返答するが不安げな瞳で御堂を見つめた。特に会話をせず無言で歩く二人。


クレセントと言う名前の時計店にやって来ると、ぺこりと頭を御堂に下げて顔を上げると宮阪は店の自動ドアに手を触れた。

御堂は宮阪の後ろにくっつき共に時計店へ入って行く。 後ろを振り向き宮阪は驚いた。

「あの…」

「そんなに、嫌がる事はないだろうに。私も腕時計を見たいのだ。」

「はい。」

そんな会話をして居ると、紺のスーツを着た温厚な年配の男性店員がカウンター越しに宮阪に声をかけて来た。

「いらしゃいませ。何を、お見立て居たしましょう。」

「はい。銀の懐中時計を。」

「おぉ、それはまた古風な、品物をお求めですね。」

御堂はガラスのショウケースに、並べられた腕時計をしげしげと見つめる。佐伯にプレゼントをするとしたら、どの腕時計が良いか真剣に一つ一つ見る。

もう一人の年若い男性店員に御堂は声をかけられた。

「お客様、お待たせ致しました。どの様な腕時計を、お探しでしょうか??」

「あぁ、私はあの青年に、付き添って来ただけです。」

さすがに数百万円もする腕時計を身につけて居る御堂には営業トークはしてこなかった。そう言いと御堂は宮阪の傍に近付いて行く。

宮阪と年配の男性店員は熱心に話し合って居るらしく、幾つかの銀の懐中時計がガラスケースに出されており宮阪はそれを真剣に選んでいる。

「坊ちゃんは、腕時計ではなく。銀の懐中時計で良いのですね。」

「はい。腕時計も良いけど。僕はダーリンには、銀の懐中時計の方が絶対に似合うと思う。」

「では、こちらで本決まりですかな。では、お会計をお先に失礼させて戴きます。贈り物の包装を致しますね。店内をどうぞ、見てお待ちください。」

「はい、会計お願いします。」


宮阪が選んだ銀の懐中時計を手に持つ霧島を想像するが、御堂は霧島の笑顔を見た事はなく。どんな表情をするのか気にもなった。

一緒に霧島と仕事して居た時は、いつもポーカフェイスで淡々とした表情で、喜怒哀楽があるのか不思議になった。


満足な笑顔で喜ぶ霧島─────


宮阪は会計を済ませた。他の店員と購入した銀の懐中時計の話しをして居ると、プレゼントの包装が終わったらしく、年配の男性店員は手提げの紙バックを持ち宮阪の元へ来た。

「お待たせ致しました。こちらは、店の前までお持ちさせて頂きます。」

宮阪と御堂は時計店を出ると後ろから年配の男性店員が手提げの紙バックを持ち、宮阪に手渡し深々とお辞儀をし二人を見送った。


「あの、」

「君のプライベートな、時間に邪魔をした。お詫びに食事でも一緒に。」

断りづらいので、宮阪はしたかなく返答をした。

「ありがとうございます。ご一緒にさせて頂きます。」

「話しをしたい事がある。」

「話しですか??」

「この先に、洋食レストランがある。そこへ。」


御堂に付き従い宮阪は歩く。




gentle Darin??mix.(9)

やあ。

2010-05-16 16:12:59 | 腐女子の御伴
暇でやる事ないので朝からカキまくってます。カキ貯めてた訳ではないです。暇なのよ。

御堂さんどうでしょうか??もぐ菜の書くメガミドはこんな感じです。カッコイイ御堂さんが書けないよぉぉぉ・゜・(ノД`)・゜・。



お菓子を色々と買い込んだけど、もぐ菜にお気に入りはこれです。源氏パイ♪源氏パイて美味しいよね。そんな高くないし、程よい甘さと適度な塩加減がエェ◎ バター臭くないし。好きよ(^-^)/

鬼畜眼鏡 偽造メガミド gentle Darin??mix.(7)

2010-05-16 15:57:18 | 腐女子の御伴
         *ご注意*




*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。 一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。*




         gentle Darin??mix.(7)




慌ただしい一週間を過ごし週末を迎える。御堂の携帯電話は佐伯からの着信が分かる様に着信音が決めてある。ベッドサイドテーブルに置かれた御堂の携帯電話が鳴り電話が佐伯からかかってきた。ディスプレイを見ると克哉と表示された。

御堂が言う前に佐伯は言う。

「どうした?? 御堂。電話も寄越さないで。」

電話をしたいのはやまやまだったたが、御堂には恋人としてのプライドはある。恋人のプライド故(ゆえ)に敢(あ)えて佐伯に電話をしなかったが、自分だけが知る佐伯の甘い声を聴き安堵する御堂であるが───────


「私だって忙しいのだ。佐伯社長の、お留守を預かって居る事は…‥」

プライベートな時間なのに、開口するとついヒネくれる。 そんな御堂の機嫌を察して居るのか佐伯はこう言う。

「プライベートの時は恋人が不在で、孝典さんは独(ひと)りで特に寂しいと想ったが。」

プライベートの時に御堂の、機嫌を窺(うかが)う時に佐伯は孝典さんと呼ぶ。ベッドの中に居る時は孝典と呼ぶのに…‥ 名前を呼ばれただけでは御堂の機嫌は収まらない。

「もう少し、時間を俺にくれないか。今週末も帰れない。請け負った仕事を、きっちりと片付け終わらせて帰るだから機嫌を治せ。この案件が終わったら、孝典をベッドから離さない。覚悟はしておけ良いな。」

「手際良く早急に案件を、片付けるとは言ってないぞ。」

「そうする。俺が居ない間は独(ひと)りで、寂しく眠れない孝典さんだからな。」

電話越しだっと言うのに、佐伯の表情と唇(くち)びるの動きさえも分かる。恋人と唇(くち)びるを寄せ合いたい。

「孝典。」

「なんだ?? 忙しいのだろ。私の事を構わず早く仕事を~」

「愛している。」

そう佐伯は囁くと電話を切った。




(愛している───── 私の気持ちを聞かないで。だから、電話をしなかった。)



恋人は仕事をこれから、するのだろうか?? それとも、一晩中働いてちゃんと仮眠をせずに働いたのだろうか?? つまらないプライドが邪魔をしてヒネてしまった。

携帯電話が着信音が鳴ると佐伯からメールを受信をした。件名は何も書かれてはない、ただ本文にはおやすみなさい。と一言だけだった。

(私が傍に居ないから、克哉に無茶ばかりさせる。あぁ‥歯痒い。)

ただ一言だけ添えられたメールを見つめ御堂は愛しい気持ちと不憫な気持ちが、入り交じったため息をつく。

御堂はメールに返信した。件名は何も書かず本文にただ一言添えた愛していると。




佐伯や請け負った仕事を早く終えられる様に自分に出来る事を、やるだけが自分に与えられた役割と納得させる他ない。御堂はそう自分に言い聞かせた。


(ゆっくり、おやすみ。克哉。)



手にした携帯電話を握りしめ、御堂は携帯電話をベッドサイドテーブルの戻す。壁に掛けてある時計を見ると、6時になったばかり。

御堂は佐伯に語りかける様にそう呟き、ベッドから起き上がりシャワーを浴びに浴室へ向かう。



ぐずついた天候が続いたが、土日は天候が良いとの事で陽射しもあり空模様は安定している。今週末もまた独(ひと)り、なるのが嫌なのはわがままだっと分かっている。佐伯と出会ってから共に過ごし公私共々に、充実した日々を送っているのかを思い知らされる。

二日間も独(ひと)りで過ごす休日は、もう、飽き飽きして居る。 休日の日は佐伯よりも早く、御堂がベッドから起き様とすると腰をがっちりと両腕でガードし寝たふりをした恋人に微笑した。

アクワイヤアソシエイションのオフィスへ行って、仕事をすれば幾分か気持ちが紛れるだろ。
明日はたまには近場に足を運び出掛けてみよう。独(ひと)りで部屋に居ると、余計な事ばかり考え思ってしまう。




gentle Darin??mix.(8)

鬼畜眼鏡 偽造メガミド gentle Darin??mix.(6)

2010-05-16 13:04:23 | 腐女子の御伴
         *ご注意*



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         gentle Darin??mix.(6)




いつも変わらない月曜の朝となりシャワーを浴び着替える。御堂は、作りがいのない朝食を作り独(ひと)りで、味気無い朝食を摂(と)り片付け仕度を済ませ出社をした。

アクワイヤアソシエイションのオフィスに着きドアのセキュリティを解除をしオフィスの中に入る。まだ誰も出社しておらず、オフィスの中は閑散(かんさん)とし御堂は深呼吸をする。

窓辺に立ち見渡しの良い大きな窓から景色を眺め、雲の多い空模様を見つめ今日の仕事の予定を組み立て効率よくその流れを考えた。

御堂の朝の一番の仕事はまずそれをしてから動き出す。 御堂にとってこの静かな、オフィスが仕事開始の合図である。いつもの様に考えて居るとパタパタと元気良く走る足音が聞こえ──────

元気良くオフィスのドアが開かれた。御堂は呆気(あっけ)に取られながら振り返ると藤田だった。

「あっ!! 御堂代表!! あの…‥」

「藤田君、おはよう。」

「あっ、ごめんなさい。御堂代表、おはようございます。あの、僕、びっくりした事があったんですよ。だから、早く来たんです。」

藤田は割りとのんびりと出社してくるのに、御堂と同じく時間にわざわざ早々と出社して来たので御堂は何事と思う。

「昔から何度も言うが、藤田君、落ち着き給え。」

そう御堂に言われ、しょんぼりとすごすごと藤田は歩き御堂の正面にやって来た。

「御堂代表は、こう言うお話は嫌かも知れませんが~ 僕、ほんと、びっくりしたんですよ。あの…‥」

「話しを聞こう。話しなさい。」

「先日の金曜日の夜に、会社の女の子三人と宮阪君と僕で飲み会をしたんです。で、つい盛り上がって飲んでカラオケして二次会までしてしまって。」

「飲み過ぎて何をした??」

「ほんと皆で、楽しかった。えぇ、終電が間に合わなく、女の子三人の内一人が住んでるアパートの近くだから、女の子三人同士泊まる事になったけど、宮阪君と僕はどうしょうと思ったら、宮阪君が自宅に泊まれば良いと言ってくれたんですよ。宮阪君て優しいですよね。」

「先輩ならもっと、しっかりと行動をする様に。」

「で、宮阪君の家に行ってビックリしました。家と言うより、豪邸で庭が広いし門から玄関が遠いし。」

「家は良いから、話したい事を話しなさい。」

「着物を着た年若い男の人が居て、幾つなんだろ??三十代ぐらいで、御堂代表と同じぐらいかな??深夜過ぎなのに心配して、宮阪君の帰りを待ってました。」

「三十代??お兄さんか。」

「えぇ、僕、宮阪君に泊まる部屋に案内されて普通にお兄さんて聞いたら、身内て言われてそれ以上は聞けなかったんです。で、案内された部屋が、ホテルの高そうなスイートルームみたいな部屋で…」

「部屋は良い。君は何が話したい??戯言(たわごと)ならもう、聞く必要はないぞ。」

御堂は藤田の要点の見えない話しを聞かされ、いい加減聞きたくない。

「すみません。朝、起きて宮阪君が朝食を作ったから、ダイニングに来てと呼ばれて行ったんです、僕が、ダイニングテーブルの椅子に座ってると、霧島副主任さんがポストから新聞を持って来たのを見たんです。僕、つい、驚いてダイニングテーブルの椅子から立ち上がり霧島副主任の傍に行こうとすると、おはようございます。て言われて霧島副主任は何もなく部屋に行ってしまいました。」

「やはり、霧島か。」

「えっ?? あの。朝食を作ってくれたのは、着物を着た男の人と違う男の人で、その男の人も三十代ぐらいでした。お兄さんかな??と思ってその、男の人を見たらお兄さんじゃないよ。と笑顔で言われました。」

「霧島───── は、どうした。」

「その後は、霧島副主任の姿を見ませんでした。僕が帰るのを見送ってくれたのは、着物を着た男の人と朝食を作ってくれた男の人と宮阪君でした。朝食凄くほんと美味しかったなぁ~ 良いなぁ、宮阪君は毎日美味しい食事が食べられて。御堂代表は霧島副主任が宮阪君と一緒に生活して居るのを──────」

書類の書面では知って居たが、藤田が霧島を宮阪の自宅で目撃したので事実は確定された。自分以外に知られたくない、事実を知った藤田を鋭い眼差しに睨む。

藤田は今までに見た事のない、鋭く険悪な御堂の眼差しを見つめ息と唾(つば)と飲み込む。静かなオフィス内に飲み込んだ音が聞こえるのではと藤田は思う。仕事の失敗をして御堂に注意された事もあったが、こうも鋭い険悪な眼差しの御堂は見た事はない。

脅し鎮(しず)める様な低い声音(こわね)で御堂は藤田に言う。それは、獰猛な獣(けもの)が捕獲した獲物に言うそのものである。

「君が見た事は、何があっても誰にも口外(こうがい)しない様に。良いな??」

藤田は本能的に思う、もし、動物であったなら自分は御堂に喰われたと思い背筋が凍る。

「はい。絶対に口外(こうがい)しません!!」




gentle Darin??mix.(7)

鬼畜眼鏡 偽造メガミド gentle Darin??mix.(5)

2010-05-16 13:04:04 | 腐女子の御伴
         *ご注意*




*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。 一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。*




         gentle Darin??mix.(5)



アクワイヤアソシエイションも御堂の経営により、順調に業績を伸ばしつつ安定している。佐伯が外仕事で御堂は内仕事となり、半年が経ち御堂は仕事とプライベートの時間でも独(ひと)りで過ごす時間が多い。

出張先から土曜の早朝に佐伯が、自宅マンションに帰宅して御堂が出迎えると─────── 彼なりの愛情表現らしくまずは押し倒される。


「御堂… お前が足らない。」

「私は、便利な栄養補給体ではないぞ!!」

「栄養が足らないのは、孝典さんの方ですよVv」

抱きかかえられて、ベッドに組敷かれて後は佐伯に翻弄(ほんろう)されてしまえば後の事等どうでも良く。

御堂が目覚めると佐伯が横に居るのが良いが、まずは佐伯の業務報告を受ける。終わると、佐伯はさっさとシャワーを浴びて仕度を済ますとスーツ姿になりアクワイヤアソシエイションのオフィスへ行ってしまう。

御堂も起きてシャワーを浴びて、部屋着に着替えを済まし食事を作る。佐伯は用事を済ますと自宅マンションに戻って来るが、食事中も延々とお互いに仕事の話しである。

佐伯から電話がかかってきても、業務内容。御堂が業務以外の事で個人的に何かを言おうとすると、佐伯から一方的に電話を切られてしまう。


そんな行為を何度も繰り返し半年。


(私が、佐伯の事を想って居ても、佐伯は、私の事をどう思って居る??私を、相手にする何秒の時間さえも惜しいのか…)

佐伯の仕事を理解して居るつもりだ。佐伯は一つの事に夢中になると、他には興味が無くなる。御堂はそれも承知して居るが…… つれない。ただの仕事のパートナーだったら理解と承知をして居ると済むが、恋人であるのでつれないと御堂は想う。


以前に聞いてくだらないと鼻で笑ったが~



─────夫が仕事に忙しく全然、私の事を相手にもしてくれないのよ。私も働いてるし、夫の大変さも分かってる。何の為に結婚したのかしら。 で、時たま想うのよ。 私は、人件費がかからない都合の良い家政(かせい)婦(ふ)さん??──────────




その話しを耳にした時は女性本意な自分の事しか考えてない、夫である男性の仕事を何も理解してないと思ったが───────

今に思えば愛する故(ゆえ)に女性はつれないと言いたかったと…‥ 御堂は佐伯と同性で仕事も同じ会社の経営者である。だからこそ尚更につれないと感じる。

御堂は深呼吸をすると、独りでは広くひんやりとするベッドの中で寝返りをうつ。今日は土曜で早朝…‥ もう、帰って来るのかさえ連絡もない。

御堂はベッドサイドテーブルに置かれた携帯電話に手を伸ばし、携帯電話を開き着信を確認するが着信はない。

御堂は寂しくため息をつき、携帯電話を戻す。
もう一人自分と同じくぐらいに働ける人員が居てくれたならば、もっと佐伯を強力にサポートを出来るのに。独(ひと)り奮闘(ふんとう)して居る、佐伯の傍に居られない。

自分のサポートに佐伯が藤田をMGNから引き抜いて来た様に、強力なサポート役が欲しい。だからと言ってそう簡単に見つかる訳がない。


今現在は御堂が運営してても切り盛り出来るが、アクワイヤアソシエイションが今後大きな仕事の案件を複数抱えるともう一人、自分と同じ分担業務をする責任者が必要にはなると御堂は考えて居る。

アクワイヤアソシエイションの社員は有能である、その中で人材を育てれば良い。今すぐに御堂と同じ業務を熟せる責任者としても業務を熟せるか?? それはまだ、やや難がある。

藤田は何年も経つが相変わらずで、いつまでたっても御堂のサポートを役で思って居るらしく責任者としてはまだ不安がある。

寝ても覚めても仕事のばかり、考えてしまう自分を御堂は笑う。ゆっくりと佐伯と話し合う必要が、あると思うが当の佐伯は忙しい。


壁の時計を見ると、まだ、一眠り出来る時間であるのを御堂は確認すると瞳を閉じ眠る。




佐伯から何も連絡はなく、週末は帰って来なかった。

広い部屋を独(ひと)り持て余す、休日を御堂は過ごす。




gentle Darin??mix.(6)