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『書く力は、読む力 』(祥伝社新書)鈴木信一

2017-06-07 05:53:09 | MY BOOK
『書く力は、読む力 』(祥伝社新書)鈴木信一を紹介します。



「読む」ことについて考えさせられました。

名曲「神田川」の最後の歌詞

若かったあの頃
何も怖くなかった
ただ貴方のやさしさが
怖かった


これをどう理解するのか?

ここから始まっています。

私は、いかにいい加減に解釈していたのかがよくわかりました。

正解? ぜひこの本を読んでください。




このほか、正岡子規の短歌、『ごんぎつね』など、身近な素材から、「読む」ことの深さを教えてくれます。

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内容紹介
「自他ともに認める本読み」なのに、ちょっとした文章も書くことができない──。
うまくまとめて書いたつもりが、「わかりにくい」といわれた──。
なぜ、そんなことが起こるのかといえば、あなたが日ごろ正しく文章を「読めていない」からである。
個人の直感で読みたいように読んでしまって、文章のしくみや構成、言葉のかかり方を論理的に読みとることができていない。
論理的に読めていないから、論理的に書くこともできないのだ。
──文章との正しい向き合い方。
──書くことに通じる「読み」
──書きたいことを書くのではなく、書くべきことを書く。
この原理を習得できれば、誰でも自然に「読める文章」が書ける。




目次です。

第一章 ちゃんと、読めていますか
直感的な「読み」
大人の智恵による「読み」
作者の意図、表現の意図
知識によりかかった「読み」
自由な「読み」

第二章 人はどのように読んできたか
作品とテクスト
誰もが「思い入れ読み」で読んでいる
「原型」によって、神話は類型化する
「本歌取り」か、翻案か、それとも盗作か
ロラン・バルトが提起した「作者の死」
テクストを額面どおりに受けとらない
歴史的文化的背景に結びつけられた批評

第三章 読むことは書くこと
恣意的かつ混成的な「読み」
書くことのメカニズム
「読み」の基本操作──その文の主題は何か
「読み」の感度を上げる──疑問を抱き、答えを予測する
「読み」の調整能力──文と文をつないでいく
一文を読み切る──語感を鍛える

第四章 書くことは読むこと
なぜ、ちぐはぐな文章を書いてしまうのか
「リレー作文」──文をつなぐ学習法
「読者の目」を持つことによって、発想の自由が得られる
展開への欲望
実作──教師が卒業生へのはなむけに書く文
何を書かないか
膨らみのある文章

第五章 それでも書けないという人へ
書くに値すること
書きながら、発見していく
具体的なエピソードを盛り込む
文章の手入れ──ラッピングし、リボンをかける






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