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シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 作品54 (スコア付き)

2024-01-12 06:30:14 | 音楽雑感&関連サイト

シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 作品54 (スコア付き)

ロベルト・シューマン: ピアノ協奏曲イ短調 作品54 (スコア付き) 作曲年代:1840年-45年 ピアノ:ラドゥ・ルプ 指揮:アンドレ・プレヴィン 管弦楽:ロンドン交響楽団

00:00 第1楽章 Allegro affettuoso (イ短調) 14:38 第2楽章 Intermezzo: Andantino grazioso (ヘ長調) 20:01 第3楽章 Allegro vivace (イ長調)

ロベルト・シューマンの《ピアノ協奏曲イ短調 作品54》は、作曲者が完成させた唯一のピアノ協奏曲で、1845年に完成した。1828年から31年にかけて3曲の協奏曲の作曲に取り組んでいたシューマンであったが、どれも完成しなかった。1841年には単一楽章の「ピアノと管弦楽のための幻想曲」を完成させ、同年8月13日に初演したが、出版はされなかった。1845年に妻のクララ・シューマンにこの幻想曲に2つの楽章を追加するよう促され、その年に3楽章の協奏曲として完成した。この作品の初演は1845年12月4日にドレスデンで、クララ・シューマンのピアノ演奏で行われた。 先述の通り、第1楽章と2・3楽章は別の時期に作曲されたが、C-H-Aの主題は全曲で統一されている。シューマンはピアノの名手であったが、20代前半に指を故障し、ピアニストを断念している。30代前半に作曲されたこの作品のピアノパートは、超絶技巧は少ないものの技巧的であり、第1楽章のカデンツァは対位法を多用するなど充実したものとなっている。


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