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チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 作品33 (スコア付き)

2024-01-08 06:30:24 | 音楽雑感&関連サイト

チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 作品33 (スコア付き)

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー: ロココの主題による変奏曲 作品33 TH 57 ČW 59 (スコア付き) 作曲年代:1876-77年 チェロ独奏:イシュトヴァーン・ヴァルダイ 指揮:ティボール・ボガーニ 管弦楽:パノン・フィルハーモニー管弦楽団

00:00 Moderato assai quasi Andante 00:55 主題 Moderato semplice 02:28 第1変奏 Tempo della Thema 03:20 第2変奏 Tempo della Thema 04:37 第3変奏 Andante sostenuto 08:11 第4変奏 Andante grazioso 10:10 第5変奏 Allegro moderato — Cadenza 13:46 第6変奏 Andante 16:28 第7変奏とコーダ Allegro vivo

《ロココの主題による変奏曲 作品33》は、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが1876年‐77年に作曲したチェロと管弦楽のための作品である。「ロココ」とは、18世紀にヨーロッパ中で流行した美術様式で、「ロココ調」とか「ロココ建築」のように使われる。チャイコフスキーは、自ら考えたロココ様式の主題で変奏曲を作曲した。 この作品はチャイコフスキーの友人でチェリストのヴィルヘルム・フィッツェンハーゲン (1848‐1890) のために作曲された。初演は1877年12月1日にフィッツェンハーゲンのチェロで行われ、大好評を博した。一方、この初演で演奏された楽譜はフィッツェンハーゲンが無断で改訂したものであった。改訂内容は、変奏曲の順番を変えたり、一部の変奏をカットしたりするなど、チャイコフスキーの意志に反した大胆なものであった。ただ、この改訂版で有名になってしまったため、こんにちでもフィッツェンハーゲンによる改訂版が演奏され続けている。 作品は、序奏とロココの主題による7つの変奏からなる。ロココの主題はイ長調のドミナントから始まる美しい旋律で、チャイコフスキーの効果的なオーケストレーションとチェロの技巧を同時に楽しめる完成度の高い作品に仕上がっている。楽器編成は、チャイコフスキーとしてはかなり小規模で、協奏曲の性質が強い。


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