ベートーヴェン：「カカドゥ変奏曲」ト長調 作品121a （スコア付き）
ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン： ヴェンツェル・ミュラーのリート「私は仕立屋カカドゥ」によるピアノ三重奏のための変奏曲 ト長調 作品121a （スコア付き） 作曲年代：1803年 （1816年改訂） ヴァイオリン：ピンカス・ズーカーマン チェロ：ジャクリーヌ・デュ・プレ ピアノ：ダニエル・バレンボイム
0:00 序奏 Adagio assai 6:10 主題 Allegretto 6:52 第1変奏 7:32 第2変奏 8:16 第3変奏 9:05 第4変奏 9:48 第5変奏 10:33 第6変奏 11:12 第7変奏 12:13 第8変奏 12:55 第9変奏 Adagio espressivo 15:15 第10変奏 Presto 17:06 コーダ Allegretto
《「カカドゥ変奏曲」ト長調 作品121a》が最初に着手されたのはベートーヴェン初期の1803年と考えられています。その後しばらく放置され、1816年になって大幅に改訂が加えられています。出版は1824年までなされませんでした。 主題は、当時流行していたヴェンツェル・ミュラーの歌劇《プラハの姉妹》からとられています。ベートーヴェン後期に改訂されたことから、円熟した作曲技法を感じ取ることができ、15:49からのフーガは《交響曲第9番ニ短調》の第4楽章の"Alla marcia"部分からニ長調トゥッティへの移行部を彷彿とさせます。