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ドヴォルザーク:チェコ組曲 作品39 B 93 (スコア付き)

2024-04-25 06:30:48 | 音楽雑感&関連サイト

ドヴォルザーク:チェコ組曲 作品39 B 93 (スコア付き)

アントニン・ドヴォルザーク: チェコ組曲 作品39 B 93 (スコア付き) 作曲年代:1879年4月 (?) 指揮:アンタル・ドラティ 管弦楽:デトロイト交響楽団

00:00 第1曲 Preludium (Pastorale): Allegro moderato (ニ長調) 03:19 第2曲 Polka: Allegretto grazioso (ニ短調) 08:49 第3曲 Sousedská (Minuet): Allegro giusto (変ロ長調) 13:15 第4曲 Romance: Andante con moto (ト長調) 18:36 第5曲 Finale (Furiant): Presto (ニ短調)

《弦楽のためのセレナーデホ長調 作品22 B 52》や《管楽のためのセレナーデニ短調 作品44 B 77》に続く作品として、アントニン・ドヴォルザークはチェコ民謡を取り入れた小規模な管弦楽のためのセレナーデを計画していた。作曲の過程で『セレナーデ』という呼称はふさわしくなくなり、初演を計画する中で『チェコ組曲』というタイトルに決定した。曲は1879年4月には完成し、1879年5月16日にプラハで初演された。 タイトルの通り、チェコの民族舞踊の様式を積極的に取り入れた作品で、《スラヴ舞曲集》などとともにドヴォルザークの代表的な管弦楽作品として頻繁に演奏される。 第1曲はイ音の持続音に牧歌的なメロディーが乗る簡素なつくりの前奏曲である。第2曲以降を紹介するような性質を持つ。第2曲はチェコの民族舞踊「ポルカ」の様式を取り入れており、メランコリックなニ短調の部分とリズミカルなヘ長調の部分が交替する。ニ長調の中間部をもつ複合三部形式である。第3曲もチェコの民族舞踊「ソウセツカー」の様式を用いており、5曲のうちでも極めて民族的である。 第4曲は叙情的な夜想曲風のロマンスで、弦楽器の伴奏にフルートやオーボエの息の長い旋律が様々な楽器で歌い継がれる。第5曲はトランペットとティンパニが追加され、活気に満ちたボヘミアの民族舞曲「フリアント」によって組曲が締めくくられる。長短の転調が目まぐるしく行われるが、最終的にはニ短調で終止する。


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