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新・授業で役立つ指導の技術-67-

2024-05-19 05:15:52 | 全員参加型授業の指導技術
《 提示したものに反応しよう 》
 
これもとても有効な授業の約束のひとつである。
 
教師が線分図を貼ると
 
「長い線と短い線がある」「赤い線と青い線がある」など
 
教師が製鉄所の航空写真を貼ると
 
「広い」「海に囲まれている」「全体に赤黒っぽい」など
 
これらをつぶやく
 
その効果は児童生徒にとって
 
1 集中する

2 (特に苦手な子にとって)周りの声から情報が得られる

3 気づく習慣ができる

 4 声を出すことで、発言しやすくなる。
 
4は意外に重要だ。
カラオケでは、1回歌うと次々に歌いたくなるものだ。
発言も同じ。
全体に活発になる。
 
教師にとっては、
1 授業展開に必要な発言を拾うことができる

2 子どもの気づき力がわかる

 3 雰囲気が明るくなる
 
ただし約束がある。
 
答えをいうのではない
 
正解が出るものは、答えをいうのはマナー違反。
見方・考え方を言わせるのである。
 
静かに見てほしい時には
 
静かに見てを一言加えるとよい。

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