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新・授業で役立つ指導の技術-39-

2024-04-21 05:15:15 | 全員参加型授業の指導技術

《 予備拍の技術 》

「声をそろえて読んでみましょう。サン、ハイ!」

授業でよく見る光景である。
しかし、この「サン、ハイ!」がうまくできない人がいる。

少し専門的な話になるが・・・

教師の仕事は、よくオーケストラの指揮者に例えられる。

指揮者の仕事の基本は、予備拍をはっきりと示して、その曲のテンポや表情を、その一瞬でオーケストラに理解させること。

では、予備拍とは?

実際にジャンケンをしながら次の言葉を言ってみてほしい。
「ジャン・ケン・ポン!」
この場合、予備拍は2拍あると言う。

あいこが続くと次のようになないか?
「あいこでしょ!…ショ!…ショ!」

この「…ショ!」の「…」が予備拍1拍。

通常、プロの指揮者は、予備拍は1拍しか振らない。この1拍前でテンポや表情が決まる。

実際に、授業の場面ではよく使われている。

例えば、「漢字を空書きしてみましょう。イチ。」
この「イチ」の前に予備拍を入れている。

体育はもちろん、いろいろな場面で使っている。

この予備拍1拍は重要な技術

意識してみてほしい。


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