9月8,9日に御茶ノ水全労連会館で開かれのべ200人余りが参加しました。
全国から地域の活動や産業ごとの取り組みが報告されました。
女性は非正規雇用が多く、年収200万以下に占める割合は44.9%です。
厚労省の統計では、年収は男性平均が520万に対し女性は366万と150万以上の格差があります。
最低賃金引き上げの取組みは女性部でも力を入れています。
イギリスでは最賃を全国一律にしたことで無駄な転職がなくなり、地方の就労者が増え、生活保護者も減り、企業からも歓迎されています。賃金の底上げは、女性や青年層の年収を引き上げます。
女性部が2011年に行ったアンケートでは深刻な人員不足が浮き彫りに。過労死ラインの残業や時給などで働く非正規にもサービス残業が蔓延。年休や妊娠出産休暇がとれず、4人に1人に流産経験があるとの結果がでました。詳細は冊子でまとまっています。
印刷からは以下の発言をしています。
・母性保護を管理者に教育する要求をあげていること。生理休暇、妊娠出産休暇、夜勤免除など制度はあるがとれない。健康を守る意味でも、取得をあげるには、管理者に教育が必要。
・女性のつどいの報告
・胆管ガンの取り組みの報告をしました。
全印総連では8月に厚労省に要望書を渡しています。
厚労省は18000事業所にアンケートを送り14000事業所から回答を得、うち7,000が危険な溶液を使っていました。
また561の事業所に抜き打ち検査したところ77%が使用していますが教育が不十分でした。
実際溶液を使うにあたってマスクや手袋の指導はされてきていません。
圧倒的に中小企業が多い印刷工場は経営者が亡くなっており、労災認定も厳しく状況です。すでに34人が亡くなっています。
救済、予防策のために今後も働きかけを行っていきます。