鉄人 須藤 將のホームページ

ホームページとして利用しています。モータージャナリスト、Webコンサルタントとしての活動をここに記載します。

ロータリーエンジンとモータースポーツ その42

2009-08-31 06:45:21 | 車・バイク
本社に帰り、報告をした。「ドライブシャフトの疲労破壊がリタイアの原因です」と話すと、「すぐに現物を取り寄せよ、材料研究部で分析させる」とのこと。現物が届いた。分析の結果熱処理、焼入れが浅く十分な耐久性が確保されていないことが判明した。早速、材料研究部の指導で来年用のドライブシャフトが製作された。 ドライブシャフト以外の各部品についてもマツダ本社のチェックが入り、来年に向けてマシーンの完成度は急速に . . . 本文を読む

RX7物語その42

2009-08-31 06:41:41 | 車・バイク
デザイン本部長の福田は、「日米の両モデルに決定的な差はない、いずれも革新に挑戦しているが、見るものに切々と伝わってくるものがない」と厳しい評価であった。 どちらの案でいくか結論が出ないまま、両案のフルサイズクレーモデルを煮詰めていくことになった。 広島本社スタジオに、チン・ウーファンデザイナーとマーク・ジョーダンデザイナーが滞在し、MRA案のフルサイズクレーモデルを開発。隣では日本案のフルサイズ . . . 本文を読む

「水素ロータリーがル・マンを制覇する日」その42

2009-08-31 06:34:00 | 車・バイク
その一方で、将来技術として水素燃料電池車の開発を行っていた。この開発を加速させる意味でも、ル・マン参戦は欠かせないものと考えていた。 主要なメンバーが揃った。 テクニカルディレクター:中村和夫 チーフデザイナー:座間健二 チーフエンジニア:斉藤豊 レース監督兼渉外担当:小林二郎 チーフメカニック: 日野栄治 ドライバー:アレクサンダー・ヴルツ H21HRの開発が、2007年1月にホンダ技術研 . . . 本文を読む

Webマーケティングその45

2009-08-31 06:33:05 | Webマーケティング
既存インフラの活用運用例を紹介する。 インターネットでウェブビジネスを始める場合に、新規投資が必要となってくる。 そうした場合に、極力既存インフラを活用して新規投資を押さえることが成功への道である。 西友の場合、生鮮食糧品や日用品をネットで注文をとり、宅配する西友ネットスーパーを始めるにあたって、倉庫や集配センターを新しく設置することなく、既存の各店舗の売り場を倉庫や集配センター代わりにして成 . . . 本文を読む

クラウド・コンピューティングその45

2009-08-31 06:30:55 | Webマーケティング
米IBMは、クラウド型のグループウエア「LotusLive Engage」を2009年4月7日に開始すると発表した。 米グーグルの「Google Apps」や米マイクロソフトの「Microsoft Online Services」に対抗するサービス「LotusLive Engage」をIBMが正式にサービスを開始したことで大手各社の争いが本格的に始まった。 LotusLive Engageは . . . 本文を読む

ロータリーエンジンとモータースポーツ その41

2009-08-30 05:57:03 | 車・バイク
4時少し前、ローリングスタートが始った。ポルシェ、ジャガーの第1集団の後に2台の757はスタートしていった。 171号(従野/寺田/片山)と170号(ケネディ/ギャルビン/デュドネ)は、順調に3分45秒から3分49秒でコンスタントにラップを重ねていく。1時間ごとの順位は、171号が22位・21位・19位・14位、170号が23位・22位・20位・12位とスタートから4時間後の午後8時には10位以内 . . . 本文を読む

RX7物語その41

2009-08-30 05:55:00 | 車・バイク
オリジナリティ溢れる魅力的なスタイリングの追求 3代目を司るFDのデザイン開発を行うにあたり、SA、FCのデザイン評価が市場で高いこともあり、キープコンセプトに流れる危険を強く懸念した小早川主査は、「人とクルマのときめきデザイン」という基本は継承しながら、デザインコンセプトは白紙に戻す決心をした。ロータリーエンジンのコンパクトさを最大限に生かした、エモーショナルで人々を魅惑する時代を超越したスタ . . . 本文を読む

「水素ロータリーがル・マンを制覇する日」その41

2009-08-30 05:53:51 | 車・バイク
ホンダ ホンダは、水素燃料電池によるル・マン参戦を考えていた。 しかし、アメリカ・ホンダの強い要望により、当面、インディーカー用のバイオ・エタノール・3.5リットル・エンジンを用いたLMP-2レーシングカーでアキュラからALMSに参戦することになった。 すでに、アキュラからALMSのLMP-2クラスで活動中のレーシングカーをベースにすれば短期間で現地で開発が可能であった。問題は、インディーカー用 . . . 本文を読む

Webマーケティングその44

2009-08-30 05:52:15 | Webマーケティング
地域密着の運用例を紹介する。 インタネットを活用してグロバルな取引を、世界を相手にウェブビジネスがうたい文句であった。しかし、物流コストや納期を考えると地域密着型の方がうまくいく場合がある。 ある掲示板で地域密着型がうまくいったということが書かれていた。 「こんにちは、東京墨田区で金属塗装をやっているコヤナギです。 今年の正月から本気でウェブサイトの活用始めて何とか結果が出ました。 仕事が獲 . . . 本文を読む

クラウド・コンピューティングその44

2009-08-30 05:50:26 | Webマーケティング
米アマゾンの子会社、Amazon Web Services(AWS)は4月2日、多数のOSインスタンスを起動して大規模分散処理を行える「Amazon Elastic MapReduce」のベータサービスを開始した。 Amazon Elastic MapReduceは、オープンソースの分散処理フレームワークApache Hadoop 0.18.3を利用したサービスで、Webブラウザベースの管理コン . . . 本文を読む

ロータリーエンジンとモータースポーツ その40

2009-08-29 05:31:24 | 車・バイク
1986年のル・マンには、マツダを代表してFISAの技術委員である藤山が参加することになっていたのだが、健康上の問題で急遽、須藤が代行することになった。 ブラッセルのモータースポーツ担当関田の案内でル・マン町に入った。田舎であるが4星のレストランのあるホテルに宿をとって、ル・マンのレース場に向かった。途中ジャコバン広場によった。 街中の教会のある丘の前に広場があった。町の中心でル・マンのレースの車 . . . 本文を読む

RX7物語その40

2009-08-29 05:30:20 | 車・バイク
1987年初めにはコンセプトが固まってきた。今度は具体的なイメージをプロジェクトメンバー一人一人に描かせるのがプロジェクトリーダーとしての小早川主査の役割である。 小早川主査は、キー・プロジェクトメンバーを「三次ドライビングスクール」の3日間のハイスピードドライビング・テクニックを学ばせた。 プロジェクトメンバーは、このスクールの体験を通じて、クルマを運転することの楽しさや難しさを改めて体験するこ . . . 本文を読む

「水素ロータリーがル・マンを制覇する日」その40

2009-08-29 05:28:43 | 車・バイク
BMW BMWは、BMW Hydrogen 7のV12気筒エンジンをベースに、ターボチャージャーを各バンクに1個装着したもので開発をスタートした。 BMWの開発陣は、水素の早期着火に悩まされていた。Hydrogen 7としては、リーンバーンにより最高出力260 psと十分に実用的な領域に追い込んだのであるが、レーシングエンジンに求められる600hp以上のハイパワーを追求し、水素を濃い目にセットす . . . 本文を読む

Webマーケティングその43

2009-08-29 05:27:11 | Webマーケティング
宮武和広氏のこだわりの運用を紹介する。 「ウェブサイトで成功をおさめるには、発想逆転を」と雨降って傘やどっと混む(http://www.kasaya.com/)心斎橋みや竹の宮武和広氏から直接うかがった話である。 宮武氏は心斎橋みや竹の4代目である。心斎橋みや竹店は大阪のみなみの心斎橋の商店街の中心部で丁度アーケッドの切れ目(雨よけがないから傘屋の立地には最適)に位置し、一雨1,000本の傘を . . . 本文を読む

クラウド・コンピューティングその43

2009-08-29 05:25:25 | Webマーケティング
クラウド・インテグレターとして最初に行うことは、クライアント企業のヒアリングであるが、これが最も大切な作業です。 ヒアリングを行うにあたっては、事前にクライアント企業について記述されているあらゆる資料を入手し、十分に研究をしておく。 事前にヒアリングすべき項目をまとめたシートを作成しておくのであるが、ヒアリングを実施するにあたっては、ヒアリングシートにとらわれることなく、相手(クライアント企業の経営者)の話を聞くことが何よりも重要です。最初は、硬さをほぐしたり、信頼関係を確立するために、世間話から入るのが良いでしょう。いきなり核心を突く話に入っても、なかなか本当のことは聞けません。 なんでもない日常の話から、相手のものの考え方やクライアント企業の問題点が分かるものです。 時間をかけて、聞き役に徹しながら少しづつ核心的な話にもって行き、本音を聞きだしますます。このあたりのスキルや人間性が非常に要求されます。 人間的な信頼関係を確立して、相手の心を開かせるのがミソです。 この作業を、管理職、中間管理職まで行います。 ヒアリング結果を、KJ法で整理し、SWOT分析をして報告書にまとめます。そこから仮説を設定しながら第1次の提案をまとまてクライアント企業の経営者と話をして、意見を求めます。 納得が行かない点があれば、さらにヒアリングして精度を上げます。 大筋、納得が行くようになったら、具体的な経営指標や数値を基にさらに精度をを上げ、戦略にまとめます。その場合に、バランス・スコアーカードの手法でまとめ、戦術展開を行います。この際に、37の戦略・戦術の基本的要素やITC戦略策定ポイントにしたがってまとめます。 戦略・戦術がまとまったところで第2次の提案を行い、クライアント企業の経営者や管理職とその内容を十分に吟味する。 何回か検討を重ね、内容をブラシュアップする。 ほぼ煮詰まったところで、クライアント企業の経営会議に図り、オーソライズを得る。 . . . 本文を読む