1986年のル・マンには、マツダを代表してFISAの技術委員である藤山が参加することになっていたのだが、健康上の問題で急遽、須藤が代行することになった。
ブラッセルのモータースポーツ担当関田の案内でル・マン町に入った。田舎であるが4星のレストランのあるホテルに宿をとって、ル・マンのレース場に向かった。途中ジャコバン広場によった。
街中の教会のある丘の前に広場があった。町の中心でル・マンのレースの車 . . . 本文を読む
1987年初めにはコンセプトが固まってきた。今度は具体的なイメージをプロジェクトメンバー一人一人に描かせるのがプロジェクトリーダーとしての小早川主査の役割である。
小早川主査は、キー・プロジェクトメンバーを「三次ドライビングスクール」の3日間のハイスピードドライビング・テクニックを学ばせた。
プロジェクトメンバーは、このスクールの体験を通じて、クルマを運転することの楽しさや難しさを改めて体験するこ . . . 本文を読む
BMW
BMWは、BMW Hydrogen 7のV12気筒エンジンをベースに、ターボチャージャーを各バンクに1個装着したもので開発をスタートした。
BMWの開発陣は、水素の早期着火に悩まされていた。Hydrogen 7としては、リーンバーンにより最高出力260 psと十分に実用的な領域に追い込んだのであるが、レーシングエンジンに求められる600hp以上のハイパワーを追求し、水素を濃い目にセットす . . . 本文を読む
宮武和広氏のこだわりの運用を紹介する。
「ウェブサイトで成功をおさめるには、発想逆転を」と雨降って傘やどっと混む(http://www.kasaya.com/)心斎橋みや竹の宮武和広氏から直接うかがった話である。
宮武氏は心斎橋みや竹の4代目である。心斎橋みや竹店は大阪のみなみの心斎橋の商店街の中心部で丁度アーケッドの切れ目(雨よけがないから傘屋の立地には最適)に位置し、一雨1,000本の傘を . . . 本文を読む
クラウド・インテグレターとして最初に行うことは、クライアント企業のヒアリングであるが、これが最も大切な作業です。
ヒアリングを行うにあたっては、事前にクライアント企業について記述されているあらゆる資料を入手し、十分に研究をしておく。
事前にヒアリングすべき項目をまとめたシートを作成しておくのであるが、ヒアリングを実施するにあたっては、ヒアリングシートにとらわれることなく、相手(クライアント企業の経営者)の話を聞くことが何よりも重要です。最初は、硬さをほぐしたり、信頼関係を確立するために、世間話から入るのが良いでしょう。いきなり核心を突く話に入っても、なかなか本当のことは聞けません。
なんでもない日常の話から、相手のものの考え方やクライアント企業の問題点が分かるものです。
時間をかけて、聞き役に徹しながら少しづつ核心的な話にもって行き、本音を聞きだしますます。このあたりのスキルや人間性が非常に要求されます。
人間的な信頼関係を確立して、相手の心を開かせるのがミソです。
この作業を、管理職、中間管理職まで行います。
ヒアリング結果を、KJ法で整理し、SWOT分析をして報告書にまとめます。そこから仮説を設定しながら第1次の提案をまとまてクライアント企業の経営者と話をして、意見を求めます。
納得が行かない点があれば、さらにヒアリングして精度を上げます。
大筋、納得が行くようになったら、具体的な経営指標や数値を基にさらに精度をを上げ、戦略にまとめます。その場合に、バランス・スコアーカードの手法でまとめ、戦術展開を行います。この際に、37の戦略・戦術の基本的要素やITC戦略策定ポイントにしたがってまとめます。
戦略・戦術がまとまったところで第2次の提案を行い、クライアント企業の経営者や管理職とその内容を十分に吟味する。
何回か検討を重ね、内容をブラシュアップする。
ほぼ煮詰まったところで、クライアント企業の経営会議に図り、オーソライズを得る。
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