マツダスピードチームは、1982年のル・マン用に新しい254 i RX-7シルエット・フォーミュラを開発した。空力特性がさらに向上し、風洞でCd=0.35を達成し,ユーノーディアで277km/hをマークできる実力になった。搭載する13Bエンジンは、広島本社から供給すると共に松浦もチーフ・エンジニアとしてル・マンに出かけることになった。松浦は、予選ではパワーのある燃料噴射の13Bエンジンを使用、本番 . . . 本文を読む
∞IIバージョンでは、さらに走りのチューニングを目指した。
アクセルペダルの踏み込みに対するダイレクトな加速感を生み出す目的で、ターボチャージャーのブースと圧があがりにくい低速ゾーンでの瞬発力を確保するために、ファイナルギアレシオをより低速の4.300を採用することをパワトレーン開発が提案。
試乗会が開催されたが、ダイレクトな加速感にはもう一歩であった。発進時に、パワープラントがわずかにねじれ、 . . . 本文を読む
ジョンニール・クロスノフは、第1から第4までのテーマを勘案しながら、マツダ797のデザイン作業を、上月円夏をアシスタントにして行なった。
ローラのシャシーをベースにデザインを進めたが、モノコックのツイン・チューブの水素燃料タンクをオリジナルで設計しなければならないことから、全体を一からオリジナルで設計することになった。材質はカーボン・ファイバーとした。特に、水素燃料タンクを形作るツイン・チューブ部 . . . 本文を読む
ユーザーニーズを把握するために、従来よく用いられたのが既存の販売ルートを通したマーケットリサーチであるが、そうしたリサーチは必ずしも消費者の生の声を反映しているとは限らない。
ウェブサイトを活用し、消費者に商品開発部員になった感覚で参加してもらって成功しているのが栗山米菓(新潟県)である。
米菓市場はおよそ2300億円、ここ数年の生産額は、少子化、ファーストフードの台頭による影響を受け低下傾向に . . . 本文を読む
ITCは、マーケティング・ミックスをサポートするシステムである。
トップマネジメントから期待されるITC効果は、ほとんどが売上高への貢献である。しかし、ITCはマーケティング・ミックスをサポートするシステムであり、その主な機能は効率化である。
ITC活動の結果として売上げの増加を求めるのであれば、商品・サービスのマーケティング・ミックスが適切に整備されていることが必要であり、その前提である。
. . . 本文を読む