レンズの向こうに・・・・。

きままな写真ブログです。ホッとする写真、懐かしい写真、ニコッとする写真、感動する写真、そんな写真が撮れたら楽しいですね。

Vol.1058 赤塚公園の二輪草 (Photo No.7282)

2011年05月01日 17時08分00秒 | VR70-300mm F4.5-5.6G
今年も赤塚公園の二輪草の群生がたくさん花を咲かせました。二輪草は
山の斜面の木陰でひっそりと咲く、あまり目立たない花ですが、必ず
ひとつの茎から仲良く二つの花を咲かせ、その姿は、まるで恋人同士の
ようにも見えて、女性を中心にとても人気のある花です。でも時々ひとつ
の茎から三つの花が咲いていることもあり、花の世界にも三角関係がある
のだと、微笑ましく思える花でもありました。この写真は2週間前の写真
ですが、もしかしたらまだ咲いているかも知れませんので、時間のある方は
板橋区の高島平から歩いていける都立赤塚公園に行って見てください。

【撮影日】2011/04/17 14:31:03.70
Nikon D80 レンズ:VR 70-300mm F/4.5-5.6G
焦点距離:300mm F/5.6 1/320秒

今日の東京は、朝からどんよりとした曇り空で、今にも雨が降りそうな
そんな天気です。風が強く、ちょっと肌寒い感じさえします。
昨日の無理がたたってか、朝起きると扁桃腺が腫れていて、ちょっと
熱もあるようです。だいたい10kgもあるカメラ機材を抱えながら20kmも
急に歩くから、いけないんですね。疲れが出て風邪をひいたのでしょう。
今日は安静にしておきましょう。

昨日、水元公園を散歩していたら、たくさんの釣り人が池のほとりに
小さな竿を出してのんびりと釣りをしていました。私も近くのベンチに
座り、カメラ機材を下ろして休息を取っていたら、その釣り人達の中の
年配の男性二人がこんな会話をしているのが聞こえてきました。

「あと何年、こうして釣りができるかね?。年を取ってもずっと
 好きな事ができるなんて、ありがたい事だな。」
「そうだな、健康でいられるのが一番だな。」
「この前、○○の△△ちゃんが死んだだろ?。葬式の時は病気だって
 聞いていたけど、実は自殺なんだってさ。」
「えっ、そうだったの?。」
「オレも驚いてさ、どうも仕事が定年になったら、△△ちゃんって
 趣味がなかっただろ、それで気が抜けたようで、ここ数年はあまり
 外にも 出ないで家の中に閉じこもりみたいになったようだよ。」
「そうだったんだ。最近、たまの飲み会にも顔を出さなかったからな。
 たまには釣りにでも誘えばよかったな。前はときどきやってたもんな。
 残された奥さんも大変だな。」
「それがさぁ、あんまり夫婦仲が良くなかったんだってさ。それで
 むしろ塞ぎがちのダンナが亡くなった事で、奥さんもスッキリして
 いるっていう話だよ。」

と、こんな会話でした。まだまだ老後は先だと思っていましたが、この
年配の二人の会話が頭に残り、カミさんや友達のありがたさや、趣味を
持つ事の大事さを痛感したわけです。私がいろいろな場所に撮影に行くと
必ず年配の方達のグループが、男女仲良く楽しそうにしているのをよく
見かけます。私も年を取ったら、そんな人生を送りたいと思いました。
老後は、明るく、楽しく、元気よく、ですね。


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