Vol.982 京浜工業地帯の風景 (Photo No.6738)

羽田空港の第四滑走路を見に行こうとして、川崎の海側の
先端にある浮島まで、自転車に乗ってサイクリングです。
途中にある京浜工業地帯には、日曜日でも工場が稼働して
いる所があって、その工場内の巨大な煙突からはモクモクと
煙が吹き上げていました。煙といっても正確には水蒸気なん
でしょうが、ものすごく迫力がありますね。工場地帯の夜景
写真は、時々カメラ雑誌等にも載っていますが、とても奇麗
で、不思議な魅力がありますよね。工場地帯の風景というの
は、昭和生まれの人間にとっては、どうしても高度経済成長
のシンボル的な風景に見えてしまいます。小学校の頃は、今
の体育館みたいな講堂で、窓に暗幕を引いて、8mmの映写機で
ドキュメンタリー映画みたいなものを先生に見せてもらい
ました。工場地帯の風景が、よくその時の映画の中に出て
いたと思います。こんな風景には懐かしさがあります。

【撮影日】2011/01/23 13:45:10.29
Nikon D300 レンズ：VR 70-300mm F/4.5-5.6G
焦点距離：280mm F/5.6 1/5000秒

寒い日が続く東京です。いよいよ明日から2月ですね。風は
少々冷たいのですが、これからは最高気温が12℃～13℃の
比較的暖かい日が続くようです。例年だとこの時期、東京
でも交通機関がマヒするような大雪が降るのですが、今の所
大雪になるような気配はありません。今年はこのまま春になる
のでしょうかね。
先週の日経新聞の夕刊にシリーズで出ていた登山家の実川欣伸
（じつかわよしのぶ、67歳）さんの記事は感動しましたね。
恐らく、富士山に登った回数は日本一だと言われている人で
始めて登ったのが42歳で、67歳になった昨年までで、通算の
登頂回数はなんと1011回。2008年の登頂回数は248回、2009年は
203回、昨年は205回というように、60歳を過ぎてから、自分
の時間が持てるようになった途端に回数が増えているのが、まさ
に驚異的です。さらに驚きなのは、75日間連続で1日2回登頂、54
時間不眠で8回登頂など、とても人間とは思えないぐらい超人的な
記録ももっています。ちなみに実川さんの体脂肪率は0.0だそうです。
世界7大陸の最高峰へはエベレスト以外はすべて制覇もしています。
もうただ驚くばかりです。すごい人がいるものですね。興味が
ある方は「実川欣伸　日経新聞」で検索して見てください。