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アルセロール・ミタル、増益見込む/中国企業 トップ30 華為技術…日経新聞10月31日6面より

2011年10月31日 11時51分56秒 | 日記
ミタルCEO

鉄鋼世界最大手、アルセロール・ミタル(ルクセンブルク)のラクシュミ・ミタル最高経営責任者(CEO、61)が、資源権益の拡大に向け積極的な買収戦略に乗り出している。11月3日に発表する2011年7~9月期決算は、資源高の追い風を受け増益を確保しそう。鉄鋼再編への意欲も失っていない。

10月下旬、ミタルは米石炭大手のピーボディー・エナジーとともに豪石炭中堅資源権益拡大へ買収加速のマッカーサー・コールの過半数の株式を取得した。買収総額は約48億豪ドル(約3900億円)。

中国勢などとの買収合戦を勝ち抜いた。今年に入ってカナダの鉱山開発大手を6億ドル(約450億円)で買収。西アフリカのリベリアでも鉄鉱石の採掘に乗り出した。ブラジルのヴァーレなど資源大手による市場の寡占化にくさびを打つためだ。

3月、タイ鉄鋼2位のGスチールを買収した。「私はいつも業界再編が必要だと思っている」とミタルCEO。新日本製鉄と住友金属工業が合併に向けて基本契約を結ぶなど競争相手が追い上げを図る中、次の機会を探っているはずだ。(フランクフルト=下田英一郎)

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中国企業 トップ30 華為技術 総合IT企業に飛躍
情報システムや携帯端末 顧客層広げる

的確な情報開示を
〈記者の目〉華為の1~6月期の業績発表は利益について「営業利益が124億元に達した」と記しただけだった。前年同期は利益額の開示がなく増減が不明。

同社は「上場会社ではなく、すべては開示しない」と回答した。10年通期の営業利益額の半分に届かず、減益の可能性を指摘する声が上がった。華為は顧客が一般企業や消費者に広がったことを受けて情報開示を強化中。だが、明確な基準を欠いたり、いいとこどりだったりしては効果は乏しい。(広州=桑原健)

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