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文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

岩波文庫版に日本の満州進出に理があると書かれた箇所がないことを発見、

2021年02月24日 04時30分55秒 | 全般

以下は2017年4月18日に掲載した章である。
今朝、3年前の8月まで朝日新聞を購読していた友人が言っていた事を、産経新聞が社会面に大きく掲載していた記事は実証していた。
昨日逝去した渡部昇一氏の評伝である。
題字以外の文中強調と*~*は私。
勇気ある知の巨人
渡部昇一さん死去 戦後論壇に風穴
評伝
本紙正論メンバーで論壇の重鎮として活躍した渡部昇一さんが17日、86歳で亡くなった。 
人権教や平等教といった“宗教”に支配されていた戦後日本の言論空間に、あっけらかんと風穴を開けた真に勇気ある言論人だった。
いまでこそ渡部さんの言論は多くの日本人に共感を与えているが、かつて左翼・リベラル陣営がメディアを支配していた時代、ここにはとても書けないような罵詈雑言を浴びた。
*友人は、この時代の朝日新聞の記事を読んでいたのだろう。*
渡部さんは、反論の価値がないと判断すれば平然と受け流し、その価値あると判断すれば堂々と論陣を張った。 
もっとも有名な“事件”は「神聖喜劇」で知られる作家、大西巨人さんとの論争だろう。
週刊誌で、自分の遺伝子が原因で遺伝子疾患を持った子供が生まれる可能性のあることを知る者は、子供をつくるのをあきらめるべきではないか、という趣旨のコラムを書いた渡部さんは「ナチスの優生思想」の持ち主という侮辱的な罵声を浴びた。 
批判者は《「既に」生まれた生命は神の意志であり、その生命の尊さは、常人と変わらない、というのが私の生命観である》と渡部さんが同じコラムの中で書いているにもかかわらず、その部分を完全に無視して世論をあおったのだ。 
大ベストセラーとなった「知的生活の方法」も懐かしい。
蒸し暑い日本の夏に知的活動をするうえで、エアコンが、いかに威力があるかを語り、従来の精神論を軽々と超え、若者よ、知的生活のためにエアコンを買えとはっぱをかけた。 
また、英国の中国学者で少年皇帝溥儀の家庭教師を務めていたレジナルド・F・ジョンストンが書いた「紫禁城の黄昏」を読み直し、岩波文庫版に日本の満州進出に理があると書かれた箇所がないことを発見、祥伝社から完訳版を刊行したことも忘れられない。
繰り返す。勇気ある知の巨人だった。        
(桑原聡)      
かけがえのない存在
ジャーナリストの櫻井よしこさんの話
非常に博識で、歴史問題や東京裁判などあらゆるテーマについて精通しておられた。日本の国柄について、優しい語り口で解説することができる、かけがえのない存在です。今、日本はとても大事なところに立っていて、渡部先生に先頭に立って日本のあるべき姿を論じていただけたら、どんなに力になったかと思うと本当に残念です

      


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