以下は、ラフの原稿である。
大阪湾遊覧船サンタマリア号の第一便は午前11時発である。
晴れだったけれど、pm2.5に襲来されていた7/5,海遊館・大阪港撮影のために乗船したのも、この便だった。
この時は、9:30過ぎに家を出たから、十分な余裕をもって現地に到着、乗船前に、スタバで珈琲を飲んだり、周囲の撮影をしたりしていた。
昨日は、10:10過ぎに家を出たから、間に合わない事を覚悟していたのだったが、奇跡的に、乗船出来た。
地下鉄大阪港駅から海遊館=サンタマリア号発着場所までは、歩いても直ぐである事すら知らなかった私たちは、今回もタクシーに乗車。
結果的には、これで奇跡的に間に合ったのだが。
前回は、家で、昼食を摂る事にしていたから、下船して、そのまま帰宅した。
今回は、フードコートエリアを散策して、良ければ現地で昼食に。
帰宅して食事にしようかと思いだしていた頃、混雑していないエリアを発見。
歩いてゆくと、カレーの自由軒を発見。
ここで昼食を摂る事とした。
昼食後、帰途もタクシーで駅まで。
ここで初めて駅までは歩いても直ぐである事と、道すがらには、ラーメン店等が連なっている事を知った。
7/5も、地下鉄は、万博に向かう人たちで、本町駅から人の流れが続いていた。
7/5も、昨日も、昼前後に大阪港駅から市内に向かう人たちの数は、まばらで、帰りの車内は、快適そのものだった。
昨日は、その快適な車内の中で、写真集の背景に流す音楽として、浮かんだ来た曲があった。
私が、連夜、北新地の行きつけの店で、ピアノ伴奏で、定期的に歌っていた曲:映画「狂った果実」の主題歌である。
親友は、この映画が石原慎太郎のデビュー作であると教えてくれたから、私は、「その時に、北原まきこ、と知り合って結婚に至ったわけだな」と返答した。
さて、帰宅してYoutubeで上記の曲を聴いてみたのだが映像とは合わなかったからボツにした。
NHKBS1で、映画「ラストサムライ」が放映されていた。
親友は、初めて観る、と言って、熱心に観ていた。
私は、何度か観ているから、バックに流す音楽の選定作業をしていた。
先日、「波」の連想で、武満徹の「波の盆」を、ダウンロードしていたから、それを聴いていた。
ラストサムライの場面と音楽がシンクロして、猶更、良いと思った。
時間も写真集の長さとほぼ同じだったから、即、採用し発信した。
さて、昨日、就寝前の事である。
何気に、「波の盆」をオンラインで検索した私は、衝撃的な記事に遭遇した。
前文省略
武満徹の娘・真樹によると、『波の盆』を作曲する前にベルトルッチ監督の映画『1900年』を武満は何度も見ており、その音楽の影響が強く残っている。真樹が『1900年』の音楽のパクリじゃないかと言ったところ、武満はものすごく腹を立てたという。
…「第8章 天秤の棹の長い人」『谷川俊太郎が聞く武満徹の素顔』谷川俊太郎・武満真樹、小学館、2006年11月20日、308頁。ISBN 4-09-387657-6。
私は、一瞬、ベルトルッチを、ベリーニと混同したので「?」と思い、「武満徹」「1900年」と「ベルトルッチ」を検索してみた。
「武満徹」の人生は、私とは全く違う意味で、順風満帆の正反対であるだけではなく、黛敏郎etcや、小澤征爾、ショスタコービッチ等の名前が出てくるから、就寝時刻が大幅に遅れてしまった。
2014年8月まで朝日新聞、週刊朝日、アエラを定期購読し精読していた私には、武満徹の名前は大江健三郎と一体に記憶されていた。
だが、私は武満徹の音楽を聴きたいと思ったことは全くなかったと言っても過言ではない。
今でも聴きたいと思った事はない。
昨夜、初めて読んだ武満徹(ウィキペディア)の中に、彼が65歳で死んだ時、葬儀で、映画音楽制作を請け負っていた黛敏郎が助手として武満徹を使っていた時、武満が作曲した曲を何度も歌った等の記事があったから、検索してみた。
皆、初見の曲である。
そんなこんなで、就寝時刻が大幅に過ぎてしまった。
為に、昨日よりも絶好の撮影日和であるにも拘わらず、私は、こうして書いているのである。
ここでは、結論を先に書く。
私が、昨日、写真集のバックに入れた武満徹の「波の盆」について、娘の真樹さんの言が正鵠を射ている事は、誰でも聴けば分かる事実である。
閑話休題。
ベルトルッチ監督の映画『1900年』を武満は何度も見ており…当時、「波の盆」を制作した日本テレビの関係者の誰一人として、この映画を観ていなかったとしたら、彼らは、番組制作者としての資格があるのだろうかと私は思う。
先日、何故かYoutubeにローザンヌ国際バレエコンクール2025の映像が出て来た。
ここでも、特に、日本の女性たちの活躍は目覚ましかっただけではなく、私は、若い時分に、マイヤ・プリセツカヤの「瀕死の白鳥」を視聴した時の衝撃が蘇った。
バレエに対する感性が蘇ったのである。
昨夜、就寝時刻に、上記の検索を開始した理由は、連日、エビアン女子プロ選手権をwowowで観ていたからである。
私は、最終日に、竹田麗央が爆発するはずと期待していた。
これらの事については後日に。
私は、今、彼女たちの全てが、紫式部、清少納言の末裔に見えている。
否、私の、彼女たちに対する所見は、正鵠を射ていると確信している。