アサヒグループホールディングスはオーストラリアの飲料3位、ピー・アンド・エヌ・ビバレッジズ・オーストラリア(P&N)のミネラルウオーターと果汁飲料事業を買収することで、同社と合意した。
取得額は約170億円。昨年8月にアサヒが表明したP&N全体の買収案に豪独占禁止当局が反対したため計画を練り直していた。
4日にも発表する。アサヒは2009年に豪飲料2位シュウェップス・オーストラリアを買収している。今回買収する事業と連携させて経営を効率化する。豪州の清涼飲料市場でアサヒのシェアは19%から24%に上昇。アジア・オセアニア地域を軸にした成長戦略が前進する。
豪独占禁止当局の競争消費者委員会(ACCC)は今春、アサヒがP&N全体を買収すると炭酸飲料と濃縮飲料の市場シェアが大きく上昇し、飲料首位のコカ・コーラグループとの寡占化か進むと反対意見を示した。アサヒは炭酸・濃縮飲料を分離した新たな買収案で理解を得る考えだ。
アサヒは7月1日に純粋持ち株会社に移行。12年までの2年でM&A(合併・買収)に最大4000億円を投じ、海外事業の拡大を軸に成長する構想だ。今回が持ち株会社として初のM&Aとなる。豪州の清涼飲料市場は約4500億円とみられ、人口の増加に伴い安定して伸びている。
取得額は約170億円。昨年8月にアサヒが表明したP&N全体の買収案に豪独占禁止当局が反対したため計画を練り直していた。
4日にも発表する。アサヒは2009年に豪飲料2位シュウェップス・オーストラリアを買収している。今回買収する事業と連携させて経営を効率化する。豪州の清涼飲料市場でアサヒのシェアは19%から24%に上昇。アジア・オセアニア地域を軸にした成長戦略が前進する。
豪独占禁止当局の競争消費者委員会(ACCC)は今春、アサヒがP&N全体を買収すると炭酸飲料と濃縮飲料の市場シェアが大きく上昇し、飲料首位のコカ・コーラグループとの寡占化か進むと反対意見を示した。アサヒは炭酸・濃縮飲料を分離した新たな買収案で理解を得る考えだ。
アサヒは7月1日に純粋持ち株会社に移行。12年までの2年でM&A(合併・買収)に最大4000億円を投じ、海外事業の拡大を軸に成長する構想だ。今回が持ち株会社として初のM&Aとなる。豪州の清涼飲料市場は約4500億円とみられ、人口の増加に伴い安定して伸びている。