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文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

だいたい日本は、糞尿に塗れる貧しい朝鮮に砲弾など見舞っていない。逆に学校を建て、鉄道を敷き、電気を灯してやった。

2024年01月11日 21時58分35秒 | 全般

以下は2023/12/15に出版された高山正之の最新刊「変見自在 安倍晋三を葬ったのは誰か」からである。
本書は、週刊新潮の名物コラムを製本化したシリーズの最新刊だが、原文を推敲して一層読みやすくなっている。
私は、この1冊だけでも、彼こそがノーベル文学賞に値する作家であると断言する。
日本国民のみならず世界中の人たちが必読である。

陛下まで貶める嘘を並べる非人道新聞
イスラム研究家、飯山陽の啖呵は歯切れがいい。 
信仰とテロを結びつける昨今のイスラムを「いい宗教だ」と持ち上げる日本人学者どもを『イスラム教再考』で存分に叩いている。 
こっちはホメイニ師のテヘランにいた。
酒も女もダメはしょうがない我慢しても、初潮がきたらさっさと結婚させ、不倫したら石で打ち殺すなど理解を越える。 
石田純一を持ち出すのもなんだけれど、不倫だって立派な文化だ。 
何より許せないのが「殉教すれば金髪碧眼の処女72人が天国でお前を待っている」とか言って、アラブ世界に自爆特攻を流行らせたことだ。 
信仰心をテロに転用するイスラム坊主の姿から目を逸らす学者を許せないのはよく分かる。 
そんな彼女が今度は朝日新聞を両断した。 
ウクライナに侵攻したロシアは「かつて中国朝鮮を侵した日本とそっくり」と論じた部分だ。 
彼女は言う。
悪いのはロシアだ。
今のウクライナが明日の日本かもしれないときに「論点をすり替え、日本批判に転じようとする」。 
民が惨たらしく殺される衝撃を利用して「自己のイデオロギーがさも正しいかのように主張するのは人道にもとる行為だ」
(産経新聞コラム(新聞に喝!)。 
だいたい日本は、糞尿に塗れる貧しい朝鮮に砲弾など見舞っていない。
逆に学校を建て、鉄道を敷き、電気を灯してやった。 
中国も然りだ。
蒋介石と中共は黄河を決壊させ、長沙の街に火を放った。 
黄河では30万人が溺死した。
日本軍は決壊箇所を修復し、大小舟艇を出して溺れる民を救った。 
村々を襲って破壊し、略奪するロシアはむしろ蒋介石軍とそっくりだ。
白を黒と報道するのはまさに非人道的と言っていい。 
彼女にもう一つ読んでほしいのが沖縄返還50周年の朝日の社説だ。 
執筆は根本清樹だと思うが、まず手垢のついた「沖縄は捨て石」の嘘で始まる。 
捨て石ならだれが特攻機を出すか。
だれがあの戦艦大和を片道燃料で発進させるか。
それには答えず、さらに昭和天皇の「琉球の軍事占領の継続を望む」という昭和22年9月のお言葉を持ち出してくる。 
「ほら見ろ、天皇だって沖縄を率先して見捨てているじゃないか」と。 
尤もらしい。
しかし歴史を見れば、お言葉の意味は全く逆だ。 
マッカーサーは早々に「沖縄を含む北緯30度以南の島々は日本の行政圈から離され、米国の行政権下に入れる」と布告した。 
トルーマンはそれをさらに推し進め、グアム、ハワイと同じに「恒久的に米国領とする」(昭和23年10月)大統領令を出した。 
太平洋戦略拠点として米国はペリー以来、沖縄に執着してきた。
それを知る陛下は「沖縄の米国領編入」に心を痛められた。 
しかし御身はただの象徴にされ、権限もない。
でもせめて領有でなく「沖縄を占領地のまま」とすることを願った。 
それならいつかは日本に戻ってくる。
それがこの「占領の継続」というお言葉の意味だ。 
それを故意に悪意に取ったのが鬼籍に入った半藤一利だ。
彼は天皇とマッカーサーの会談で「沖縄をくれてやるから米軍基地を本土からみな持っていけと言った」とまことしやかに書いてきた。                                        何の証拠もない、検証もない半藤の妄想を朝日の論説委員が利用して書いたのがこの社説だ。 
社説には高等弁務官ポール・キャラウェイが征服王の気分で「沖縄の自治など神話だ」と言ったとある。
それも嘘だ。
彼は沖縄をハワイやグアムより魅力的にしたいとカネと技術と援助を惜しみなく投入した。 
人々は目を輝かせ、街に活気がみなぎるかと思ったが、何も起こらなかった。
なぜなら民はみな身内を殺された恨みを持つ。
米国に心から肯(がえ)んじる気もない。
加えて沖縄の顔役は多く華僑の血が入って意地汚い。
米国からの資金はボス連中が懐に入れ、抗生物質など先端医薬品は本土に横流しされていた。
「自治は神話」はそんな沖縄人への愛想尽かしの言葉だ。 
陛下まで貶める嘘を並べる。
彼女でなくとも啖呵の一つも切りたくなる。                                 
(2022年6月2日号)


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