文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

スウェーデン…日本に比べて、刑事犯罪全体の発生率は17倍、レイプは20倍以上、強盗は7倍

2021年05月01日 10時02分33秒 | 全般

発売中の月刊誌WiLLとHanadaには本物の論文、論説が満載されている。それでいて価格は950円(消費税込み)である。
有数の読書家である友人は「本ほど安いものは無い」が口癖だが、両誌は、それが全く正しい事を実証している。
日本国民全員は今すぐに最寄りの書店に購読に向かわなければならない。
両誌に満載されている本物の論説、論文は日本人のみならず世界中の人たちが必読である。
私は世界中の人たちには本欄で出来るだけ知らしめて来た。
米国と共に文明のターンテーブルが回っている国である日本。米国と並んで後170年世界をリードして行かなければならない国である日本。
その日本で、世界最高の論文が日夜発表されているのは当然の事である。
その論文群が、本欄が登場する2010年7月以前までは、世界に全く発信されていなかった。
それが、今日の不安定で極めて危険な世界を作っているのである。
7年前の8月まで私が知らなかった事の一つが東大や京大を卒業した人間達の中に自虐史観の塊で左翼小児病患者達が沢山いる事である。
彼らは日本の国力を減衰させ、結果として中国の悪に加担して来た最も愚劣な人間達である。
何故、彼らの様な人間達が量産されて来たのか?彼らの大半は中流から上の裕福な家庭の子供だろう。
両親ともに高学歴で朝日新聞の購読世代、家の茶の間ではNHKが流れている。
彼らは子供の時から東大や京大に進学するためのコースだけを歩んでいる。
小さい時から塾に通っていた人間達が大半だろう。
私の様に様々な遊びに興じ夏には川や海で泳ぎ倒した。つまり幼馴染たちと遊び倒した。そのような人間は殆どいないはずである。
本章では京大で学んだに相応しい本物の学者(動物行動学研究家)である竹内久美子さんの論文を日本国民と世界中の人達に知らしめる。
7年前の8月まで朝日新聞を購読していた私は彼女の存在すら知らなかった。実に酷い話である。
私が彼女に大いなる敬意を持っている事は既述の通り。
*~*は私。
「長生き」が差別になる 
世界経済フォーラムが国別に男女格差を数値化した「ジェンダーギャップ指数2021」が発表され、日本は120位でした。
世界156ヵ国の中で120番目に男女平等が進んでない国ということを受け、朝日新聞(4月1日付)は1、3、7、33面で大特集を組み、政府批判を展開しました。
*朝日新聞と言うのは、一体、どこまで愚劣なんだろうか。朝日新聞をチェックする目的以外で購読している人達、彼らの論説を信じている人達は恥を知らなければならない*
上位5ヵ国は上からアイスランド、フィンランド、ノルウェー、ニュージーランド、スウェーデン。
ニュージーランド以外は、「福祉国家」を主張する北欧の国ばかりです。
ランキングの順位は政治参画・経済参画・教育・健康と生存率という4つの分野で決まりますが、毎回驚きあきれ、まだやっているのかと思うのは最後の項目。
出生時の男女比と健康寿命の男女比です。
生物学では出生時に男のほうが女よりもやや多く生まれ、女性の方が男性より健康寿命が長いことはあたり前ですが、それすらも男女格差だというのです。
出生時に男が女よりもやや多いのは、生物学的に男の方が生涯にわたって死にやすく、繁殖年齢に達した頃に男女比が一対一になるように少し多めに生まれてくるという意味があるからです。
女性が長生きである要因は主に3つあり、1つは男性ホルモンの代表格であるテストステロンに免疫力を抑制する作用があり、男の方が病気全般に弱く、癌などの病気が発生しやすいこと。
2つ目は性染色体が、女性は「XX」、男性は「XY」ですが、「X」上に免疫に関する重要な遺伝子がたくさんあり、「X」が二つある女性は片方の「X」の免疫に関する遺伝子に変異が起きてダメになっても、もう片方にある該当する遺伝子で補うことができるから。
3つ目は女性ホルモンのエストロゲンに血管を柔らかくする作用があるため、心筋梗塞などになりにくいことや、同じくエストロゲンに神経細胞や心筋細胞など、再生しにくい細胞の死を抑制する働きがあることです。
ところがリベラルはこういった生物学的事実を無視し、寿命ギャップを是正しようしている。
狂気の沙汰としか思えません。
ジェンダーギャップの統計については数値だけで判断すると本質を見誤ることがあります。
スウェーデンの例を見ると、国会議員に女性が占める割合は約40‰ですが、自然に女性議員が増えたのではなく「クオータ制」と呼ばれる割り当て制度によって、女性枠を設けているのです。
こうしてスウェーデンは女性の社会進出を進めました。ところがスウェーデンでは、その弊害が起こっています。
スウェーデンの国内事情に詳しい武田龍夫氏の『福祉国家の闘い スウェーデンからの教訓』(中公新書)によると、1950~60年代のスウェーデンは夕クシーに忘れた財布がきちんと昃ってくるような安全な国だったのが、80年代末からの経済停滞で次第に犯罪が増えるようになり、90年代末のデータによれば同時期の日本に比べて、刑事犯罪全体の発生率は17倍、レイプは20倍以上、強盗は7倍と信じられないような数字を記録したのです。
犯罪が増えた原因が女性にあると、アメリカの学者などは指摘しています。
現代のスウェーデン女性は、もともとのスウェーデン人が持っている「個人主義」や「合理主義」に加え、「平等主義」を叩き込まれたため、独立の願望が強くなり情緒的に荒れ、女性の解放や地位の向上を「夫婦愛」よりも大切にするようになった。
男性は優しさや家庭的な温もりを本能的に求めますから、男女の関係がうまくいかずに人間不信と孤独の渦に巻き込まれて犯罪が増える。
こうしてみると男女平等の福祉国家の実態は、数値的には平等を謳っていても実態はすさんでおり、決して豊かな社会ではないことがわかります。
平等には実質的平等(結果が平等)や形式的平等(機会が平等)、法の下の平等などがありますが、リベラルが求めるのは実質的平等。
結果だけに注目してしまうと物事の本質を見失ってしまいます。
ところがリベラルは目的と手段が入れ替わり、正しいと思ったことを何でもやってしまうので困ったものです。
この稿続く。


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