日本の公安関係者から“北朝鮮の核ミサイル開発を支えてきたスパイ集団”とまで見做される科協に所属していること、両親とも朝鮮総連の活動家で少なくとも母親は朝鮮総連べったりで日本社会に批判的であること、卞准教授も朝鮮学校育ちで恐らく幼い頃は日本人とはあまり交流が無かったことを考え合わせれば、北朝鮮との強い繋がりがあるのは当然だろう。
更に、こんな事実がある。「卞は、特例財団法人“金萬有科学振興会”(現在の『成和記念財団』)から、1997年度と1999年度の2度に亘り、専門の原子炉物理関連の研究論文で、研究奨励金を其々70万円受け取っています」(『アジア調査機構』の加藤健代表)。
この財団は、東京都内で病院を経営していた在日朝鮮人の金萬有医師が、在日の研究者の研究助成を目的に1977年に設立した。
金医師は、1986年に22億円の資金を投じ、平壌に病院を設立する等、北との関係が深い。
尚、徐錫洪・徐判道・李栄篤も、過去に同財団の助成を受けている。
だが、北との関係はそれだけではなかったのだ。
この稿続く。