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検証 福島第一原発の注水と対応 今朝の朝日3面から。

2011年05月11日 11時07分09秒 | 日記
3月12日海水注入 真水尽きて46分 切り替え進まず爆発

黒字化は芥川。
 
東日本大震災が起きた直後、福島第一原発では、炉心の損傷を防ぐために原子炉圧力容器内の燃料を冷却することが喫緊の課題となった。そのためには大量の水を継続的に注入する必要がある。事態が切迫していた1号機では、本格的な注水が始まっだのは12日夜の海水注入からだった。このタイミングが遅かっだのではないかと、国会の議論などで焦点になっている。
 
1号機では、12日午後2時50分ごろ、炉心を冷やすために続けてきた原子炉圧力容器への真水の注入が終了した。使える真水は底をついていた。この段階で東電は、海水注入への切り替えの準備を急いでいたという。清水正孝社長は参院予算委員会の参考人質疑で「淡水注入が停止した午後2時50分には海水注入を指示していた」と述べた。ところが午後3時36分、1号機で水素爆発が起きた。
 
一方、海江田万里経済産業相も海水注入の議論を始めていたという。参院予算委の質疑で「(真水の終了後)ずっと議論し、度重なる指示をやった」と述べた。
 
爆発の約2時間半後の午後6時ごろ、海江田経産相は保安院を通じて東電に1号機への海水注入命令を出した。しかし爆発直後で設備に障害があり、注入設備はすぐには起動しなかった。やっと注水が始められたのは午後7時4分だった。
 
海江田氏によると、その後「20分ぐらい注入試験をし、再度重ねて総理から本格的な注水をやれと午後8時5分に命令した」。午後8時20分に注水が再開された。この間、海水注入は約1時間中断された。
 
宮崎慶次・大阪大名誉教授 (原子炉工学)は「燃料が損傷するのを防ぐため、早め早めに、かつ切れ目なく注水しなければならない。真水がないのなら海水でもやむを得ない。ただ、すでに水素爆発が起きた後であれば、1時間程度中断したといっても、その後への影響はそれはどなかっだのではないか」と話す。

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