文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

家康殿。うむ。実は今夜は♪On A Night Like This♪Bob Dylan と言う気分だったのじゃ。

2011年01月21日 20時42分07秒 | 日記

うむ。そもそも今日は辛い仕事があったのじゃが、その前に内田さんの或る記事に大して、ちょっと中途な文章を書いてのぉ。やっぱり芥川が、「第二章」、に繋がるものを書く時はブログでは無理じゃなと思ったこともあったのじゃ。そしてそのまま辛い仕事の時間を迎えてのぉ。他人の苦労は我が苦労みたいな妙なことがあってのぉ。うむ。そのまま帰社時間を迎えたのじゃ。うむ。自分の魂の一部をどこかに置き忘れたままのような気分…フランスの素晴らしい詩人が寄宿舎で叩き起こされて魂をベッドに置き忘れたまま出て行く若者の哀しみを歌った詩のような感じじゃった。うむ。それでのぉ。うむ。件の女御が素晴らしい御馳走を作ってくれたのじょやが、それでも魂の一部はまだ戻って来てくれなかったのじゃが。うむ。そこでテレビで映画でも観るかと思ったのじゃがロクなものをやっていなかったから。そんなもんじゃろ、日本のテレビと言うのは。テレビ内臓のHDDに永久保存してあるものを観ようと。なんじゃ、お主は録画機とやらは持っていないのか。うむ。それで「ダスティン・ホフマン自己を語る」を観ようかと。うむ。じゃが、これではないな。うむ。やりばのないストレスとはそういうもじゃ。芥川殿はウィキペディアでわしはストレスに襲われると血が滲むほど爪を齧るのが癖だったと知ったじゃろう。わしが天下を統一するまでは日本は古代からずっと権謀術策だらけの国じゃったからのぉ。隙あらば人の寝首をかこうかという手合いだらけじゃったから、安心なぞは夢のまた夢じゃったのじゃよ。確かに。しかし人間というものはわしらの時代も現代もそう変わらぬものじゃろう。うむ。だから、わしはお主の真髄が分かり、お主は、わしの真髄が分かったのじゃよ。うむ。お主が今年の冬を京都の万両を誰よりも愛したこと、それゆえに誰よりも京都の万両から愛され、終にわしらの出会いに繋がったのも、わしらには共通のものがあったからじゃ。うむ。わしは天下を統一して、戦の日々に永久にピリオドを打ちたかった。御意。そのことは言わばわしの使命のようなものじゃった。うむ。わしらだけが知っている、お主の使命と実は全く同じことを成さねばならなかったのじゃ。御意。だから、わしらは出会ったのじゃよ。うむ。

 

 

12月30日、南禅寺・金地院の万両。


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