文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

依存高まる海底資源開発計画支障も 中国原油増産に暗雲…日経新聞8月19日7面より

2011年08月19日 10時59分41秒 | 日記
最大級の渤海流出止まらず

【楽亭(中国河北省)=多部田俊輔】
中国北部の潮海にある国内最大級の海底油田で原油流出が止まらない。事故発生から2ヵ月余りが経過したが、汚染海域は東京都の2・5倍の面積まで広がり、漁業などへの被害額は13億元(約155億円)以上に達した。

中国政府は5年間で海底油田の原油・天然ガス生産量を2倍に増やす計画だが、事故の解決に手間取ればこうしたエネルギー政策全体に影響する恐れもある。

6月4日に原油流出事故を起こしたのは、中国国有石油大手の中国海洋石油総公司(CNOOC)が51%、米石油大手コノコフィリップスが49%の権益を持つ海底油田「蓬莱19-3」。

採掘のために油田に注水する際、圧力をかけ過ぎたことで海底の岩盤から原油が流出したとされる。
当初は原油生産を継続しながら、流出地点を巨大なフタで覆うことで押さえ込もうとしたが失敗。現在は原油生産を中止し、流出を止めることに専念している。

ただ、8月になっても新たに流出場所が見つかるなど、押さえ込みにはほど遠い状況だ。中国の海洋資源を監督・管理する国家海洋局はコノコに対し、8月末までに流出を止めるよう求めた。

実際の採掘作業を担当しているコノコによると、これまでに確認した原油などの流出量は約3200バレル。2010年のメキシコ湾での原油流出事故(490万バレル)に比べると桁違いに少ないものの、汚染された海洋面積は東京都の2・5倍に相当する5500平方キロに達した。

今回の事故について、中国政府は1ヵ月も隠蔽し、7月になって初めて事実を公表した。渤海に近い韓国は政府が中国側の情報開示の悪さに抗議したほか、中国産の海産物の安全検査を強化しているという。

今回の事故は、CNOOCを推進役とする中国の海底油田の開発計画に影響を及ぼす可能性もある。CNOOCによると、10年の中国の海底油田の原油・天然ガス生産量は原油換算で約5千万トン。中国の生産全体の2割弱を占める。

中国は経済成長に伴ってエネルギー需要が急増し、09年には原油の海外依存度が50%を初めて突破。11年1~5月には55%まで高まっており、中国政府は国内での油田・ガス田開発をてこ入れする。

ただ、陸上では大慶油田(黒竜江省)などで枯渇の恐れがある。新疆ウイグル自治区など内陸部での油田開発も難航しており、10年に生産が始まった新規油田の8割は海底油田だった。

そこで、CNOOCは中国政府の後押しを受けて15年までに海底油田の開発に最大3千億元を投じ、生産量を2倍の1億トンまで増やす方針だ。

5年以内に深さ3干メートル程度の深海でも開発に乗り出すが、今回の事故の深さは30メートル。技術力のある英BPでさえ、メキシコ湾の深海油田の事故で甚大な被害を防げなかっただけに、CNOOCの対応力には疑問が残る。

中国海洋学会の王詩成常務理事は「環境への影響防止を保証できないなら、拙速な油田開発はやめるべきだ」と指摘する。
今回の事故をきっかけに国内の海底油田の開発が遅れれば、中国は海外での資源の獲得を加速せざるを得ない。

事故の行方は将来の世界の原油相場にも影響しかねない。

脱レアアース開発加速 中国依存を軽減…日経新聞8月19日1面より

2011年08月19日 10時52分37秒 | 日記
車向けなどハイテク素材 パナソニックや日立

ハイテク製品に欠かせない希少金属のレアアース(希土類)の使用を抑える技術開発が加速してきた。
パナソニックは省エネ・長寿命型蛍光灯の光源に使う量を減らすことに成功。日立製作所も微小磁石向けの代替材料を開発した。

世界のレアアースの供給は中国が約9割を握る。中国側の出荷規制で、1年で価格が10倍以上になった希少金属もある。日本の各社は 「脱レアアース」技術の実用化を急ぎ、調達難やコスト増を招く「中国リスク」の回避を目指す。

パナソニックは三菱化学、産業技術総合研究所などと共同で、高性能蛍光灯に使うレアアースのユーロピウムとテルビウムを減らしても従来通り光らせる技術を開発。

性能を落とさずに使用量を2割削減した。2011年度中に5割、13年度までに約8割低減する。発光ダイオード(LED)や薄型ディスプレーにも応用できる。

日立製作所の日立ケンブリッジ研究所、英大などは、ジスプロシウムを使った微小磁石と同等の性能をほかの合成材料で実現する手法を開発した。基礎研究段階だが「レアアースフリー(不使用)」に見通しをつけた。

トヨタ自動車やTDKなどは、ハイブリッド車のモーターなどに組み込む磁石で、ジスプロシウムを約4割減らす。日本のレアアース輸入量は10年で2万8千トン。

中国が昨秋にレアアースの輸出許可枠を減らすと国際的に需給が逼迫し、調達リスクが表面化した。オーストラリアや米国で鉱山を採掘する動きもあるが、調達先に育つには数年はかかる。

中国が「外交カード」としてレアアース戦略を練るなかで、日本も国を挙げてリサイクルや備蓄に取り組む。中でも使用量の節約は実効性があるとみられている。

車燃費24%改善義務 経産・国交省原案…日経新聞8月19日1面より

2011年08月19日 10時43分30秒 | 日記
20年度までに メーカー全車種平均
世界最高水準 競争力強化狙う


経済産業省と国土交通省が2012年度をメドに導入する新たな自動車燃費基準の原案が18日、判明した。燃費水準は20年度までに09年度実績比24・1%の改善を義務付ける。

同時に、メーカーごとに全車種の平均値を基準に燃費を規制する制度に変更する。各社が得意の車種で燃費改善を進めれば、基準をクリアできるようにする。世界最高水準の燃費規制を掲げながら、メーカーの創意工夫を生かせるようにし、自動車産業全体の競争力強化につなげる狙いだ。
      
両省が19日にも原案を公表し、パブリックコメント(国民からの意見)を募集して最終案を固める。世界貿易機関(WTO)などと調整し、早ければ来年春から実施する。

新たな燃費基準では、ガソリン車で09年度に平均で1リットルあたり16・3キロメートル走行できたのに対し、20年度は20・3キロメートル(推計)走れるようにする。15年度を目標とする現行の基準と比べると新基準は19・6%改善させることになる。

原案によると新制度では、特定の重量区分で基準を達成できなくても、企業ごとに販売した自動車の燃費の平均値が基準を満たせば合格となる。現行の規制は乗用車を車両の重量に応じて16段階に分けて燃費基準を設定していて、メーカーはそれぞれの区分で燃費基準を満たす必要がある。

しかし、新規制は販売台数に応じた加重平均で算出するため、売れ筋の車種で燃費を改善すれば基準を満たしやすくなる。
また電気自動車やプラグインハイブリッド車は外部の電源を活用するので規制の対象外だが、「プリウス」などのハイブリッド車は規制対象にしている。

燃費効率の良いハイブリッド車を多く生産・販売しているメーカーはその分、基準を達成しやすくなる。
新規制には一層の温暖化対策を進め、併せてメーカー各社の技術開発を促す狙いもある。自動車メーカーにとっては、燃費を改善する車種を戦略的に選ぶインセンティブも働く。

得意とする車種に経営資源を集中させれば、技術革新にもつながりやすい。原油価格上昇などを背景に低燃費車の人気は世界的に高まっており、国内メーカーが生産する自動車の燃費が改善すれば、国際競争力強化につながる。

燃費基準を企業や業界ごとの平均値で設ける制度は、米国や欧州連合(EU)がすでに採用している。
日本の燃費規制は1999年に導入した。省エネ法に基づいていて、基準を達成しないと罰金を科される場合もある。

温暖化ガス排出量の削減が急務になる中で、運輸部門の対策を進めるなどの観点から政府は規制を強化してきた。

大機小機 検証なき増税論…日経新聞8月19日15面より

2011年08月19日 10時29分15秒 | 日記

政権末期になって、次の総理候補の政策が注目されるようになった。
特に今回の争点として「増税」の議論がある。
有力候補といわれる政治家が増税を主張し、これを援護射撃するかの如く、政府から増税を正当化する報告が一気に公表されている。

問題なのは、求心力がない政権末期下で十分な検証を伴わぬまま、重要な政府報告が「駆け込み」了承されていることだ。
検証すべき論点は多いが、ここでは社会保障・税一体改革に関する2つの点を指摘しておこう。
第一は、試算のバイアスだ。
社会保障のコストを負担するため、数年内に消費税率を5%引き上げることが当然のシナリオのように語られている。
その根拠が、政府与党の社会保障・税一体改革成案(6月30日)だ。
年金・医療・介護という高齢者3経費を賄うため、2015年度には約13兆円(消費税5%弱相当)の税収が不足するという試算が示されている。
だがそこで想定された11~15年の消費税収の伸びは年率1%強だ。
政府は実質2%、名目3%の成長を目指すのではなかったのか。
もしそうなら、この税収の伸びは低すぎる。
増税の必要性を見せ、一定の引き上げ幅を確保するため“増税バイアス”かかった試算を示したことになる。

第二に、社会保障費の抑制のために実際どうするのかを論じていない。
高額所得者への支出制限や支給年齢の引き上げなど、大幅にコストカットをすることは可能だ。
8月12日、内閣府の経済財政の中長期試算で「成長戦略シナリオ」と「慎重シナリオ」が示されたが、慎重シナリオ(実質・名目成長率とも1%台)に基づいてのみ社会保障・税一体改革と財政健全化が試算されている。

その結果、消費税率を5%上げても、20年に基礎的財政赤字をゼロにするのは困難であることが示されている。
消費税率5%引き上げを支持する総理候補は「経済は成長しない」「社会保障費は削減しない」「それでも赤字が続くので将来さらに増税する」という3点を認めているに他ならない。
ここ数力月、総理の居座りのみが政治の関心になり、実のある政策論議が消えてしまった。
結果、今後の日本経済を規定する重要な増税方針を決める基本部分が、検証されないまま了承されている。
増税を支持するにしてもしないにしても、このような政策論議の空洞化を軌道修正することが先だ。  
(夢風)


米、次代にらみパイプ作り…日経新聞8月19日3面より

2011年08月19日 10時18分34秒 | 日記
異例の6日滞在、5回会談 懸案で正面衝突避ける

米国はバイデン副大統領の訪問をきっかけに、中国の次の指導部とのパイプづくりを急ぐ。一国への外遊では異例の長さといえる6日間の滞在中、習近平国家副主席と同席する機会は5回に上る。胡錦濤国家主席の後継者との信頼関係を築くとともに、公式の発言が少ない習氏の思想や信条を探るのが狙いだ。

「国務でお忙しいのによく来られた」。人民大会堂で習氏が丁重に出迎えると、バイデン氏は「あなたと会うことこそ我々の国務です」と呼吸を合わせた。

バイデン氏は直後に予定する訪日の2倍に当たる6日間も中国に滞在。21日夜は習氏と四川省成都の地元レストランでノーネクタイ」による夕食も企画する。

初日の会談後、米政府高官は「思った以上に習氏が米中関係を重視していることが分かり安心した」と述べた。議題は北朝鮮、イラン、パキスタンなどの安全保障から経済まで拡大。途中から自由討議となり、習氏は「メモ無しで応対し、議論を楽しんでいるようだった」という。

一方、冒頭でバイデン氏の発言が終わる前に外国人記者団が護衛に排除されて小競り合いになるなど中国当局の神経質な対応も目立った。

ナンバー2の相互派遣は1月の胡主席の訪米で決まった。11月には20力国・地域(G20)首脳会議(サミッ上、アジア太平洋経済協力会議(APEC)、東アジアサミットの3つの国際会議に合わせて首脳級の個別会談が控える。米中は首脳の緊密な対話で冷戦
型の対立を避ける考えだ。

キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は今週、訪問先のオーストラリアで「米外交の最重要課題の一つは、中東からアジア太平洋への移行だ」と強調した。

今回の訪中は米外交の重心をアジアに移す一環でもある。今月には初の中国系であるロック駐中大使が着任。これも中国とのパイプを太くする思いを込めた人事だ。

(北京=森安健)

米中関係、国際格下げが影…日経新聞8月19日3面より

2011年08月19日 10時11分40秒 | 日記
中国 ドル不安拡大懸念  米国 購入継続を要望か
「ナンバー2」会談


【北京=高橋哲史】
18日の習近平・中国国家副主席とバイデン米副大統領の会談は5日の米国債の格下げ後、米中の首脳級が接触する初めての機会となった。

世界最大の米国債の保有国である中国と、巨額の財政赤字に苦しむ米国。米国発の信用不安に市場が揺れる新たな事態は双方にとって頭の痛い問題になっている。(1面参照)

人民元に触れず 

両氏は18日の会談で、最近の市場の混乱について「世界の二大経済体としてマクロ政策協調を強化する責任がある」などの認識で一致した。国営新華社通信が配信した発表文は「両国関係の深化」を前面に出す半面、「米国債」や「人民元」には触れなかった。

オバマ政権の支持率が低落傾向をたどり米国ではあまり関心が盛り上がらないバイデン氏の訪中に関して、中国メディアは「米国債の格下げ問題が最大の焦点」と繰り返し報じた。

中国の対米政策に影響力を持つ中国人民大学国際関係学院の金燦栄副院長は国営中央テレビで「米国は中国が米国債の格下げに怒っていないか心配しており(今回の訪中で)中国側の協力を取り付けたい考えだ」と述べ、バイデン氏が米国債の購入継続を求めるとの見通しを明らかにした。

中国がいら立つ理由はある。格下げは保有する巨額の米国債の価値の下落を招きかねない。新華社の論説記事は「最大の債権者として、中国はドル資産の安全を保障するよう米国に要求するあらゆる権利を持つ」と主張。

対応策として真っ先に軍事費の削減を迫った。
中国が日本を抜いて世界最大の米国債の保有国になったのは金融危機直後の2008年9月末。

ドルの信認が下がるなかで米国債を買い増した背景には、米国に貸し借りの関係をつくる政治的な配慮もささやかれる。対米協力不満も 米国を助けるかのような姿勢に中国の世論は敏感だ。

インターネット上には「金があるなら米国でなく国民のために使え」 「米国債をなぜ売らないのか理解できない」といった政府批判の書き込みが相次ぐ。ハイテン氏と19日以降に会談する胡錦濤国家主席や温家宝首相が苦言を呈さなければ、国民の不満に火が付きかねない。

一方で来年の米大統領選を控え、ハイテン氏も弱腰は見せられない。胡主席らとの会談では人民元の問題を取り上げる構えだ。しかし、中国政府は8月に入って明らかに元相場の上昇ペースを上げる。

こうした「実績」でかわそうとする中国に対し、元切り上げを迫る米国の戦略には手詰まりの印象が濃い。
元相場の上昇加速は米国にとって痛しかゆしの面もある。元高の容認は、元を売ってドルを買う市場介入を減らすことを意味する。

こうした中国のドル買い需要の縮小は、米国債離れにつながる恐れもある。
中国はドルに偏った外貨準備の運用先を多様化しており、米国債の保有額は10年10月をピークに頭打ちの傾向を示す。


備忘録③…8月19日。

2011年08月19日 07時42分13秒 | 日記

「愚か者について」
愚か者とは何ぞや。
愚か者とは常に己の事だけを知りたい、己の事だけを知ろうとするだけの者である。
自分の生活だけを良くしたい、自分の身の回りだけを良くしたい、自分だけは良い物を着たい、飲みたい、なんという愚かな者か、己だけを見つめて何が分かるか。
世界からどんどん遠くなるばかりだ。
愚か者が為すべき勉強もせず、己と言う名のエゴイズムをまき散らし、数々の嘘、数々の悪、人を騙し、詐欺師や山師として振舞う。
だから、世も末だと言う様な事になるのである。

愚か者が勉強をしなければ、どうにもならないのである。
PCをいじるのは得意だからと、断片的で、不確かな情報、…ありとあらゆる嘘や、偽善、欺瞞や悪が、飛び交っている世界で、瞬間湯沸かし器の様な、感情と言うガラクタから出てきたにすぎない情報を鵜呑みにしたり。
或いは、この世界を、とことん利用して大儲けを為している者が、偉人だ等と、考えられらない錯覚をして。
言わば、アジアのindececyに、まっしぐら。
金さへ稼げればそれで良いのだと、嘘と偽善と言う悪の中で、ただ、ふてぶてしさだけを肥大させて。

嘘すらも、道義の様に、取りつくろう事が、すっかり習わしに成ったほどに、大災害すらも、全て、己の為に、利用する浅ましさ。
が、そんなあさましさは、見せぬつもりでも、全て露呈していた事にも気付かず、これらの代表選手である管直人や孫正義は、裸の王様を演じ続けるのだろう。
ただの馬鹿者が、賢しらそうな顔と、面の皮だけは厚くした歳月と、
自分が住む国を米国に売り渡すことまでして作り上げた大財産を利用して、200人か何人か国会議員と言う名の政治屋たちと、同様に35道府県知事や7つの政令都市の市長たちまで、たぶらかして。
たぶらかされた者達が、私の論を読んで、自分達も政治屋に過ぎなかったのだと自省するなら、まだ救いはあるが。
或る者は、日本全国津々浦々で、毎日の様に、人を殺める。
愚か者には愚か者しか見えない。
それが、正に、「一流は一流を知る」、の反対の言葉なのだ。  

そうしてこの愚か者たちが、この世に最悪と、悪しきストレスをまき散らすのだ。
悪と言う名の。
一流は、悪しきストレスは相手には与えない。
それをこそ真の一流というのだ。
嘘だと思う者は、あなたの周りに居る、あなたが、この人こそ一流と思う人の事を思い浮かべてみよ。 
あなたは、あなたの周りに居る人間に数限りなくストレスを与えて生きてきただろう。
身内であれ何であれ、自分の不平不満だけを述べ続けて、相手を非難し相手を責めて、そうして生きて来ただろう、皆の衆よ。

そういう自分とは全く正反対の、空の様に広く、海の様に深い眼差しと、心と、頭脳を持った人間が何人か居ただろう。
あなたの、これまでの人生の中で。

その人達が君にストレスを与えたか、君を助ける事はあっても 君をストレスのどん底に突き落とすような事をしたか、よく考えてみるがいい。

その事が分かれば人生は何かという事が君にも分かる。
例え、どんなに君が愚か者であったとしても、その時はじめて救いが来るだろう。

その事が分からなければ、あなたに永遠に救いは訪れない。
自分の穴の中を死ぬまで這いずり回りたまえ。



備忘録② 8月19日。

2011年08月19日 07時37分38秒 | 日記
痴性とは何か、痴性とは己探し、自分探し…etc. 己の事だけを考える事を痴性という。

しからば知性とは何か、知性とは己を知る事にあらず、対象を知る事、相手を知る事、自分の生きるフィールドを知る事、自分の生きるフィールドの風景の全てを知る事。

砂の色から、空の青から海の青に至るまで。

それが知性というものである。


備忘録。8月19日。

2011年08月19日 07時34分32秒 | 日記

先般、NHKの教育テレビで、私の読者ならご存知の、私がハワイで出会った一生の親友であるミセスVさんの故郷に違いない場所の映像を流していた。

南仏の街に、16世紀に建てられた、地方総督の家を、父親が買い取った。
息子は、その場所で、パリでの生活に終止符を打って、レストラン&ペンションを経営しているのだと。

名前はブノアさん。

嗚呼!
私は、25年前に、この映像を見たかった。
なんという素晴らしい生活だろうか。
願わくば、私もこのようにして人生を送りたかったからだ。 
エイメン。

ブノアさんの住む村は「バラの村」という冠がつくのであった。

ブノアさんの奥さんは、私の一生の親友であるミセスVに面立ちがそっくりである。
つまり、ミセスVは、この地方一帯出身の人に間違いがない訳だ。