五島列島 島暮らし

横浜から五島列島福江島に移住し、11年目に入りました。 
現地の暮し・趣味・出来事を発信します。

ヤドカリのケンカ

2008年02月15日 | 熱帯魚

ヤドカリを何匹か飼っている話しを書きましたが、ヤドカリって
かなり面白い生き物です。


ヤドカリのケンカはどのようにするか知っていますか?
・・・・・・
”向き合ってハサミでケンカする”は不正解。

正解は、”貝をぶつける”のです。

向き合っていざこざが起きても、すぐにどちらかが貝に引っ込むか

方向を変えてそれぞれ離れてしまいます。
ケンカの舞台はたいてい夜中

静かな家の中で”カチン!カチン!”と何かがぶつかる音がします。

これは力の強い方が弱い方の貝に自分の貝をぶつけるのです。

原因は、相手の貝殻目当て。 そう引越し先を狙っているのです。

良さそうな貝を見つけ、誰もいなかったら自分のものになりますが、

自然界の磯ではなかなか空き家はありません。

自分も磯で貝を拾うと、大抵なかにはヤドカリが入っています。

水槽の中も事情は同じ、我が家(貝)が狭くなるとよりよい家(貝)を求めます。

でも、ケンカを売られた方も必死です。 飛び出しても代わりの家が

ありません。  なので、片方のハサミを蓋にして、しっかり引きこもり

相手があきらめるのを待ちます。

このようなバイオレンス事態を避けるため、私は定期的に貝を

食べた後の貝殻やお店で売っている綺麗な貝殻を水槽に補充しています。

すると、翌朝には何匹か新しい貝に引越しをしています。

ヤドカリも綺麗な貝を見ると引越したくなるのでしょうか?

でもおかしいことに、2,3日経つと元の家に戻ってしまうことも多々あります。

引越してみたが、やはり自分に合わない・・・人間臭いやつらです。

★貝殻を引越しする瞬間を見たことありますか?
私は2度見たことがあります。
手順は以下のとおり。

 1.新しい貝を見つける
 2.貝の周りを入念に調べる
 3.貝の入り口が自分の体に合うか、両ハサミを使って測量する。
    この姿がとても人間臭くて楽しいです。
 4.そして、スポッと自分の貝殻から体を引き抜き、あっという間に
   新しい貝に体を収めます。
   とてもカメラに収める暇がないほどの一瞬です。

小さな生き物ですが、観察すればするほど楽しいメンバーです。


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