身体の声を聞く

腰が痛い、眼がかすむ、気が重いなど、
身体からの言葉に向かい合ってみます。

自分の中の自分

2006-11-10 07:45:52 | 意識
自分があこがれるような素晴らしい人間になりたいと思う。
でも、そのためには自分の劣った部分に気づく必要があります。
瞑想とかで内観して、その部分にスポットを当てると
自分の一番深いところで、傷ついて
情けなく膝を抱えてうなだれている自分がいるのに気づきます。
それを見ると、思わず涙が出てしまい、
この情けない奴をなんとか救ってあげたい。
立派に育ってほしいと思う。
「自己愛」から離れて、「人を思い」「民族を思い」「世界を思い」
「宇宙を思う」神のような存在に近づいていってもらいたい。
自分自身に対して、まるで親が子を思うような
気持ちになってくるのです。それが菩提心。

でも、自分の奥底のもう一人の自分が
そこまで成長する前に、みんな力尽きて
寿命を終えてしまうのがこの世なのです。
わかってはいても「自己愛」は捨てられない。
全てのものを平等に見られる「菩提心」によって
人も自分も、この世界全体が変わっていくはずなのですけど。

瞑想の本にこのような内容の事が書かれれていました。
確かに私の中にも膝を抱えてすねている奴がいるのでしょう。