全く興味がないものに対して

 

 

「自分はそれに全く興味がない」と表明するのは、賢明な行動とは言い難い。

 

というのも、それが全く悪意なき事実であったとしても、ニュアンスとしては「拒絶」だと受け止められがちだからだ。

 

ただ、興味があるフリをするのはこちらが疲れるし、相手も大抵気を遣われていることに気付くので、結局lose-loseなのには変わらない。

 

とするなら、「それについては全く知らないので、どんなものか、またどのようにして興味を持ったのか教えてほしい」という体で相手に話してもらうのが上策だろう。

 

それを通じてこちらは、「自分の興味のない対象に、他者はどのような理由で興味を持っているのか」という知見を得ることができるし、またそれを通じて対象の人となりを知るよすがにもなるからだ。

 

相手については、知識ゼロベースを前提に自分の好きなものを語れるということで、その人の好きな話ができる。

 

このようにして、win-winな状態を作り上げることが可能となる。