2020年はキズナアイしか知らないところから様々なVtuberを急速に知っていく1年でもあったが、そんな年末にとんでもない大物新人が出現した。その名も「鬼灯わらべ」。犬山たまきの「母」である佃煮のりおの運営する「のりプロ」で最近デビューした2期生である。
ビジュアルやら設定を見た感じとして、竜胆尊(or百鬼あやめ)+潤羽るしあ的なキャラかと思っていたし、実際言い回しとかは年季を感じる一方で幼いビジュアルであるため、ギャップで引き付けるタイプなのは間違いない。
しかし・・・この「おばあちゃん」の最大の魅力はそこではなく、ほんわかしたボイスでコロコロよく笑うところではないかと思う。それこそが、年季の入った話し方をただのキャラ設定ではなく、無理のない抱擁感のあるものにしており(よって人懐っこい印象も与える)、まず聞いていて非常に安心する。加えて本人も言っているように話し好きでもあり、スピーディーに色々な話に脱線しながら広げていくこともできるから、緩急もあって飽きない。
しかも、好きなものが「相撲観戦」(幕下から観戦するガチ勢のやうだ)という設定上いかにもなものがあるのに対し、バトルロワイヤルやムカデ人間2と完全に真逆に位置しそうなものも好むときている。そして極めつけは作り込まれたスタイリッシュなOPを始めとする技術力を持ち、かつゲームも結構やり込んでいるという話だ。
もうこの設定と話し方だけで「勝ち確」とも思えるような魅力を持った新人さんなのだけど、それ以外にも幅広く対応できるスキルがある上に、それが様々なものとのギャップも生んでいて一体どこのフィリップ・コク―(古い)かと言いたくなるようなマルチタレントぶりだ。
まだゲーム配信は見れていないし、犬山たまき以外とのコラボは明日以降解禁とのことで可能性は未知数な部分も多いが、「バラエティ枠」たる彼女は「アイドル枠」の一期生より幅広い活動ができると思われるので、その魅力を存分に発揮もしやすいだろうし、その場合とんでもない伸びを示すのではないだろうかと大いに期待している次第である(その知識や人間性からしても、人から慕われそうだし、人脈を広げやすいのではないかな)。
聞くところによるとオーディションとかではなく友人紹介による発掘らしいが、本人の魅力を最大限に生かすこのキャラクター設定を準備した時点で、佃煮のりおのプロデュース力は相当なものと言えるだろう。そしてゲームについても結構詳しいということで、今までスタンドアローンな存在で正直「キープ」されていただけの感があった(コラボ条件からしても実際そうだろうけど)熊谷タクマが、いよいよばあちゃん=鬼灯わらべとのコラボなどを通じゲーマーズ枠としてそのスキルを発揮し、「のりプロ」の拡大に貢献していくという未来像も見えてきた。その意味でこの大型新人は、彼女自身がすばらしい魅力を持っていることはもちろんのこと、「のりプロ」の未来にも大きな可能性を開いていく存在として期待されているのではないかと思う次第である。
まあそんな感じで新しいVtuberの紹介からのりプロの未来なんて話まで広げてみたが、一つだけ確実なのは、マジでばあちゃんに恋した5秒後であるムックは、ボイスが発売されたら速攻予約する、ということであろう・・・ばあちゃんいっぱいちゅき(●´ω`●)
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