上五島の南東部(例の雑地図でいう②の領域)、若松島を攻略するためその奥地へと向かう。
夕陽に照らされた凪のように穏やかな内海の中を一人走っていると、いよいよ今日この日も終わるのだなという不思議な感慨に襲われる。
おそらくこの先も似たような景色が広がっている・・・
と思っていたのか!
最先端の有福島までいくと、おそらく強い潮風もあるのだろうか、過酷な環境を思わせる家屋の姿が印象的だ。
禁教の時代には有福島にキリシタンのコミュニティが4つあったそうだが、それだけ(頭ヶ島など以上に)人目につかない辺境の地だったのだろう。
有福教会はそんな中に鎮座していた。
綺麗に整えられた外観よりも、少し傷んだ内装からこそ、厳しい環境を生き延びてきた信仰の息吹が聞こえるように思えた。
そしてコンクリートの壁に守られた過酷な島の生活を思いつつ、若松島への道を戻るのであった。
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